2020/06/17 18:08

このエッセイの第1回目で、


あたまの方にこころが浮かび上がってしまった状態=不安感前提で行われるのが「議論」

おなかの底の方にこころが落ち着いている状態=安心感前提で行われるのが「対話」


というふうに定義させていただきました。


これはある意味、話をわかりやすくするためのレトリックであって、

決して、すべての「議論」を否定するものではありません。


「議論」の中にも、もちろん、「対話」ベースのものはあって、

つまり、「おなか」に「こころ」を落ち着けた状態で行われるものはあって、

それは、私個人としては、非常に意義深い営みであると感じています。


今日は、この点に留意しつつ、これまでよりも精度を上げて、

「議論」と「対話」という営みを比較してみようと思います。



■こころをおなかにおさめないままに「議論」をすると……


ここであらためて、「議論」と「対話」ということばの辞書的な意味を調べてみました。

比較対象のため、「議論」によく似た「討論」ということばも並べてご紹介します。


【討論】

[名](スル)ある事柄について意見を出し合って議論をたたかわせること。「討論会」


【議論】

[名](スル)互いの意見を述べて論じ合うこと。また、その内容。「議論を戦わす」「議論を尽くす」「仲間と議論する」


【対話】

[名](スル)向かい合って話し合うこと。また、その話。「市長が住民と対話する」


(いずれも「デジタル大辞泉」より引用)


……どうでしょう?

なんとなく、上に行けば行くほど、声が大きくなって、

ツバが飛び散りそうな印象を受けないでしょうか?(笑)


そもそも「たたかわせる」ということばが出てきた瞬間に、

私なんかは、少し、引いてしまうようなところがあるのですが……。


もちろん、「討論すること」や「議論をたたかわせること」が

悪いと言っているわけではないんです。


双方の合意の元に、「討論をしよう」「議論をしよう」と言って始まるものであれば、

そこにはスポーツに夢中になる時に似たたのしさが生まれてくるでしょうし、

どうしても「結論」をひとつに定めなければいけないような状況の中では、

これらの手法を取らざるを得ない、というのは理解できます。


要は「使いよう」なんですよね。


ただ、こころをおなかにおさめないままに、

つまりは、こころを「あたま」の方に浮かび上がらせたままに、

もっと言えば、あたまに血と気をのぼらせたままに、

「討論」や「議論」をしてしまうと、

もし、その場でなんらかの結論が出たとしても、

「勝者」も「敗者」も、双方血を見ることになるというか……

次への禍根を残してしまうことになるのではないかな、と。


私は、そんなふうに感じるのです。



■まずはTempleで「ほんとうの対話」を体験・体感しよう


人と人とが話し合う時というのは、本来なら、どんな場面であっても、

おなかにこころをおさめた上で始めないといけないんです。


(※おなかにこころをおさめる簡単なワークは、第3回目のエッセイでご紹介しました。)


それさえできれば、「討論」であれ、「議論」であれ、「対話」ベースの営みになる。

つまり、「神」や「仏」になりゆきをすべて「おまかせ」した上で、

ゆったりとした気分で、その場に生まれてくるものを眺めることができるようになる。


「勝ち」とか「負け」とか、「正解」とか「不正解」とか、

そういったものすら、やわらかなこころで受け止められる。


それらの営みを通して、「いま」「ここ」「自分」、そして「世界」を、

これまでより、広く、深い視点から見つめられるようになる。


X軸、Y軸だけじゃなく、Z軸があったことに気づけるようになる、というか……。


これは決してファンタジックな、非現実的な話ではなくて、

人が人である限り、かならず、実現可能なことなんです。


でも、そもそも、いちばんのベースになるべき「対話」という営みを、

そもそも体験・体感したことがない、というのが問題で……。


だからこそ、安心・安全な「対話の場」としてのTempleが大切なんですね。

やわらかいけれど、ものすごく本質的なものが、

Templeという場にはぎっしりと詰まっているように思います。


Templeから、世界を変えていきましょう。


※6月21日(日)に、発酵生活研究家である栗生隆子さんをゲストにお迎えしてのスペシャルTempleを開催します。今回は、Templeメンバー以外の方にもご参加いただけます。ご友人等お誘い合わせの上、ふるってご参加くださいませ◎

https://community.camp-fire.jp/projects/263282/activities/146967#main

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