2012年初演の「方丈の海」は、東日本大震災の10年後を黙示録的に描いた鮮烈な作品です。この作品を上演した1か月後、作・演出の石川裕人は急逝し、遺作となりました。 方丈の海2021プロジェクトは、「方丈の海」を物語の「今」である2021年3月上演を 数年前から計画してきました。石川裕人主宰であった劇団TheatreGroup“OCT/PASS”メンバーが呼びかけた有志で構成され、立ち上げたプロジェクトです。 2021年に上演する「方丈の海」演出は、元十月劇場のメンバーでもある渡部ギュウ(YONEZAWA GYU OFFICE)が担当し、数々の仙台演劇シーンを担うスタッフ、実力ある俳優陣が「方丈の海」を上演すべく集まり、まさにオール仙台で挑む意欲作であります。
生涯100本以上の作品を残した劇作家石川裕人の遺作「方丈の海」を今こそ上演したい。東日本大震災の10年後の「今」を黙示録的に描いた、震災後を生きる人々の物語は、...