
「自分が弱い」と思ったとき、あなたはどうしますか?
強くなろうとしますか?
他人を排除しようと思いますか?
どこかに逃げますか?
こう考えてみましょう。
「私が弱いのではありません。場所が、ステージが合わなかっただけ。」
それでも、この場所で生きて行かなくちゃいけないこともある。
そんなときは、どうするか?
強くなろうとせず、適応力を高めると思ってください。
ダーウィンの名言に「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」というものがあります。
ここで「強くなろう」と決めるとは、相手に立ち向かうことです。
勇敢です。
でも多くは負けてしまいます。
適応力を高めるとは、自分を変えることでなく、相手を変えることでもなく、自分の生きる能力を高めるということです。
「高める」とは、今までの自分を否定せず新しく「加える」ということです。
別の何かを「新しく始める」ということです。
元々肉食であったパンダは、生存のために、他の動物があまりいない、食料も乏しい山奥で生きることを選択しました。誰も食べない笹を主食にすることによって生き延びてきました。逃げて生きました。新しく始めました。
逃げ恥こと、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が大ブームになりました。この変わったタイトル、ハンガリーの諺(ことわざ)だそうです。
「逃げることは、その時は恥ずかしいかもしれないけど、自分の得意なところで頑張った方が、結果的には良いんだよ!」
みたいな感じになると思います。
孫子の兵法にもある「三十六計逃げるに如かず」に少し似てるかもしれません。
「うしろ向きの選択だっていいじゃないか!恥かしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切」
というドラマの台詞もありました。
強くなろうとしなくていい。
他人を排除しようと思わない。
その場から逃げて、自分の得意なところで生き抜く。
「自分が弱い」と思ったとき、そんな選択肢もあります。