日本の美術市場を大きくする研究会です。海外展示と活字情報発信を複合しています。「日本の隠れた才を海外で売り込む美術展」と、その成果の「国内アート市場を大きくするための出版」。二つは同じ目標です。

プロジェクト本文

1 自己紹介

ギャラリー日独物語の代表河野です。日本の美術を海外展示しながら、芸術情報の発信も続けています。海外に熱中するうち、日本を振り返るようになり、これまでの研究を活字として広めたいと考えました。執筆活動へ比重を置いたものです。


2 活動の目標

日本の現役の新作美術が、世界中で多く売れることです。その方向で本を出版します。

具象、抽象、洋画、日本画、イラスト、写真、彫刻、インスタレーション、陶芸、漆器など、全ジャンルが売れるように、今より多く売れるように。古典絵画と現代アートの垣根や、具象と抽象の壁を超えながら。

この発想が起きた理由をご説明します。


3 海外美術展で気づいたこと

日本美術の海外展示で、大きな壁に気づきました。日本で売れない絵も、欧州ならしばしば買い手がつくのは確かです。しかしハッピーなその陰で、二つの現象が気になっています。

・欧州には買う人が多いのに、日本の作品は力不足にみられやすい
・その欧州進出費用を国内でつくろうにも、日本には買う人が少ない

発端は、国内の「美術市場の小ささ」です。

欧州では美術作品を買う市民がとても多く、家庭に飾られ日常の話題です。一般市民はアートを温かく迎え、芸術イベントがラッシュです。一方の日本では、芸術イベントが少ない上に、見るだけで買わないのが普通で、海外がうらやましく思えます。ジャパン・フェスティバル・ベルリン2016、2016年1月


4 絵がわかる人が多い海外

作品がわかる人が多いほど、市場は大きくなっています。誰だって、わからないものは買いませんから。「絵はわかります」「陶芸わかります」が増えれば、絵や陶芸の売買も増えるでしょう。

そこで音楽と同じように、美術がわかる人を国内に増やしたいのです。

名画の価値は説明し尽くされても、現代絵画を買う人は増えませんでした。好景気の時もです。道連れなのか、古典絵画や伝統工芸も低調です。

買う雰囲気がないと、美術家も鍛えられないという悪循環も起きています。

わかる人を増やせば市場は活性し、美術家も伸びて海外で強豪になりやすいでしょう。鑑賞のヒントがより充実するように、出版活動に力を入れたいと考えたのです。カフェギャラリー2+1展、ベルリン 2015年5月


5 鑑賞のヒントの例

こんな対談を聞きます。「絵画の良い悪いの区別がつかない」「自分が見て好きか嫌いかだよ」。昔からある鑑賞のコツです。

でも、それでは芸術が嫌いになるでしょう。こう変えたらどうでしょう。「絵と絵の違いを見ましょう」と。優劣や好き嫌いで分けず、絵らしさより作者らしさを見ようと。

でもこんな説教よりも、大切なのは一人一人が考える機会であり、新しいヒントが必要です。そこで「ああ、そういうことか」と見通せるように、解説本を出しました。

「芸術は難しい、現代アートはわからない、抽象はちょっと」を解決したい。「美術がわかる」という声を国内に増やして、市場を大きくしたい。現代アートも洋画も日本画も曜変天目茶碗も、全ジャンルともに。ギャラリーオープニング展、ベルリン 2014年5月


6 美術市場の拡大が起きれば・・・

遠大なお話ですが、そうなればよいに決まっています。( ^ ^;)

(1) 個人宅に現代美術が増えて、日常化し一般化します。
(2) 地方の美術を、地場産業にもできるでしょう。
(3) 外国帰りでない、国産現代アートの名士が増えます。
(4) 世界的なエポックが、国内に資産蓄積するでしょう。
(5) 国際交流で、古典系より現代系を主力にする余裕も。
(6) 美術でも、ブランド国になれるでしょう。
(7) パリやNYから、日本へ美術留学する人が増えそう。
(8) 美術館が扱う作品が広がり、所蔵品放出は不要に。
(9) 被災地へと、多額を寄付する美術家も増えるでしょう。


7 活動内容とご支援金の用途

・出版文書づくり
・海外日本美術展の制作アシスト

(出展アーティストの補強ガイダンス、ドイツのエージェント探し、ドイツ売却版画の国内巡回会場探し、国内通販ショップ検討、おもしろアート動画の決定版づくり等々)

このファンクラブの大きい目的は、ワークショップ的意見交換の場と、研究成果のネット発信です。外へ向けてもの言う、オールジャパンアートのファンクラブです。

美術ファンの方も、入門ご志望の方も、ギャラリストや美術館員、通販ショップ、そして芸術家、芸道や演芸などの方々も、この国内芸術振興活動にご注目ください。


8 リターンの詳細

(1) 500円/月
A.活動報告(メルマガふう、月2回)
B.芸術の相談と質問(新刊への収録もあり)
C.記念絵はがき(クラブ証、年1枚)

(2) 1900円/月
ABCは、500円と同じ
D.ジクレー版画(A3微光沢中厚、年1枚、一覧図

(3) 4900円/月
ABCDは、1900円と同じ
E.絵画(P20号画布、初期作品、年1点、一覧図
F.サイト(HP)にスポンサー名掲載

(4) 8300円/月
ABCDとFは、4900円と同じ
E.絵画のみ、にぎやかな作風の後期作品(一覧図

※ご支援の備考欄にご希望のお名前をご申告ください。ない場合は、CAMPFIREユーザー名となります。
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※A.活動報告の仕様
・リターンのメインとなる書き下ろし独自内容
・海外展示の裏話や苦労話やマル秘実話
・美術鑑賞のワンポイント解説
・美術家向け海外攻略制作ノウハウ
・一方通行でなく、意見交換もあります

※D.ジクレー版画の仕様
・プレミアム紙、微光沢、中厚手、A3にレイアウト、額なし

※E.絵画の仕様
・アクリル絵具、木枠に画布(キャンバス)釘打ち、ニスなし
・ご参加順に選択優先権


9 参考図版(リターン作品例)

河野(KONO)の絵画から選択できます。一部ドイツで買われたものがありますが、日本には一枚もないと思います。

『私は見た04-夕なぎ』(Dジクレー版画の例)
人類が許容できない逸脱アートを意識した絵、三次元CGのバーチャルオブジェです。たとえ大きな事件でもゆっくり進行すると、慣れて見過ごしてしまう人類の宿命を描いた、祭壇画の趣向です。着手のしばらく後に無念の3.11が発生しています。


『はるか昔の怪奇談08-氷の滝壷』(Dジクレー版画の例)
引きこもりをテーマにしたスピリチュアル画です。滝へ落ちた人が上昇できずになぜか沈んでしまう怪現象を、文明社会のストレスで生じた現代人の無力感に重ね合わせた、危険でややこしい筋書きでした。


『子どもの時間11-河口の潮風、漁り火と』(Dジクレー版画の例)
絵はがきにもなったひとつです。誰もいない深夜の浜辺で見た河口の漆黒が、後日思い出のシーンに変容して夢に出たもの。とりあえず風景画にしました。音楽のラブソングに相当します。買われた時、追われた思いで焦ったものでした。


『私は見た07-無駄な命?』(Dジクレー版画の例)
世界同時多発している、今どきのギスギスがテーマです。テロやブラックなど。世界の1パーセントの人が富の50パーセントを占めた、資本主義の限界説がモチーフです。ぼん悩が集合して人工知能のごとく回転し、人の価値が際限なく下がる悪魔現象を舞台劇にしたもの。自称『21世紀のゲルニカ』。


『父と娘64』(リターン(3)E絵画の例)

シリーズの初期作品です。琳派の方法論に関連づけ日本画と称しました。重なりと遠近感がなく、毛筆の振りだけで描かれています。二元論的な二律背反をサスペンスドラマふう愛と葛藤の物語に仕立てた図で、シリーズ新作の着手機会を探しています。


『父と娘107』(リターン(4)E絵画の例)

シリーズ後期作品です。


10 関連サイト

・アートの本格解説のサイト◆https://arthonkaku.gallerystory.com
・ギャラリー日独物語サイト◆https://gallerystory.com
・著書ブログ(出版本広報)◆https://wakaruart21.blog.fc2.com
・日独ブログ(展示会広報)◆https://21artstory.blog.fc2.com
・個人サイト(テーマ予定)◆http://www1.bbiq.jp/egapemoh01-21/art21sozo


11 おわりに

複雑な内容をご覧いただき、ありがとうございます。これは「ファンクラブ型」です。締め切りがない長期の活動ですので、いつでもご参加いただけます。
(会場写真の版権はこちらにあり、こちらの企画展示です)。

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