
1.なぜ入試をするのか?
なぜ入試をするのか?
皆さんなら、どのように答えますか?
毎年同じように入試をしていて、改めて考えたことがない方がいるかもしれません。なかなか入学者が増えない時に、入試の日程や方法などを変更することがありますが、そんな時こそ本質的になぜ入試をするのかを考えてみる良い機会だと思います。
2.入試とは
入試とは、自分の学校に誰を入学させるのかを選別するための手段です。つまり、入試日程や入試方法は手段であり、目的ではありません。入試をする目的は誰を入学させるのかを選別することです。
誰を入学させるのか、どんな人に入学してほしいのか。まずはそこをはっきりさせることが大切です。学校側は、いわゆるアドミッションポリシーを明確に打ち出すことが必要です。
しかし、入学者を増やしたいということが目的となり、どんな人に入学してほしいのかという本質を見失っている学校が、あまりにも多い気がします。そのため、入学者を増やすために流行りの方法をしてみたり、合格ラインを下げたりする学校が多く、結局どんな人に入学してほしいのかが分からない学校が多いと思います。
3.どんな人に入学してほしいのか
どんな人に入学してほしいのかを考える時に、一番大切なのは、入学した生徒をどのように成長させて、どんな志を持った人を社会に送り出したいのかという、生徒たちのライフストーリーを明確にすることです。だからこそ、自分の学校は、こんな人に入学してほしいという意思表示ができるのです。
しかし、現実には入試と中での教育と進学とが繋がっていないことが多いです。入試は5教科の学力で行い、中では探究活動で自主性を重視し、進学では5教科の内申で指定校推薦を目指すという感じです。それぞれ流行りを追いかけていると、このようにバラバラになってしまいます。
このような状況では、どんな人に入学してほしいのかが分からなくなってしまいます。もし現在入学定員を確保していたとしても、いずれ減っていくことが予想されます。
4.どんな人を育てたいのか
どんな人を育てたいのかは、本来学校ごとに違うはずです。これこそが学校の特徴であり、差別化のポイントです。入学者を増やしたい学校は、流行りを追いかけるのではなく、まずは自分の学校が目指している場所を見つけることが大切です。
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