クツやバッグなどで使われる本革は、そのほとんどがクロムなど重金属系の工業薬品を使って作られています。 しかし毒性が強い“六価クロム”が革製品から 検出されることもあります。 そこで私たちは、自然界から抽出した植物タンニンを使用し、大量生産も可能で実用的に使える皮革素材の開発に着手しました。 そして完成したのが、ミモザアカシアなどから抽出される天然成分の植物タンニンを主原料とする「やさしい革」<RUSSETY LEATHER®(ラセッテーレザー)>です。 私たちの想いは、革……すなわち動物皮を大切に使い、その後は、安全に地球に還すこと。 そんな、「やさしさ」に包まれた消費文化を育て、自然と共存しながら明るい未来につなげていく取り組みを行っています。 一般社団法人やさしい革では、ラセッテーなめし製法を通じて、「1.工場のクロム排水がゼロ」「2.仕事のストレスがゼロ」「3.動物のストレスがゼロ」「4.不公平・不公正な取引がゼロ」という4つのゼロに挑戦した「やさしい革」の活用を促進し、作る人にも使う人にも更に地球や自然環境にもやさしい皮革消費文化を創っていきます。 クラウドファンディングを通じて、素材生産過程から消費に至るまで“やさしさ”に包まれるサプライチェーンに挑戦し、皮革の本来価値を生かした新たな価値基準を次世代に繋げて広めてゆく取り組みを開始しています。
母豚は、養豚の生産性を上げるため、身動きできないストールと呼ばれる檻の中で妊娠、出産を繰り返します。私たちは、動物福祉の観点から世界標準になりつつある、檻を使用...
人にも環境にもやさしい革づくりをモンゴルで推進し、端材をすべて使ったラグビーボール型のクッションを制作しました。このプロジェクトではそれを活用した「ラグッパ体操...