
こんばんは!
一原紗羅です。
突然ですが、皆さんはコールドバレエを知っていますか?
バレエでは、舞台の真ん中を飾る主役。そして物語のキーパーソンとなるメインキャスト。
最後にコールドバレエがあります。
ドラマや映画のエキストラのような役割と言えばイメージしやすいのではないかと思います。
「白鳥の湖」のコールドバレエなどは有名ではないでしょうか。
1列にピシッと並んだ綺麗なフォーメーション、一糸乱れぬ踊り。
バレエダンサーは顔に出さずスッとやっていますが、実は本当に難しいです。
私も地元のスクール時代からコールドバレエを沢山経験してきました。
私の地元のスクールは発表会などの舞台で列が綺麗に並んでおり、動きが揃っている事で割と有名でした。
それは私も幼いながら客観的に見てそう思っていました。
ですが、大きくなって自分もコールドとして踊るようになってから、その綺麗なフォーメーションや揃った動きをお客様に見せるには物凄い練習量が必要だったことを知りました。
まず綺麗な列を作る為には「意識」
両隣の人との感覚は均等であるか、横列はしっかり並べているか、前の人よりはみ出ていないか、、など沢山あります。
それを瞬時に行う、または踊りながら調整する。
コールドバレエは絶対に自分一人で踊ってはいけないんです。
コールドが悪い意味で目立ってしまうと、主役に目が行かなくなります。
それは役割を果たせていませんよね。
コールドバレエがビシッと揃うことで真ん中で躍る主役がより引き立つ訳です。
そして私達は今新たに「ラ・バヤデール」のリハーサルを行っております。
バヤデールの中でも"影の王国"のシーンが有名なのではないかと思います。
白いベールを纏った衣装にフワッと体重を感じさせない軽やかさ、それをコールドバレエが引き立てます。
特に最初のアラベスクを40回近く続けて行う部分は私もいつか絶対にやってみたいと思っていました。
実際にリハーサルを行っていますが、やはりコールドバレエは難しいと感じています。
先程言った列が揃っていることは勿論、脚の角度、手の角度、首の向き、1ミリでもずれてはいけません。
そこに辿り着くまでには少し時間がかかると思いますが、1人1人が揃える意識と空気感を感じようとすることで、必ず揃います。
私は個人的にバヤデールはとても踊りたかった作品の1つなので、リハーサルがとても楽しいですし、皆さんに少しでも早くお見せしたいと思っています!
その為にも日々のリハーサルで理想とする踊りに近づけるよう頑張ります。
今後もリハーサルの様子などお見せしていくと思いますので、楽しみにしていて下さい!
まだまだ暑い日が続くと思いますので、夏バテなどには気を付けて、元気に過ごしましょう!
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