初めてのタロスサロンメンバー向けの記事になります。
まずは、タロスが歩んできた2年間をざっと共有したいと思います。
【危機感からのスタート】
私たちタロスのゼロ物語は、椿産業、利島の未来に対する希望の見えないという危機感からでした。
私は、東京で生まれ祖母の故郷であった利島に小学2年生の時に引っ越し、兄の高校進学をきっかけに中学生の時に東京で学生時代を過ごしました。大学在学中に新型コロナウィルスが流行し、学費を払う事が困難になり縁あって利島で働きながらオンライン授業をする生活が続きました。
仕事の傍ら副業として、自分の家の山で椿を拾い始めたのが運命の別れ道だったと今思っています。そこで漠然と感じた産業の危機とここで自分がこの課題に対して見て見ぬふりをして利島が衰退していくのが辛いと思い、自分でやろうと決心し責任を持つために起業しました。
会社を起業する上で、椿産業だけで行うことに関して限界がありました。そこで他の事業との起業を考えました。そこで手を挙げてくれたのが実の兄でした。兄は元々整骨系の学校に通っていたものの一身上の都合で退学したものの勤めていた整骨院の先生のご厚意でアルバイトとして勤務を続けていました。しかしそこでのキャリア形成に対して再度考え直し、私と一緒に起業することを決めてくれました。そこで誕生したのが「もみほぐし店 タロス」です。
【利島にないサービスを】
利島で「もみほぐし店 タロス」を開店させた時に何人かの人は喜んで頂いていた者のほとんどの人は、数年経ったら利島の規模感だと潰れるだろうという感じを受けてのスタートになりました。
実際開店当初から順風満帆だったかと言われればそんな事はなく、私自身2年間は耐えるしかないと兄にも伝えていましたし、今でも成長し続けなければ、お客様一人一人に向き合うことに対して諦めたら潰れる可能性のある事業であるとは思います。
少し話を戻すと今利島にないサービスを始める時に、どうなるかわからないのは当たり前です。しかしマネタイズ、広告方法などを考えればできない事はないと思います。
そこでの成功体験から次に挑戦したのが、「テントサウナ」です。
【みんなを巻き込み作ったテントサウナ】
タロスでテントサウナより前に、「利島手ぬぐい」作成などの動きはしていたものの新しい事業と言えるほどのものではなかったと思います。
そこで課題として決めたのが、島民で作ったもの、島民と一緒にゼロから共有できるものを創ると言う事でした。その課題にマッチさせる為にはすぐに動けるように準備していく必要がありました。財務的にも人材的の双方の準備が求められます。
そこで島内の飲み会の席で出た「サウナ」というワードを耳にして「うちでやります」と宣言し、その日から旧倉庫を壊しその跡地をテントサウナの設置場所にすることを決めました。
私が起業した時も不安ややらない事のメリットばかりを考えたような感情に襲われる事が容易に想像がついたので、開店日を決めること、周りの人を承認にする事によって退路を断つ行為をしました。
これがタロスが歩んできた2年間です。正直最初の1年間は、低迷期であり地盤を整える期間だったと思っています。しかし2年目から「もみほぐし店 タロス」が評価され、「利島手ぬぐい」の販売、「テントサウナ」の開業を皮切りに、今回オンラインサロンを解決を決意しました。
しかしまだまだこれからです。新しいことをやり続け利島をより良い未来へ繋げたいと思っています。