
(ちょっとの気づきであなたが変わる)
「世の中の人に元気を与えたい」「人に役立つことをしたい」。
おそらく、これからこんな言葉が飛び交うだろう。
しかしあえて警笛を鳴らしたい。
「あなたの好きなことを、やりたいことをしてください」
世の中のためとか、人のためとか、自分を納得させるような正当らしい理由はいらない。ボランティアで他人を助けることも素晴らしい。でも、それと同じくらい自分と大切な人に目を向けることが必要だと思う。自分の近いところから幸せを埋めていく。
オリンピックの問題はどうなった? 自分の生活が脅かされる今となっては、「アスリートファースト」どころじゃない。誰でも自分の安全が保障されてから他人の不幸を憂う。
でも、そんな身勝手を恥じることはない。
生きる目的も探すよりも、生きたいと思う理由にわがままに目を向けたい。
「世の中の人に元気を与えた」「人に役立つことをした」、これは結果だと思う。でも迷った時の推進力にはなる。世の中が大きく変わって生き残る道を探していく。環境の変化に対応して自分も変えていく。これもひとつの生き方。でも生き方はひとつじゃない。
「なぜ生き残らなければいけないのか?」
この質問にどう回答できるのだろうか。誰もが反論できない言葉だが、その真意は誰も分かっていない。
だから、「好きなことを、やりたいことをする」。
そんな生き方を私は貫きたい。
そして、こんなことを書ける自分は幸せだと思う。「あなたはいいね」と羨望されバカにされても、「そうです。私はしあわせです」と言いたい。そして、そう言えることをありがたいと思う。
「私はしあわせです」という。
「ありがとう」という。
「好きなことを、やりたいことをする」
これが、私が世の中に出来ることだと思う。
(ちょっとの気づきであなたが変わる)
・「無」とは存在が無くなることではなくて、隔たりが無くなること