地元の女子高(佐世保市)を出て地元で就職しておりましたが一時期実家を離れて福岡で働いていましたが未だ九州から出たことはありません。自由気ままに20代を過ごし気が付けばアラサーもとうに過ぎ、将来を漠然と考えていましたがそれでも家業にはさほど興味はありませんでした。 そのころ、父の窯元が偶然「発明」をしました。長崎県窯業技術センターとの共作ですが【陶器製の多孔質フィルター】がそれです。 この原料でフィルターとしての商品化はほぼ無理と言われていたそうですが、見て触れて使ってみて”これだっ”と思えました。 調べるとそれまでにも他の窯からセラミックのフィルターは世に沢山出てましたがこれは違うと感じました。 原料と製法によって従来のフィルターとの差別化ができた【波佐見フィルター】の誕生でした。 詰まらない・メンテが楽・そして美味しい楽しい。 私の役目は若い視点と方法で父の作品を世に知らしめることと勝手に決め、窯元の販売部門を担う目的で会社を立ち上げました。 何種類も商品があるなか、父を1年がかりで口説いて【2WAYリフィル】を商品化いたしました。 この今までになかった2WAYのコーヒーフィルターを足掛かりに、波佐見焼《ニューセラミックス》を普及させる事が社名の由来でもあります。 Mondo(世界中に)Ceramic(陶器のフィルターを)。 皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。
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