
一般社団法人日本視覚障がい者美容協会(JBB)の代表をしております佐藤です。 私たちは、ヘレン・ケラーも尊敬したと言われる、 全盲の国学者、塙保己一誕生の地として知られる埼玉県に拠点を置き、視覚障がい者と晴眼者(目が見える人)で構成され、おしゃれや身だしなみといった美容を通じて、視覚障がい者の社会参画を応援する活動をしております。 私自身はネイリストで、視覚障がい者専門のネイリストをやっています。 目が見えない人は爪をどうやって切るのだろう、生まれつき目が見えない人は色を見たことがない。 など、様々な疑問を感じる中で、色の世界から一番遠い人のおしゃれの概念を知りたいと思って始めました。 私がこの活動を始めて一番聞かれることがあります。 それは「見えない人がネイルをするの?」 ネイルは見て楽しむものなので、本人たちが見て楽しむことは難しい。 そこで大きな疑問が生まれました。 美容の本当の価値とは何か? 美容が自分を着飾るためだけのものならば、自分の姿を見ることが難しい人たちが、なぜネイルを楽しむのか。 もしかして、自分を着飾ること以外の理由があるのではないかということです。 その答えは、ネイルをした視覚障がいをお持ちの方々の、心から喜ぶ姿を見て、声を聞いて、確信に変わりました。 ■美容は人と人とをつなぐもの 視覚障がいをお持ちの方は、自分で見ることは難しくても、他者の目を通して自分の姿を見ています。 「そのネイル素敵だね」、「今日の服装と合っているね」 中には「駅で声を掛けられることが増えた」、「子供の学校で、今までは周りに人がいることがわからず自分から声を掛けられなかったが、ネイルをきっかけに声を掛けてもらえるようになり、ママ友ができた」などのお声をいただきます。 美容は視覚障がい者が人と関わり、社会に参画するための一つの大きな役割を担っているのです。 ■自信を持って社会に参画するために 今までの日本では、目が見えない人たちにメイクや服装といった見た目の部分は、本人が見えないのだから必要ないという風潮がありました。 それが今、時代とともにその意識が変わりつつあります。 SDGsという世界的目標の達成や、ダイバーシティの動きが活発になり、 日本でも改正法で全ての事業者に対して、障害者の「合理的配慮」の提供が義務化され、さまざまな業種でサービスのあり方を見直しています。 私たちJBBは、企業と視覚障がい者をつなぐための「おもてなし研修」などを行うことで、「いつ見えなくなっても怖くない世界」を作ることをゴールにしています。 障がいを持たれた方々が、どんどん外に出て活躍できる時代。 急速に進む共生社会のなかで、様々な特性を持ったお客様をお迎えするための準備はできていますか? 誰もが正しい対応の仕方やマナーを知ることで、バリアの無い優しい社会が実現します。
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プロジェクトはSUCCESSせずに
2021-05-25に終了しました