2019/11/14 19:39
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撮影OKなお客さんとの記念写真。本ウェブマガジンの会員さんも10人ほど来てくれました。(写真すべて:三條洋平)

頼りがいのある優しい美人にはすぐに甘える僕。「ファンミ、やりたい」

 自ら企画していいのかは知りませんが、自分のファンミーティングをやってみたいと思ったのです。仕事仲間に勧められて読んだ『ファンベース』(ちくま新書)の影響があったのでしょう。今年の初夏のことでした。
 行きたいなと思った人が気軽に集まりやすい場所と価格で、それなりのコンテンツを用意しなければなりません。僕一人でできるわけもなく、かといって飲食店と一緒にやったら毎月やっているスナック大宮の拡大版に過ぎなくなります。
 すぐに思いついたのが、婚活講師のマチコ先生のこと。僕は以前に彼女と一緒にお見合いボランティア連載(最終回はこちら)をやっていて、「責任感も実行力もあるのに軽やかな雰囲気の人だなー」と感じていたんです。いい意味でのお嬢さん気質なのだと思います。
 頼りがいのある優しい美人にはすぐに甘えちゃう傾向がある僕は、「ファンミ、やりたい」とマチコ先生に相談。彼女はイベント開催に慣れているようで、「緻密ではない私で良ければぜひ。抜けたことがあっても大宮さんの読者ならむしろ喜んでくれるでしょう」と即レスでパートナーになってくれました。
 ちなみにマチコ先生は、本ウェブマガジンの「地域で始める小さな商売」の第2回にも登場してくれています。会員の方はこちらからお読みいただけます。
 いきなり余談になるのですが、「即答」できる大人になりたいと僕は思っています。若い頃は、仕事やプライベートでのお誘いやお願いに対して逡巡していました。「大失敗して恥をかくのでは」とか「十分な見返りはあるの?」などとあれこれ考えていたのです。それでは相手に不明瞭な印象を与えてしまうし、結果としてチャンスを逃したことも少なくなかったと思います。
 断るならば早めに断らないと、相手も予定を立てにくくなってしまいます。そして、信頼できそうな相手からのお誘いやお願いが「面白そう」もしくは「自分がやるべき」と少しでも感じるならば、損得抜きで引き受けるべきなのです。失敗するかもしれませんが、人生の意外性はそうやって獲得していくものではないでしょうか。それをすんなり実行しているマチコ先生を僕は尊敬しています。

会場は東京・清澄白河の「ザ・フレミングハウス」。マチコ先生(写真)と一緒に半年ほどかけて準備しました

土曜日のお昼。お茶とお弁当付きで3900円。気軽に参加してください

 マチコ先生が探してくれた会場は、東京・清澄白河の住宅街にある「ザ・フレミングハウス」。元倉庫?を改装した、白が基調の明るいレンタルスペースです。駅からも歩ける距離ですし、僕の東京での滞在先(門前仲町にある中古マンションです)からも歩けるところに「ご縁」を感じて即決しました。
 開催日時は土曜日の昼。夜は外出しにくい方に配慮したつもりです。スナック大宮の3倍ぐらいの定員にしたので、希望者は漏れなく参加できました。当日は、おしゃべりやクイズ大会を楽しみながら、お茶とお弁当付きで3900円(サンキュー価格)。ボランティアでスタッフをしてくれた方々のおかげもあり、参加しやすい設定にできたと感じています。実際、60名超のお客さんが来てくれました。感謝!
 開会のあいさつをしてくれたのは、5年以上続いている連載『晩婚さん、いらっしゃい!』の担当編集者である吉川明日香さん。ライターとしての僕のことを言葉を尽くして誉めてくれました。「これで閉会してもいい」と思うほどの濃いスピーチだったんです。吉川さんは東洋経済オンラインの副編集長でもあります。話し上手で誉め上手なのは管理職としての経験もあるのかもしれません。
 その後は、8つに分かれた班ごとに自己紹介をしながらのランチタイム。各自が持参してくれたワインなども大量に出回り、一気に社会人飲み会と化しました。みなさん、僕の存在を忘れないでね!

自著の販売コーナー。相田さん(男性客)からいただいた花束を添えました

快く受付をやってくれたお二人と。左のOさんは顔出しNGですが、キュートな女性です

大宮冬洋カルトクイズ! あなたは何問正解できますか?

 飲み食いしながらの自己紹介で打ち解けたところで、班対抗のクイズ大会を開催しました。もちろん、僕に関するクイズです。

第1問
大宮さんの得意料理はブロッコリーの海苔和え。レシピを教えてくれたお店の名前は?
①西荻窪「ぷあん」
②西荻窪「るあん・ぺん」
③門前仲町「コオ」

第2問
大宮さんが幼稚園時代に好きだった女性はみえこ先生。では、その頃に大宮さんが思い描いていた将来の夢は?
①仮面ライダー
②フリーライター
③大工さん

第3問
朗らかな男性を目指す大宮さん。幼い頃に、祖父・龍三から付けられたあだ名は?
①ズボラー
②スネモン
③サネクリン

第4問
寝つきが悪い大宮さん。最近、奥さんに教えてもらった入眠法は?
①ぐっすり眠れる入浴剤クナイプ
②羊が一匹、羊が二匹
③頭ぐりぐり体操

第5問
大宮さんはおととい43歳になりました。2年後の夢は?
①世界一周ひとり旅
②月旅行
③海外でスナック大宮開催

 以上です。クイズの答えはこの記事の最後にあります。あなたは何問正解しましたか? ちなみに、当日の優勝班は5問中4問でした。大学の後輩が混じっている班だったのでちょっと不公平でしたけどね(笑)。
 このクイズ大会も上述の『ファンベース』に載っていた試みです。思った以上に盛り上がって嬉しかったです。

「いい顔」のお客さんばかりで大成功。来年もきっとやります!

 次に、班対抗のプレゼン大会。大宮が改善すべき点を班ごとに話し合ってもらい、代表者に発表してもらいました。
「自分のことが好き過ぎる」「話すときの間がおかしい」「男性と女性とで応対が異なる」などの指摘に加え、今回を含めたイベント運営に関する前向きな提案もいただきました。やれることからどんどん改善していく所存です!
 その後は、席替えをしての交流を楽しみました。僕が各テーブルを回ると拍手が起きたりして、この人たちは酔っぱらっていると思いつつも嬉しい気分になりました。
 参加者の中には、「大宮さんの文章や人柄が本当に好きだ」という人から「大宮さんのことは最近知ったばかり。よくわからない。出会いがほしい」という人まで、温度差はあったと思います。
 でも、表面的にでもいいので誰かを誉めたり励ましたりしていると、いつも以上に「いい顔」になると思うんです。体温は上がり、優しい気持ちになりますよね。心身の健康にいいはずだし、友情や恋愛を育みやすくなると思います。それがファンミーティングの意義なのだと実感しています。
 差し入れのアルコールがテーブルごとに偏ってしまったなどの反省点はありますが(来週、マチコ先生とランチ反省会をします)、天気にも恵まれて大成功でした。何よりも僕自身が楽しかったです。帰宅して思い出し笑いをしながら寝転んでいたら、妻から「幸せそうな顔をして寝てるね。あなたは長生きするよ」と呆れられました。
 来年もきっとやります。今回参加できなかった方もぜひ遊びに来てくださいね!(了)

※クイズの答え:第1問は②、第2問は①、第3問は②、第4問は③、第5問は③

司会はマチコ先生。最初は二人とも緊張気味です…

吉川さん(東洋経済新報社)の心のこもった挨拶に嬉しさを隠せない僕。後方では、会場係の新井さんが優しく笑っています

編集担当の「晩婚さん、いらっしゃい!」の第1回の原稿の一部を朗読してくれる吉川さん。この連載、末永く続けましょうね!

乾杯の挨拶と「乾杯!」の間に変な時間が生まれてしまうんです。でも、乾杯!

差し入れのアルコール類はそれぞれの席で楽しんでもらいました。この写真、なんか好きです!

大宮冬洋カルトクイズの優勝班には、清水美智乃画・小林まりも作の「幸福の黄色い大宮くん」ブローチをプレゼント。社章の上に付けてください

大宮改善プレゼンのトップバッターは、スナック大宮のお客さん第1号である武田さん。年に1回ぐらいのペースで遊びに来てくれるレアキャラです

僕と同世代で、地元(東京都東村山市周辺です)まで近いという田中さん。ナイスガイです

本ウェブマガジンの読者でもある山田さん。僕に対するシニカルだけど熱い思いを披露してくれました

プレゼン大会の第6班の代表は、スナック大宮の常連客でもある淵本さん。11/16の京都でのスナック大宮にも来てくれます

稲垣くんは大学の後輩。寂しがりで自意識をちょっとこじらせているあたりが僕とそっくりです

ライターのたかだまなみさん。(元)メンヘラビッチを自称する面白い女性です。僕、なんでこんなに嬉しそうなんだろう…

お客さんの男女比は2:1ぐらいでした。このテーブルはたまたま女性だけが集まったようです。混じりたい!

酔って嬉しくなるとメガネを取りたくなるんです。たぶん、エッチなことを考えています

目立ちたがりなのに人前で話すのは苦手な僕。でも、聴衆があまりに温かいので落ち着いて最後の挨拶ができました。来年もやります。また来てね!

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