アメンボの赤ちゃんはアメンボです!

赤ちゃん時代(幼虫時代)は全く違う姿をしている昆虫もいますが、アメンボは不完全変態と呼ばれる成長をしますので、生まれた時からアメンボの姿をしています。


公園の水たまりで他の昆虫を探していたら、たまたまペアのアメンボを見つけました。
月刊ムシミルの特集でも皆さんに紹介したいと思ったので、久しぶりに卵から観察してみることにしました!

そんな感じでふわっと観察を始めましたが、なんだか違和感。
普通のナミアメンボを捕まえたと勝手に思っていたのですが、どうやら違う種類です。

普通のナミアメンボは開放的で広めの池や田んぼなどにいることが多いですが、このアメンボは周りが木に囲まれた水たまりにいました。

アメンボがいた水たまり

それでよくよく調べてみれば、ヤスマツアメンボという種類のアメンボです。

こちらは薄暗く、小規模な環境を好むということで条件にも一致しました。

場所が変われば、見つかるアメンボも変わると思っていましたが、好みの生息環境があるのを確認できたのは面白いですね。

写真を撮って見比べてみれば結構違うのがわかります。

最初に見つけたヤスマツアメンボ

後から気になって比較のために捕まえてきたナミアメンボ

一度確認したら次からは間違えることはなさそうなくらい違いがたくさんですね。
大きさや雰囲気もそうですが、お尻の先のトゲも特徴的です。


ちなみにアイキャッチの写真は、最初に捕まえたヤスマツアメンボの赤ちゃんたちです。
右側にいる模様があるのが1齢幼虫で、一回脱皮をして大きくなったのが左の2齢幼虫です。

小さくてもちゃんとアメンボしてますね!!
かわいい!!


写真を揃ったら、月刊ムシミルの特集に登場させるのが楽しみです!
一部の話ではありますが、月刊ムシミルに登場させるのにこんなことしてたりもするんですよ(^^)


おまけ
アメンボは光に向かっていく性質もあるようですね。
懐中電灯で照らしたら、そこの壁に赤ちゃんがたくさん集まって登り始めました(笑)




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