
宜志富 美香 羽地古民家かめたろうやー 代表 沖縄県名護市羽地地域生まれ。 子どもの頃から、瓦屋根の家並みや地域の人々の温かなつながりの中で育ちました。季節ごとの行事や何気ない日常の風景は、私にとって当たり前のものでした。しかし時代の流れとともに、人口減少や高齢化、空き家の増加など、地域の風景は少しずつ変化しています。 そんな中で改めて気づいたのは、「羽地には、観光ガイドには載らない宝物がたくさんある」ということでした。 地域の人が自然に交わす挨拶。 昔ながらの赤瓦の家並み。 地域の商店や共同売店。 子どもたちを見守るおじぃやおばぁの存在。 何気ない日常こそが、この地域の一番の魅力だと感じています。 私は宿を経営したかったわけではありません。 羽地を好きになってくれる人を増やしたかったのです。 地域を歩いてほしい。 地域の人と話してほしい。 地域のお店を訪ねてほしい。 そして、「また帰ってきたい」と思ってもらいたい。 そんな想いから誕生したのが「羽地古民家かめたろうやー」です。 宿を地域と人をつなぐ入口にしたい。 訪れた人が旅人としてではなく、まるで親戚の家に帰ってきたように過ごせる場所。 地域の人と訪れる人が自然につながる場所。 そして、羽地の暮らしや文化が未来へ受け継がれていく場所。 私は、この宿を通してそんな地域の未来をつくっていきたいと考えています。 「ただいま」と言いたくなる場所をつくること。 そして、「また帰ってきます」と言ってもらえる地域を残すこと。 それが、私の挑戦です。
観光地ではないけれど「ただいま」と言いたくなる場所、沖縄・羽地。1周年を機に、地域の人口減少や後継者不足という課題に向き合い、隠れた魅力を届ける仕組みづくりに挑...