2020/06/02 17:06
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今回は「間の大切さ」についてお話します。惹きつける話し方には「間」は欠かせません。

 人前で話している時、相手が自分の話を聞いているかわからず不安になることはありませんか。この不安は、「沈黙=間」を取ることで解決することができます。なぜなら「間」をとることは「聞き手の注意を集める効果」と「内容が理解しやすくなる効果」があるからです。

 実際にあった事例をご紹介します。前職で人事を務めておりました。人事のイベントでは、複数の企業が7分間の持ち時間で、立て続けにプレゼンする機会が多くありました。
 通常はどの方もマイクを握ってからすぐに話はじめますが、私はマイクを握ってから5秒以上静止をして前を向き、ひとこと話はじめていました。すると、聴衆のみなさんは「なかなか話はじめない」と気になり、全員私の顔を見てくれます。
 このように、最初に落ちついて間を大胆に取ると、聞き手の集中力を変化させることができるんです。


 また、話の内容が変わるときにも「間」を挟むことが重要です。多くの方は沈黙を嫌い、「えっと」「あのー」などのフィラーを発して、話を次の内容へと移していきます。ここに間を加えます。話終えたら2~3秒沈黙のカウントをして、再び話しはじめる。そうすれば、聞き手側は話の聴きやすさに驚くことでしょう。


 kaekaでは毎年、”スピーチをかっこよく”をコンセプトに「スピーチライブ」を開催しています。こちらのダイジェスト動画をご覧ください。

https://vimeo.com/333564774/e1a54439c0

 冒頭、動画が止まったかのような感覚に陥るほど「間」があったと思います。また、スピーチ中も、ひとことひとことの境に「間」がはっきりと存在していました。対複数の前で話す時はとくに欠かせないポイントであること、おわかりいただけたと思います。

間をとる箇所は主に2つあります。

①話しはじめるタイミング

②話の内容が変わるタイミング

みなさんもぜひ、意識的に間を空けてみてください。
相手の集中力を得ることができれば、話す時の不安は少しずつ解消されていきます。

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