2024/04/19 18:00
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4/18(木)に開催したPLANETS School 教養講座 第二期 柳瀬博一『人間外の視点で都市を読む方法』 のアーカイブ動画を公開しました。

▼講義概要

柳瀬博一さんは、「日経ビジネスオンライン」の立ち上げなどを手がけた僕の尊敬する(編集者としての)先輩であり、東京工業大学の研究者(メディア論)です。
今回は『国道16号線:「日本」を創った道』『カワセミ都市トーキョー:「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか』という二冊の議論を再編し、メディア・物流・自然といった要素から「都市」の「読み方」についての講義をお願いしました。


柳瀬博一(やなせひろいち)

1964年、静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP 社)に入社。「日経ビジネス」記者、単行本編集、「日経ビジネスオンライン」プロデューサーを務める。2018年より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。

『カワセミ都市トーキョー』『国道16号線──「日本」を創った道』(新潮社、手島精一記念研究賞を受賞)、『親父の納棺』(幻冬舎)、『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』(小林弘人共著、晶文社)、『「奇跡の自然」の守りかた』(岸由二共著、ちくまプリマ―新書)、『混ぜる教育』(崎谷実穂共著、日経BP 社)などの著書がある。


▼アーカイブについて

①「学割コース」「スタンダードコース」以上のコースに参加の方
アーカイブの参加方法は、メンバー限定Facebookグループでお知らせいたします。
本講座のアーカイブの期限は、公開後3ヶ月です。
2024年7月20日(土)12:00までの公開です。


②「教養講座コース」にご参加の方
CAMPFIREにご登録のメールアドレスに送付されるリンクより、ご覧ください。
アーカイブの期限は、公開後1ヶ月です。
2024年5月20日(月)12:00までの公開です。


■2023年10月に開講した「PLANETS School 教養講座」は、この4月から第二期がスタートしました。

※現時点での草案です。講座内容は変更することがあります。
(敬称略)


(宇野常寛からのメッセージ)

PLANETS CLUBでは、2023年10月に「PLANETS School 教養講座」を開講しました。
文学、ケア、食、AIなどこれからの世界を考える上で大切な視点を、僕(宇野)が信頼する知性を集めてお届けします。

SNSや動画プラットフォームで、誰かを貶める快楽を提供する言論ビジネスとは正反対の、私たちの生活に根ざした問題をじっくり、時間をかけて考えるための道具を共有するための講座です。聞き手は僕がつとめ初学者にはわかりやすく噛み砕き、そして批評的にその知見の応用をみなさんと一緒に考え、講師のみなさんから学んでいきます。

当日は講師のみなさんのお話のあと、生参加のできる受講生とのディスカッションの時間を設けています。また半年に一回、希望者はレポートを提出すると僕(宇野)が公開添削を行います(応募者多数の場合は選抜)。

この人たちの生講義をこの距離で受けられる機会はなかなかないはずです。
僕たちにとっても冒険的な企画なので、ぜひこの機会を逃さずにご参加ください。


■4月開講、第二期(2024.4 - 2024.9)ラインナップをご案内します!

※現時点での草案です。講座内容は変更することがあります。
(敬称略)


4/12(金) 國分功一郎
『哲学の先生と〈柄谷行人〉の話をしよう』

©Shinchosha

國分功一郎(こくぶんこういちろう)

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授 千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学・現代思想。 

主な著書に『スピノザ 読む人の肖像』(第11回河合隼雄学芸賞受賞)、『中動態の世界 意志と責任の考古学』(第16回小林秀雄賞受賞、第8回紀伊國屋じんぶん大賞受賞)、『暇と退屈の倫理学 増補新版』(第2回紀伊國屋じんぶん大賞受賞)、『ドゥルーズの哲学原理』、『スピノザの方法』、『民主主義を直感するために』、『近代政治哲学 自然・主権・行政』、『来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』、『目的への抵抗 シリーズ哲学講話』など。共著に『「責任」の生成 : 中動態と当事者研究 』、『言語が消滅する前に』、『「利他」とは何か 』ほか。


4/18(木) 柳瀬博一
『人間外の視点で都市を読む方法』


柳瀬博一(やなせひろいち)

1964年、静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP 社)に入社。「日経ビジネス」記者、単行本編集、「日経ビジネスオンライン」プロデューサーを務める。2018年より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。

『カワセミ都市トーキョー』『国道16号線──「日本」を創った道』(新潮社、手島精一記念研究賞を受賞)、『親父の納棺』(幻冬舎)、『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』(小林弘人共著、晶文社)、『「奇跡の自然」の守りかた』(岸由二共著、ちくまプリマ―新書)、『混ぜる教育』(崎谷実穂共著、日経BP 社)などの著書がある。


5/9(木) 阿部真大
『社畜でもノマドでも意識が高くもない「働き方」を歴史的に考える』

阿部真大(あべまさひろ)

1976年岐阜市生まれ。社会学者。甲南大学教授。気分は高揚しつつも徐々に身体が壊れていくバイク便ライダーたちの姿を描いた『搾取される若者たち ―バイク便ライダーは見た!』(集英社)でデビュー。資本主義社会における職業のあり方について考え続けている。

主な著書に、『居場所の社会学 ―生きづらさを超えて』(日本経済新聞出版社)、『地方にこもる若者たち ―都会と田舎の間に出現した新しい社会』(朝日新聞出版社)、『会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」―資本主義経済下の職業の考え方』(光文社)など。


5/22(水) 三宅香帆
『〈母と娘〉の物語と戦後の家族史』


三宅香帆(みやけかほ)

文芸評論家。1994年生まれ。京都大学人間・環境学研究科大学院卒。IT企業勤務を経て、2022年独立。雑誌・書籍・WEBメディア等で、エンタメから古典文学まで、評論や解説を幅広く手がける。

著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』等。

SNS(IG/twitter):@m3_myk


6/4(火) 三宅陽一郎
『対話型AI「以降」の社会をシミュレーションする』

三宅陽一郎(みやけよういちろう)

ゲームAI開発者・研究者。京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、博士(工学、東京大学)。東京大学生産技術研究所特任教授、立教大学大学院人工知能科学研究科特任教授、九州大学客員教授、東京工科大学客員教授、東京大学先端科学技術研究センター上級客員研究員。IGDA日本ゲームAI専門部会チェア、日本デジタルゲーム学会理事、人工知能学会編集委員会副委員長、情報処理学会ゲーム情報学研究会運営委員。

著書に『人工知能が「生命」になるとき』(PLANETS/第二次惑星開発委員会)など多数。『大規模デジタルゲームにおける人工知能の一般的体系と実装』にて2020年度人工知能学会論文賞を受賞。


6/20(木) 門脇耕三
『コロナ以後のまちづくり』

門脇耕三(かどわきこうぞう)

建築家、建築学者。明治大学准教授、アソシエイツ株式会社パートナー。博士(工学)。

1977年神奈川県生まれ。2000年東京都立大学工学部建築学科卒業。2001年東京都立大学大学院修士課程修了。東京都立大学助手、首都大学東京助教などを経て現職。現在、明治大学出版会編集委員長、東京藝術大学非常勤講師を兼務。第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展にて日本館のキュレーターを務める。

専門は建築構法、構法計画、建築設計。効率的にデザインされた近代都市と近代建築が、人口減少期を迎えて変わりゆく姿を、建築思想の領域から考察。建築の物的なエレメントへのまなざしに根ざした、独自の建築論も組み立てている。

著書に『ふるまいの連鎖:エレメントの軌跡』(TOTO出版,2020年)、建築作品に《門脇邸》(2018年)、受賞に日本建築学会作品選奨(2020年)など。

https://www.kkad.org/


7/8(月) 奥野克巳
『21世紀のための「人類学」入門と人類学「的」思考(仮)』


奥野克巳(おくのかつみ)

人類学者。立教大学教授。

著作に『はじめての人類学』(2023年、講談社現代新書)、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(2023年、新潮文庫)、『人類学者K』(2022年、亜紀書房)、『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』(2022年、辰巳出版)など。訳書に『応答、しつづけよ』(ティム・インゴルド、2023年、亜紀書房)、『森は考える』(共訳、エドゥアルド・コーン、2016年、亜紀書房)など。


7月 草野絵美
『ブーム後にweb3とDAOの可能性を改めて検証する(仮)』


Synthetic Reflection by Emi Kusano

草野絵美(くさのえみ)

デジタル・アーティスト,  マルチディシプナリー・アーティスト
Fictionera 代表取締役, 東京藝大非常勤講師

1990年東京出身。レトロフューチャリズム、若者文化、最新テクノロジーをテーマに創作活動を行う。高校時代に原宿でストリート写真家としてデビューし、その後はFITミュージアムやヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で作品を展示。AIアートを主軸に活動を展開し、WWD JAPANの表紙を飾るなど、金沢21世紀美術館、クリスティーズやグッチとのコラボレーションオークション、Unit London、サーチ・ギャラリーなど、世界各地で作品が評価されている。視覚芸術のキャリアに加えて、シンセウェーブユニット「Satellite Young」のリードシンガーとしても活動。80年代のJ-POPを現代的かつSF的な視点で再解釈し、SXSW 2017など国際的なステージで評価を得る。また、ブロックチェーン・アート運動の中心として、AIを活用したアニメ制作において先駆的な役割を果たす「新星ギャルバース」の共同創設者でもある。


8月 小倉ヒラク
『発酵文化人類学のアップデート【2024】(仮)』

小倉ヒラク(おぐらヒラク)

発酵デザイナー。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開。東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨の山の上に発酵ラボをつくり日々菌を育てながら微生物の世界を探求している。

アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014を受賞。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』。YBSラジオ『発酵兄妹のCOZY TALK』パーソナリティ。2020年4月に下北沢に店舗『発酵デパートメント』オープン。


8月 鞍田崇
『〈民藝〉の100年から考える(仮)』

photo: Yuka Jonishi

鞍田崇 (くらたたかし)

哲学者。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。

著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)、『工芸批評』(共著、新潮社 2019)、『からむしを績む』(共著 渡し舟 2021)など。民藝「案内人」としてNHK-Eテレ「趣味どきっ!私の好きな民藝」に出演(2018年放送)。

http://takashikurata.com/ 


9月 石倉敏明
『土地を(神話学的に)読む方法(仮)』


石倉敏明(いしくらとしあき)

秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻准教授。環太平洋圏の比較神話学、複数種をめぐる芸術人類学、アーティストとの共同制作や展覧会企画をおこなう。第58回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館展示「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」(2019年)に参加。

共著に『野生めぐり  列島神話の源流に触れる12の旅』(田附勝との共著、淡交社、2015年)、 『Lexicon 現代人類学』(奥野克巳との共編著、以文社、2018年)など。


9月 富永京子
『社会運動の作り方・難しさ・その乗り越え方(仮)』

富永京子(とみながきょうこ)

1986年生まれ。立命館大学産業社会学部准教授、シノドス国際社会動向研究所理事。専攻は社会運動論。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2015年より現職。

著書に『社会運動と若者』『社会運動のサブカルチャー化』『みんなの「わがまま」入門』など。


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