
こちらは2022年1月のNasdaqチャート指数です。
1月10日月曜日に15500ドルのサポートラインを割り込み反落しました。
NY時間は総悲観だったのですが、そこから反発し、水曜日まで必要以上に戻りを見せました。
その後、週後半から下落に転じ、翌週の水曜日に安値を破れてさらなる下落につながりました。
この年はロシアがウクライナ侵攻→グローバルインフレ経済突入前の値動きです。
Nasdaq指数は前年の11月12月ダブルトップをつける16500ドル強を高値に、6月までに11,000ドルをつけ、最終的に10-11月に11000ドルを割り込み、10500ドルを安値をつけました。
10-12月に10500ドルの安値を3度トライし抜けず、そこから反発し、先月の高値である22000ドル付近まで大きく上昇を開始しました。
今年の値動きは見事のそのようなタイミングで動いているようにも感じます。
今夜は満月です。本来ならば本日がボトムであった方がやりやすかったと思うのですが、もしかすると、トレンド継続の合図になるのかもしれません。
明日のCPIが市場予想通りや少し下回るような予想となり、リスクオンで反応しつつも、その経済指標後が天井となり、反落の形をとった方がシナリオらしいと思います。
最近の天邪鬼相場を考えると、株もビットコインもドル円、クロス円も明日のCPI後、跳ねたところを売りに行く方が得策かもしれません。
特にビットコインは米株と比べてまだバブってます。
トランプラリーの11月7日からの上昇を株式市場は昨晩の安値でほぼ帳消しにしましたが、ビットコインはまだまだ40%程度高い位置です。
もう少し調整の幅があると思っているのですが、予期せぬ乱高下を超えて最終的に9万ドルをしっかりと割り込むと考えております。それは1月20日より前に起こるか、それとも先に上昇し、また11万ドルぐらいの高値から下落に転じるのかもしれません。
ビットコイン国家備蓄戦略について
トランプ大統領の目玉政策、ビットコインの国家備蓄戦略です。これを実行するには上院下院の採決と大統領の著名とステップがあります。
ですので、即座にできるようなものではありません。
ただ暗号資産市場は勝手にこの期待を煽っているように感じ、フェイクポジティブニュースもかなり飛び出しているように考えます。
日本時間1月20日午後2時に就任式です。就任演説後、大統領令に著名をすることがありますが、2017年1月の時も上院下院の採決不要で且つ取り込みやすいものはさっさと著名をしました。
ですので、今回もそのような行動に出る可能性は高いかな、と考えます。
ただし、それは暗号資産周りの国家備蓄として予算を通すことは無理ですので、意気込みを語るか語らないか、がポイントだと考えます。記者からの質問もおそらく飛んでいくでしょう。
意気込みのリップサービスは出る確率は高いと考えますが、マーケットがこれをどれだけ織り込んでいるか観察し、1月下旬が逃げ場となるか見極める展開となりそうです。