2020/05/08 08:42

ニッポンチャレンジ号で行く三河湾サンセットクルーズ。快適&爽快です

ヨットクルーズは贅沢すぎる非日常
風と波の音しか聞こえない海の上で

 エンジン音がしない海上がこんなに静かだとは思わなかった。聞こえてくるのは、風と波の音、そして友人たちが交わす声だけ。夕暮れどきだったので、空と海面の色は刻一刻と変わっていく。これぞ非日常。毎年、親しい人たちと楽しみたい――。昨年11月、ご近所さんたちを誘って、人生初のヨットクルーズを体験した感想だ。
 筆者が住んでいる蒲郡市には三河湾を臨む「ラグナマリーナ」があり、ヨットやクルーザーがたくさん停泊している。ちなみに隣接するテーマパーク「ラグーナテンボス」とは現在は別組織(かつては「ラグーナ蒲郡」として一体だった)である。前者はトヨタ自動車出資の会社、後者はHIS出資の会社が運営している。 
 このラグナマリーナ内でクルージングサービス「セールウィング」を運行しているのは平野恭行さん(48)。2001年に会社を設立する以前はプロのヨット選手だったらしい。確かにラグビー選手のような堂々たる体格である。
 いきなり脇道に逸れるが、筆者はいわゆる体育会系の人と相性が悪いことが多い。猛烈な勢いに気圧されてしまいがちだし、高い目標を掲げてひたすらポジティブに努力する姿勢にも馴染めない。
 でも、やはり近所に住んでいる平野さんと初めて会って食事したときは、「オレよりも面倒臭い人だな」と失礼ながら感じた。声は小さいし、後ろ向きなのかいい加減なのか判別不能のどうでもいい話を繰り返すのだ。それでいて、台風のときは船を守るために体を張り、会社とスタッフを率いながら妻子を養っている。変な人だなと親しみを覚えた。

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