《1/22更新》

目標達成!!

1月20日にプロジェクトを開始し、初日で目標の100万円達成しました!

本当にありがとうございます!

ワイナリーでSAKE造りをスタートするため、設備費用や建設費用はほとんどかかりません。しかしSAKE造り以外に、販路開拓、必要な資材、道具、そしてイタリアという地で思いがけない出費が出ることは大いに予想されます。

そこで次の目標を【 500万円 】に設定し、イタリアでのSAKE造りに向けて、最高のスタートがきれるよう皆様のサポートを承りたく思っております!

最後まで頑張りますので引き続き宜しくお願いいたします!




《2/08更新》

NEWリターンが追加されます!

【 オリジナルグラスコース 】と【 3000円食事券コース 】の

2つをリターンに追加いたします!

一人でも多くの方に気軽にLIBROMの挑戦を応援していただけますと幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします!


日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに、若い世代にも親しみ愛されるお酒を造りたい。そんな想いから、LIBROMは福岡県天神からすぐ近くの高砂でお酒造りをしています。酒蔵での修行で得た経験と街中醸造所ならではの新しい手法を取り入れ、新しいクラフトサケ(クラフトサケブリュワリー協会の定義する)に挑戦しています。

醸造所と併設でPUBを設けており、お酒造りをする姿を目の前に、新鮮なお酒とおつまみが楽しめます。普段馴染みのない酒造りの様子やLIBROMスタッフとの会話を通して、日本酒に関心のなかった方々にも身近に感じてもらえる存在になれたらと思っています。

9年前に「イタリアでSAKEを造る!」と決意し、様々な苦労や経験を通し、ようやくイタリア現地法人を2023年10月に設立し、2024年イタリアでのSAKE造りへ挑戦します。イタリアへ渡る前にテストバッチとして100%イタリア産のお米を使ったお酒を造り、より多くの方にLIBROMの挑戦を知っていただける機会になればと思い、このプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトを通して、一人でも多くの方にLIBROMの挑戦を応援していただきたい。そしてイタリア米でも美味しいお酒が造れることを証明したいと思っています。


⓵世界遺産、イタリアワインの銘醸地「バルバレスコ」でのSAKE造り

バルバレスコは、イタリア北西部にあるピエモンテ州クオーネ県に位置します。またバルバレスコ村周辺の地域で造られる高級赤ワインを「バルバレスコ」と呼びます。

この地域は2014年にイタリアで初めて、葡萄畑の景観とワインの文化の地として世界遺産に登録されています。世界遺産の正式名称は「ピエモンテの葡萄畑の景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート」といい、この地は、「バローロ村のあるランガ地区」「グリンザーネ・カヴール城」「バルバレスコ村の丘陵地」「ニッツァ・モンフェッラートとバルベーラ」「カネッリ村とアスティ・スプマンテ」「インフェルノットのモンフェッラート」の5つの地域と1つの城で構成されています。バルバレスコはアルプス山脈の麓に位置しており、夏は日差しが強く乾燥する一方で、冬は厳しい寒さが続く地域です。


そんな厳しい寒さの中で作られる「ネッビオーロ」という品種のブドウだけを使って造られるのがバルバレスコワイン。世界中のワイン愛好家がこの「バルバレスコ」をめがけて観光に来ます。

そんなイタリアワインの銘醸地「バルバレスコ」のワイナリーでSAKE造りをします。

ワイナリーが位置するのはバルバレスコ村の山の頂上、360度見渡す限り、ブドウ畑。そして正面にはアルプス山脈で2番目に高い山「モンテ・ローザ」が見渡せます。


⓶なぜバルバレスコなのか

イタリア高級ワインの銘醸地「バルバレスコ」でSAKEを造る理由は、ある一人のワイナリーとの出会いがきっかけでした。イタリアでのSAKE造りの最初のスタートはワイナリーの一角を借りて、いわばファントムブリュワリー(蔵を持たない醸造所)として活動しようと思っていました。2023年9月にイタリア現地法人立ち上げと、間借りさせてくれるワイナリーを探すために訪伊しました。訪伊する直前に、ミラノを拠点に活動する日本酒コミュニティーの方を淺田星太郎さん(同じくイタリアで酒蔵を作ることを目標に既にイタリアに渡り活動する日本人)に紹介していただきました。早速コンタクトを取ると「バルバレスコでSAKE造りをしたいというワイナリーがあり、イタリアに来るなら麹造りを見てみたい」と依頼を受けました。そして4日間バルバレスコで麹造りをしてきました。パトリックは代々続くワイナリーの蔵元で、ワインを造る一方で、ワインにはない特殊な発酵過程を経て造られるSAKEに非常に興味を持っており、イタリアでの日本酒市場はこれからもっともっと大きくなると可能性を見い出していました。ワイナリーには、十分とは言えない設備ですが、蒸し器、麹造りができる環境が揃っていました。4日間に渡り、洗米、蒸し、麹造りを一緒にし、彼の熱意に意気投合し、彼のワイナリーでSAKE造りをさせてもらえることになりました。

一番左がワイナリーのオーナー「パトリック」その他、ドイツ、フランスからも麹造りを学びにきました。

100%イタリア産のお米を使用したお酒造り

イタリアでのSAKE造りを目前に、イタリア米を輸入してテストバッチを醸造することにしました。もちろん日本酒造りに重要な水は日本の水を使用しますが、今回は「お米の特性を知る」ということに焦点を当て、現地でのSAKE造りに生かしたいと思っています。普段LIBROMでは食用米の「夢つくし」や「ヒノヒカリ」をメインに使用しています。今回使用するイタリア米は「Sinfonia」という品種です。「Sinfonia」と「夢つくし」を成分分析にかけました。


また、醸造試験場の調べ(昭59)では、『酒造好適米30銘柄の平均粗タンパク含有景は5.15%、これに対し、飯米の平均は5.86%。』イタリア米(Sinfonia)は普段使用しているお米と比べ、日本のお米の平均よりタンパク質が多いことがわかりました。酒造りに求められるお米のタンパク質含有量は低い方が望ましいとされています。タンパク質は味や香りの要素を構成しますが、多すぎると雑味の原因となります。

次にデンプンです。デンプンはお米の成分の約8割を占めます。このデンプンを麹菌が糖に変え酵母がそれを食べてアルコール発酵していきます。米の溶けやすさ(溶解性)はお酒造りにおいて非常に重要で、お米が柔らかいほど酵素がよく働きお米を溶かします。デンプンには「アミロース」と「アミロペクチン」という2つの要素から成り立ちます。「アミロース」含有量が低く、「アミロペクチン」が多いと、粘り気の多いお米になります。逆に「アミロペクチン」が少なく、「アミロース」が多いと粘り気の少ないパサパサしたお米になります。日本のお米(うるち米)の平均アミロース含有量は18%と言われています。これに対しイタリア米は30%。アミロースとアミロペクチンの含有量は米の溶けやすさに関わります。アミロースが少ない(アミロペクチンが多い)と米が溶けやすく、逆にアミロースが多い(アミロペクチンが少ない)と米は溶けにくくなります。ちなみに餅米はアミロペクチン100%なので米がしっかり溶け、甘さが出ます。イタリア米が溶けにくい性質がある反面、麹造りには向いています。一粒一粒パラパラとしているため均等に麹菌を繁殖させることができます。


今回使用するイタリア米は普段の仕込み配合や、品温管理では味のバランスが取れない可能性があるのでうまく調整できればと思います。タンパク質が多く雑味が出やすい、米が溶けにくいという予想を踏まえて酒造りの設計をします。

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タンパク質分解酵素のプロテアーゼ生成を抑える麹造り。

雑味を少なくする。発酵温度を少し高めにし、溶解を促す。


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発酵温度を高めにすることで糖化と発酵のバランスが崩れないようコントロールし、

味はしっかり、かつ綺麗なアフターを目指します!


副原料

イタリア現地でも副原料を添加して造るお酒と副原料を入れない「SAKE」の両方を造る想定で、LIBROMのフラッグシップ商品であるレモンバーベナを使用した「Verbena」イタリア米バージョンと味や香りに影響がでない「Viola(エディブルフラワー)」を使用した2種類のテストバッチを造ります。


Verbena(バーベナ)

ヨーロッパではハーブティーの女王として良く知られるハーブ。レモンのような心地よい香りが特徴でリラックス効果が期待できます。このレモンバーナを使用したLIBROMの「verbena」は酸味と程よい甘さ、そしてハーブ由来の心地よい香りが合わさり、女性にも人気の商品です。


Viola(ビオラ)

LIBROMで初めて使用した副原料。エディブルフラワー(食用のお花)のビオラは香り、味ともにほとんどなく、お酒造りに使用してもほとんど味に影響が出ません。イタリアでは副原料を入れないSAKEも造るため、それを想定したテストバッチです。

1月 製造開始
2月 製品完成
3月 リターン発送

福岡でLIBROMを立ち上げ、最初の1年間は苦労の連続で「酒を造っても売れなければ意味がない」ということを身に沁みて実感しました。販路開拓、プロモーション、商品開発など酒造り以外にしないといけないことがたくさんあり、イタリアでこれからまた、一からのスタートになります。今回ご支援いただいた資金はイタリアでのSAKE造りに必要な資材、道具や酒造り以外に必要な活動費などに大切に使わせていただきます。



LIBROM Craft Sake Breweryの柳生です。

私はサッカーを小さい頃からやっていたこともあり、ヨーロッパ、特にイタリアは憧れの国でした。大学4年生の夏、大好きな国イタリアで日本人らしいことがしたいと思い、イタリアに行ったり、色々調べているうちに、「イタリアはヨーロッパ一の米どころである」という事実を知りました。そこで思い立ったのが、「イタリアで日本酒を造る!」という夢でした。そしてすぐに東京のアパートを引き払い、山口県にある「新谷酒造」に見習い修行として1年間働かせていただきました。その後3年間、石川県「農口尚彦研究所」で酒造りの神様とも称される農口杜氏の元でお酒造りを学びました。


醸造責任者の穴見は中学の旧友です。共にサッカー部で汗を流し、穴見は高校卒業後ドイツに3年間のサッカー留学。サッカー選手の夢を諦め帰国後、再会した時に、私の夢に賛同し、イタリアでの日本酒造りの夢を2人三脚で歩む約束をしました。穴見は広島県に1年間、新潟県柏崎で「あべ」を醸す「阿部酒造」で3年間お酒造りに従事しました。


LIBROMは福岡の中心、博多、天神からも徒歩圏内の薬院駅徒歩5分ほどに位置するマンションの一階でお酒造りをしております。2021年5月にお店をオープンし、6月より製造開始しました。LIBROMはイタリアでの「SAKE」造りを目標に立ち上げたブランドです。

ヨーロッパ一の米どころイタリア。ヨーロッパでは日本食ブームも広がり、日本食に合わせて日本酒の輸出量も年々増加しています。そこで課題になるのが、価格と品質管理。日本から輸入された日本酒は関税や輸送費などが加わり、倍以上になり、品質管理も保証されないのがリスクとしてあります。小さい頃から大好きだったイタリアで、日本の伝統文化である「SAKE」を造り、身近にお米があるイタリア人にとって、そこから造られる「SAKE」をイタリア人にとって日常的なモノにしたい。そんな想いから現地での製造を目標に、LIBROMを立ち上げました。柳生、穴見は共に4年間の酒蔵修行を終え、イタリアへ渡ろうと思っていた2020年。新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡伊を断念。まずは地元福岡でできることを考え、福岡県産にこだわり、様々な副原料を加えて造る「クラフトサケ」醸造所を立ち上げました。


LIBROMの造るお酒は厳密には日本酒とは言えません。それは現行では新規に日本酒免許が発行されないからです。LIBROMのお酒造りは、米、米麹、水、そして副原料を加えて造る日本酒の製造技術をベースに造られるクラフトサケという新ジャンルのお酒です。LIBROMのお酒造りの特徴としては福岡県産にこだわり、その時の旬なフルーツやハーブ、スパイスなどを副原料に使用し、圧倒的に飲みやすく日本酒文化の入口となるお酒を目指しています。

LIBROMのフラッグシップ商品のレモンバーベナというハーブを使用したお酒はイタリアはミラノで開催された「ミラノ酒チャレンジ2023」で最高賞のプラチナ賞を受賞しました。


9年前に抱いた「イタリアで日本酒を造る」という夢に大きく前進し、ようやくここまで来ました。8年間様々な苦労がありましたが、多くの方のサポートがあり、この夢を叶えるために走り続けてきました。ぜひLIBROMの挑戦を応援していただけると幸いです!よろしくお願いします!


酒類販売管理者標識

 1.販売場の名称及び所在地 : 福岡市中央区高砂1丁目21番27号ボンフル高砂103

 2.酒類販売管理者の氏名: 工藤 峻平

 3.酒類販売管理研修受講年月日 : 2023年11月6日

 4.次回研修の受講期限 : 2026年11月5日  

 5.研修実施団体名: 一般社団法人全国スーパーマーケット協会


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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