みなさまこんにちは!
シニアライフ田無のシニア向けシェアハウスのお話の続きです。
前回は、「小さなコミュニティの中でも行き詰まらないために」、シェアハウスであれど「自分の自由な暮らし」が「共同生活より優先される」というお話をしました。
それに加えてもう一つ、試していることがあります。
それは、「トライアングル関係性運営」。
トライアングルというのは三角形という意味ですが、その名の通り三角形の関係性をつくる、ということです。
田無の三角形は、
①入居者
②大家さんの株式会社イチイ
③そして私
という3点で形作っています。
これが①、②の二点だとどうなるか?
あら、不思議。
対立構造、要求―獲得構造になるんです。
立場上、「弱いー強い」があからさまに関係性に現れます。
そしてゼロー100ゲームになり、逃げ場が無くなるんです。
夫婦の関係でもそうかもしれないですね。
夫が強いか、妻が強いか。
トライアングルになると、皆さんよくご存じのじゃんけんと近い形になります。
夫婦関係でも子供ができると関係性に変化が出てくるのは、無関係ではないかもしれませんね。
入居者同士での関係性には僕が入るとトライアングル。
治められなかったら、僕が入る。
入居者とイチイさんで結論が出なかったら僕が入る。
これって新しいことではなくて、昔のコミュニティ運営の知恵で当たり前にやってたことですね。
町内会長や地域の長老、ヤクザの親分かシャーマンか。手打ちをするときは第三者。
これらとの違いがあるのは、僕が入って決まった結論は「一時的な取り組み」であるということです。
それでやってみて、どうだったかまた「変化」する。
①このトライアングルがうまく機能するか?
②機能させるための労力やエネルギーはどれくらいか?
をシニアライフ田無では実験をしています。
3人~4人が暮らすシェアハウスを10件程度~15件にトライアングル担当1人が見れるとすると、人件費も生み出せそうです。
呼び方は、「管理人」というと偉そうなので、「プロ同居人」という形でどうかと考えています。
現場からは以上でーす!