
皆さんー!お元気ですかー?
みなとシティバレエ団の佐藤彩未です。
今日はバレエの舞台そしてダンサーを彩ってくれる衣装についてお話ししたいと思います♪
日本のバレエ人口約40万人と言われる現在でも
あまりバレエに馴染みがなかったり、普段接する機会が無く、バレエはイメージでしかわからないという方達もたくさんいらっしゃると思います。
「バレリーナ」という単語を投げかけると、おそらく大抵の人が思い浮かべるのはふわふわと広がったスカートとつま先立ちをしている姿…
ではないですか?
そして多くの人が「え!バレエやってるの?バレエってこうでしょ?」と手を頭の上で丸にしてつま先立ちでくるくると1周回るか、足をあげてポーズしてくださいますね。
(あれ可愛いので大好きです!ぜひやってください。)
その皆さんがバレリーナと聞いて思い浮かべる姿は、本番用のバレリーナのいわゆる正装です。
舞台を煌びやかに彩るバレエにはたくさんの種類の衣装がありますが、バレエ特有のあの横にピンと広がったスカートは「チュチュ」と呼ばれています。
チュチュは、
・クラシック・チュチュ
と
・ロマンティック・チュチュ
の大まかに2種類に分類されています。
チュチュ(Tutu)ってなんだか可愛い単語ですが、実はフランス語(幼児語)で「お尻」を意味するんです!
発音も意味も、そして衣装としても可愛いんですね。
そしてチュチュは古典作品で着られることが多いのですが、役柄によって基本的な衣装の形は決まっています。
例えばレ・シルフィードだったら白のロマンティックチュチュ、これ一択です。
この作品をピンクのクラシックチュチュで踊るなんてことは絶対にありません。
そしてあの有名なくるみ割り人形の金平糖の精の場合は、クラシックチュチュで、大抵は薄ピンクや白っぽい色に、あの金平糖の輝きを思わせるキラキラと光る宝石がたくさん散りばめられています。
もちろん作る仕立て屋さんからバレエ団のオーダーなどによっても、それぞれの雰囲気が出ていたりアレンジがされているので、全く同じ!というわけではありません。
例えばドラえもんの象徴が青・ポケット・鈴だとしたら、その3つは絶対に外さず他のところで装飾などをつけて、それぞれ個性のあるドラえもんを作るという感じです。
私が2012年から今までに踊った金平糖の精の写真を集めて並べてみました♪
大体同じようなテイストですが、飾りや形がそれぞれ違うのがわかりますね♪
今はオンラインでも世界中のバレエ団の配信を見ることが出来ますし、今後舞台に行った際は皆さんぜひ衣装にも注目してみてくださいね⭐︎
✳︎バレエ豆知識✳︎
チュチュは基本的には胴体部分とスカートが繋がっていますが、練習の時から毎回着ていると大変なので、練習用にスカート部分のみのチュチュ、「ボン(Bon)」呼ばれるものがあります。
衣装よりは軽く踊りやすいのですが、本番と同じようにスカート付きで練習するために、ダンサー達は普段はこのボンを使っています。
次回はダンサー達の制服、レオタードについてお話したいと思います♪
読んでくださりありがとうございました。
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佐藤彩未
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