
こんにちは!
ファシリテーターのmiyaです。
2023年10月にCertified Kubernetes Administrator (CKA) に合格したので、その報告をします。
目次
1.学習・受験状況
2.受験理由
3.試験の感想
4.合格に向けて意識したこと
5.勉強方法で上手くいったと思ったこと
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
7.具体的な勉強方法
8.試験直前にやったこと
9.オススメの学習アイテム・アプリ
10.これから受験する方へ
11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格
1.学習・受験状況
・資格・試験名:Certified Kubernetes Administrator (CKA)
・受験日:2023年10月17日(火)
・勉強時間:約50~70時間、(1日1時間、土日は5時間ほど)
・勉強期間:1ヶ月
・受験回数:2回 (1回目は56%しか取れずに不合格)
・受験費用:55,000円
・使用教材:Udemyオンラインコース、シミュレータ(後述)、ChatGPT
・勉強前の状態:kubernetesを業務で1ヶ月使ったことがある程度
・試験前の状態:シミュレータを受験して75%の得点率
合格証明証を貼り付けておきます。100点満点の試験で合格には66点以上が必要。自分の点数は83点でした。
2.受験理由
1.業務で利用していたこともあり、体系的に学び直したかったから
2.多くの有名なシステムで使われており、転職時に有利に働くと思ったから
後者について詳しく説明します。
「Kubernetesって何?」って思う人も多いと思うのでChatGPTに聞いてみました。
>Kubernetesは、たくさんのコンピューターやサーバーを使って、大きなウェブサイトやアプリケーションを動かすのに役立つものです。これは、たくさんの人々が同時にウェブサイトを使う場合や、アプリケーションを更新したい場合にとても役立ちます。
要するに、Kubernetesは大きなウェブサイトやアプリケーションを効果的に運用するための魔法のようなツールです。それを使うことで、ウェブサイトやアプリケーションがスムーズに動作し、たくさんの人々が楽しむことができるようになります。
Kubernetesは、今時の大規模システムで採用される傾向があります。
・位置情報ゲームのPokemon GO
・フリマアプリのメルカリ
・SNSのTiktoke
などで使われています。(参考にしたサイト、参考にしたサイト2)
他にも身の回りの有名なサービスは、このKubernetesという技術を使っていると思います。
将来このような有名なサービスに関わることきっかけになれば良いなと思い、この資格を受験することにしました。
3.試験の感想
正直な話、試験はとても疲れますし難しかったです。
時間は120分間あり、試験問題が約20問あります。そのため1問に6分ほど使うことができます。
しかし1問を回答するために、英語のドキュメントを調べたりコマンドを打ち込んだりする必要があるため、ある程度の英語力がないとそもそも合格できません。また英語力があったとしても、コマンド操作になれていないとそもそも回答できません。
そのため、試験中は脳みそをフル回転させておかなければいけないです。とても疲れます。
また試験問題はかなり実用的でKubernetesの深い理解が求められました。
試験を通じて私のKubernetesスキルが向上し、知識が深まったことを感じています。
4.合格に向けて意識したこと
まず試験の下調べをしました。この下調べではgoogleで「CKA 合格方法」を検索して対策を練りました。
その下調べにより"実際の問題形式での繰り返し練習"が重要であることがわかりました。
そのため、実際に構築されたkubernetesの環境を使ってコマンドを打ち込む練習に時間を使いました。
これが試験を突破するために一番重要であると感じました (なぜなら試験ではコマンドを素早く打ち込む必要があるので)
また試験で使われるシミュレータの操作を理解し、シミュレータ(後述)を何回も受けることも意識しました。
5.勉強法でうまくいったと思うこと
・シミュレータを活用すること
・試験に合格した後のことをイメージして、勉強のモチベをあげること
シミュレータを活用することは非常に大事でした。
このシミュレータはkiller.shと言い、受験者の自信を全力で折る難易度 (だからkillerなのか?)の練習問題です。(killer.shのページ)
このkiller.shと本番環境がほとんど同じなため、このkiller.shを活用して勉強することが一番効率が良いと思いました。
また試験に合格した後は、チームメンバーに対して「あぁ〜Kubernetesの資格?合格したよ(ドヤ顔)」する準備をしていました。
チームメンバーが誰も持っていない資格なので、"今後大事な人材として扱われるであろう"という妄想をしていました。(実際はそんなことなかったが)
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
英語で公式ドキュメントを読んでおけばもっとよかったと思いました。
というのもこの試験は問題文が英語なため、英語で公式ドキュメントを読んで英語で理解してコマンドを打ち込めれば、とてもスムーズに試験が進められます。
私の場合、試験勉強で日本語のドキュメントを読むことに慣れていたので、試験中に公式の英語ドキュメントを読んでも日本語で考えて回答していました。そのため回答スピードが上がらずに苦労しました。
英語ドキュメントを日本語に修正せずに、英語で理解していく力を養っていく必要があるなーと感じました。
7.具体的な勉強方法
以下の教材を使って勉強しました。
・ChatGPT: 最近大幅なアップデートがあり、シームレスに会話できるようになったので、散歩中に使うことが増えました。
・シミュレータ: とても試験環境に近く、一番効果的だと感じた。絶対にやるべき。
・Udemyオンラインコース: インド人の英語をラジオのように聞いていました。お風呂でもトイレでも散歩中でも時間があれば聞いていました。が私のリスニング力は乏しいので、あまり効果は無かったと思います。
特にChatGPTはとても優秀です。このChatGPTと英会話する動画をみた後に、速攻で3,000円の課金をしました。
英語力の向上にも繋がりますし、曖昧な表現も指摘してくれるし、24時間いつでも利用可能です。
私は以下のように使っていました(英語で会話しています)
私「KubernetesのCKAに関する問題を出して、もしミスがあったら修正して」
ChatGPT「わかりました。Podとは何ですか?」
私「Podとは...」
この勉強方法は、英語で知識のインプットとアウトプットをする良い練習になると思います。
8.試験直前にやったこと
試験直前には、主に以下のことを行いました。
1.ChatGPTの会話機能を使って、単語や技術に関して質問する
前述したように、ChatGPTがアップグレードされて会話ができるようになったので、ChatGPTに問題を作ってもらい私が回答して修正してもらう。勉強法をやっていました。アウトプットすることを意識してインプットができるようになるので、勉強の効率が上がると思います。
2.シミュレーションを解きまくる(killer.sh)
事前調査をしたときに、試験環境はシミュレーションとほぼ同じという情報を知っていたので、シミュレーションを解きまくりました。
間違った問題はnotionやgoogle keepで管理して、暇な時間ができたら、さらに問題を解くときは公式ドキュメントを常に確認していました。
試験中には公式ドキュメントを読むことは許されているので、どこに何が書いてあるか、どこの情報を使えば良いのか?などを予め記憶しておくと良いです。
9.おすすめの学習アイテム・アプリ
圧倒的にChatGPTをお勧めします。
そして3,000円を課金することで会話機能を有効にして使ってください。
こうすることで常に「英語を聞いて英語で回答して修正してもらう」ことができます。24時間365日。
最強の英語のエンジニアが講師として、自分に色々教えてくれるのとほぼ同じです。
それが月3,000円です。生身の英語エンジニアに24時間講師になってもらおうとすると数百万円以上払わなければいけないと思いますが、ChatGPTを使えば3,000円で可能です。
10.これから受験する方へ
正直な話ですが、試験の難易度は結構高いので一発で合格するのは厳しいと感じました。
今までkubernetesに関わってきていない人は落ちることを覚悟していた方が良いです。(1回落ちても2回目は無料で受験できるので、思い切って試験予約しても良いです)
試験に備える際に大事なポイントは以下の通りです。
1.killer.shをやって、全ての問題の回答方法や考え方を理解する。
2.問題を解くときは、公式ドキュメントを開いてどこに情報があるかを覚える
3.開発経験を積む: kubernetesの開発経験があることは、試験中にも大いに役立ちます。開発プロジェクトに参加し、podの操作になれておくと良いと思います
また思い切って試験を申し込むのも大事だと思います。 (1回落ちても2回目は無料で受験できるので)
最終的には、試験に臨む前に自身のスキルと知識を確認し、不足している分野に焦点を当てて学習を進めることが大切です。
11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格
来週CKADを受験する予定です。その後は英語力を向上をさせてから、高度なIT資格に取り組みたいと思っています。
・Kubernetes CKAD (10月末受験)
難しい試験。その分、資格としての価値が大きめ。挑戦したい。
・TOEIC Speaking: 160点 (11月受験予定)
技術系の動画を見た時にもリスニングができないと思いましたが、海外旅行に行ったときにも全然英語が聞けないことを痛感しましたた。頑張りたい。
・Azure Solutions Architect Expert (AZ-305)
エキスパートって響きがかっこいい。
以上です。参考になれば幸いです。
参加申込みはこちら!
参加をご希望の方は下記のリンク先からお申込み下さい。
東京自習会の公式ラインアカウントに繋がりますので、友達追加後に【参加希望】とご連絡下さい。
▼こちらからご連絡下さい!
https://lin.ee/dZqLgaE
ご質問やご相談も公式ラインで受け付けていますので、お気軽にお問合せ下さい!