
このたび、親子支援ネットワーク♪あんだんて♪の福本早穂様をお迎えし、教職員向けの勉強会を開催しました。
福本様は、ご自身もお子さんの不登校を経験された後、♪あんだんて♪として多くの不登校のご家族を支援されてこられました。さらに臨床心理士の資格を取得され、専門家としても活躍されています。2023年には京都で開催された「登校拒否・不登校問題 第25回全国のつどい」において、何百人もの参加者を対象とした基礎講座を担当されるなど、不登校支援において豊富な経験をお持ちです。
しかしながら、20年以上の活動の中で、教職員向けの研修の機会はわずか4~5回しかなかったとのことです。学校現場は大変多忙化を極めているうえに研修で取り上げる内容が多く、不登校問題までなかなか順番が回ってきません。そのことを端的に表していると思いました。
今回の講演では、以下の内容についてお話しいただきました。
・♪あんだんて♪の活動紹介と、活動を通じて見えてきた子どもや学校の現状
・不登校の原因
・ポリヴェーガル理論(自律神経)と不登校からの回復
・回復段階と段階別の対応(ゲームの話を含む)
・不登校対応のまとめ
・不登校を経験した子どもたちの高校選択と入学後の状況
・不登校を経験した若者たちの声
特に「ポリヴェーガル理論」を基にした自律神経の働きと不登校の関係についての説明は、多くの参加者にとって驚きと発見のある学びとなりました。この理論に関する詳しい説明は、こちらでご覧いただけます。
また、不登校の各段階に応じた適切な対応についても具体的に教えていただきました。特に、不登校が始まったばかりの時期から葛藤期初期における周りの大人の対応が、その後の子どもの成長に大きく関係しており、またその時期は保護者の相談先が学校しかないことが多いということで、学校教職員の役割の重要性を強く感じる機会となりました。
講演後には、現職の教員や元教職員で不登校支援に関わっている参加者たちとの交流を行いました。この場では、実際の経験を共有し合い、新たな気づきや学びを得ることができました。
今回の勉強会を通じて、教職員が不登校について理解を深める場の必要性を改めて実感しました。今後もこのような機会を増やしていきたいと考えております。
次回は、4月20日(日)午後に「ゆりいかアプローチ」についての説明会を開催予定です。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
今後とも、皆さまと共に学び合いながら、不登校の子どもたちを支えるための取り組みを続けてまいります。