ペイントアートで
高齢者の魅力を届けます
【はじめに】

はじめまして!

この度はプロジェクトをご覧いただき、本当にありがとうございます。

「Enjoy aging」代表の條 晋太朗と申します。

現在は広島県の介護現場で作業療法士として働きながら、高齢者に特化した写真制作活動を行っています。

あなたは「自己表現」ができていますか?

人には、その人だけの価値観や世界観があります。
あなただけの「内にある価値観」を表現することを、無意識のうちに抑制していませんか?

僕は、作業療法士として、シニアフォトグラファーとして、数百名の高齢者の方々と関わらせていただきました。
僕が出会った高齢者の9割は「内にある価値観」を表現することを、我慢していました。

「歳とった自分らが我慢したらええ、、、」
「どうせ先はないから、、、」
「このまま死んだらええ、、、」

これらは実際に僕が耳にした言葉です。

その中でも、僕のことを
「あんたは一生私の孫や」
「あんたは私ら(高齢者)をちゃんと人として見てくれる」

「他の人とは違う、だからそのままでおってな」
と言ってくださった一人の高齢者Yさん。
その方が僕に教えてくださった大切なことがあります。

”「内にある価値観」を表現すること”

以前、僕はペイントアートを通して、自分の「内にある価値観」を表現することができ、「自分らしさが解放されたような感覚」になったことがあります。
表現したことを周囲の人が受け入れてくれ、幸福を感じることができました。

高齢者も、ペイントアートを通して、歳を重ねたからこその価値観を表現できるのではないか・高齢者がペイントアートで表現した多種多様の世界観を見てみたいと思いました。

そして次第に

「高齢者の価値観・世界観を、ペイントアートを通して多くの人に届けたい」

と感じました。

そんな中、ペイントフォトを広める活動をしている副代表 大平詩央里 との出会いをきっかけに、仲間を募りEnjoy aging」というチームで、「シニアペイントフォト」プロジェクトを立ち上げました。

ご支援のほど、よろしくお願いいたします。


【このプロジェクトをやろうと思った理由】

去年、僕が作業療法士として、大阪の訪問看護ステーションで働いていたとき、ある一人の高齢者Yさんを担当させていただくことになりました。

Yさんその方のリハビリテーションをさせていただく中で、その方は末期癌になりました。
しかし末期癌の進行とともに、自身の生きがいであった「紅葉の天ぷら」の老舗ができなくなっていきました。
医療介護のスタッフとも連携を取りながら、リハビリテーションやケアを進める中で、ケアの内容に関して、Yさんと他のスタッフとの折り合いがうまくいかず、僕にあることを訴えてくれました。

「なんで私の人生なのに、私が決めれないの!!」
「なんで私の人生なのに、他人が口出すの!!」

もちろん、医療介護スタッフは、嫌がらせをしたいわけではありません。
専門職の視点から、「こうした方がいい」と思い、提案してくださっています。
ただ、その方は「人生の最期の場面で、自分の価値観・世界観を理解してくれないこと」に対して、強く不満に思い、僕に訴えてくれました。
しかし、当時の僕は、何もできませんでした。
リハビリテーション以外の日もYさんに会いに行って、雑談して帰ることが日常になっていました。

末期癌がさらに進行し、起きるのもやっとな状態になり、リハビリテーションが一時中断することになってしまいました。
僕は、Yさんと会うことが極端に減ってしまい、ほとんど寝たきりの状態になって、いよいよ亡くなるかもしれないというタイミングがきた時、僕はプライベートの時間をつくり、会いに行きました。

「あんたやっときてくれたんか」
「来るん遅すぎるわ」

その時の第一声でした。
僕は、手を繋ぎ、ただ同じ時間や空間を共有しました。

その時に、あることを約束しました。

「私みたいな人、増やさんとってな」

僕は諸事情により、去年8月に訪問看護ステーションを退職しました。
その退職した1週間後に、亡くなりました。
僕は、亡くなったあと、本当に後悔しました。
「僕がYさんの内にある価値観を、周囲の人にうまく代弁できなかったこと」
「Yさんの歳を重ねたからこその価値観で創り出した世界観を、理解できなかったこと」

それが、自身のペイントアートでの経験も相まって、あることを感じました。

高齢者が「内にある価値観」を表現できるツールや場所がもっと必要
高齢者がペイントアートで創り出す世界観を見てみたい


【なぜシニアが、ペイントフォトなのか?】

亡くなって、約1年が経ちました。
「高齢者の内にある価値観を、どうやって代弁するか」
「高齢者の魅力である、歳を重ねたからこその価値観や世界観を表現するには、何がいいか」

このことをずっと考えていました。
そんな中、ペイントフォトを広める活動をしている副代表 大平詩央里 と出会いました。
僕は、直感的に「これや!!」と思いました。

「ペイントフォト」とは。。。?
真っ白な衣装を着て絵具を用いて服や顔に自由にペイントを施し
色鮮やかでポップな記念写真を残すことができるものです。

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Q1,なぜ「シニアペイントフォト」なの??

理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、

「気軽に、高齢者の内にある価値観を表現できる」のではないか
アートは「人の潜在的なありのままの感情や能力・価値観を引き出せる」、上手い下手がなく「ありのままの感情や価値観を表現できる」と言われています。
そのアートの中でも、1番気軽にできるのが、「フィンガーペイント」です。
手や指で直接、キャンバスなどにペイントすることで、高齢者の内にある価値観が表現しやすくなります。

人は多種多様の個性や経験があります。
それらを1番気軽で自由なフィンガーペイントというアートを用いることで、歳を重ねたからこその、高齢者だけの価値観を引き出せるからです。
また、アートは、右脳の活性化ができる(心をリラックスさせる脳)と言われています。
心がリラックスすると、自律神経が整ったり、認知症状が軽減されたり、生活リズムが改善されたりして、好奇心や意欲が向上するとも言われています。


2つ目は、

「写真で伝えることで、価値観・世界観を代弁しやすくなる」のではないか
僕は、僕の内にある価値観が、写真を通すことで周囲の人に理解してもらえて、自分の存在意義が明確になったことがありました。
写真が、僕と周囲の人とを繋いでくれました。
そのため、高齢者が自己表現している過程を、写真で周囲の人に伝えることで、高齢者の内にある価値観を代弁しやすくなると感じました。


Q2,高齢者の反応は??

実際に高齢者の方々に「ペイントフォト」をやることに関して率直な意見をお聞きしました。

「楽しそう」「期待してる」
「自分にできるか不安」
「一回やってみたいと思っていた」
「面白い遊びだと思う」
「記念になると思う」

Q3,実際に「ペイントフォト」をやっていただいた感想は??

「すごく楽しかった」
「青春の再来じゃ〜(笑)」
「○○さんを呼びたい(一緒にして元気になってほしい)」
「普段体験できないことが思いっきりできた」

Q4,「シニアペイントフォト」を全国的に広めることに対してどう思いますか??

「高齢者のイメージが変わると思う」
「応援しています」

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【シニアペイントフォトの流れ】

①参加者と運営スタッフみんなで昼食を食べる【親睦をはかる】
手や指に絵具をつけて、キャンバスに自由にペイントする(抵抗がある人は筆などを使用してもOK)
③もし抵抗がなければ、衣服(白Tシャツ使用・運営が準備する)にも自由にペイントする
④キャンバスにペイントをした後、なぜそのペイントにしたのかなどを語り合うワークショップを行う

※参加対象者 
 65歳以上 先着約10名様
 ご家族の方なども同席してくださって大丈夫です
 写真のSNS掲載OKな方
 医療従事者も常駐しているので、介助が必要な方もご相談ください

※参加費
 イベントへの参加費は無料です

※参加してくださった高齢者へ、お礼として「イベント写真のデータ」を無償でお渡しさせていただきます

※安全性について
・絵具は比較的、皮膚に優しいものを使用(ゆびえのぐ

この絵具はEUが定めた玩具安全指令のフォンガーペイントフォト基準であるEN71ー7に適合しています。
また国際玩具安全基準(ISO8124−3)に適合しています。
子どもが誤って飲み込んだ場合を想定して、重金属8元素に対して溶出量の基準値が設けられており、その基準値に適合しています。

・医療介護の従事者完備
体調管理・環境調整などは徹底して実施します


【応援メッセージ】

・平栗 潤一 様(有限会社 ケアステーション大空 代表取締役) →  ホームページ

私たちの事業所の名前は<十人百色>としています。
人は十人十色では表せないほど多くの色(個性)を持っています。
ペイントフォトでたくさんの色が使われると思いますが、シニアの皆さまだからこそ出せる色を表現できるイベントになったらいいですね!
シニア世代が明るく元気に楽しむ姿を見て、若者世代が歳を重ねることが楽しみになるようなそんな世の中になってほしいです!
ペイントフォト楽しみにしております!


・藤田 直 様(株式会社インクルージョン 代表取締役) → ホームページ

高齢、障がい、保育などの福祉事業の経営と、福祉事業の経営コンサルタントををしております。
代表の條くんとは、認知症予防活動コミュニティ「ニヨ活」で出会い、熱くて優しい想いに共感しました。
誰もが老いていきます。しかしながら、歳を重ねても魅力な社会であることは、これからの社会を明るく照らすはずです。
たくさんの楽しみやワクワクを生み出せる、ペイントフォトを通じて、「誰もが笑って暮らせる社会」に近づいていくと信じています!


【資金の使い道】

会場費:約2万円
人件費:約15万円(当日のイベント参加者のお弁当代や移動費・スタッフの交通費など)
広報費:約5万円
商標登録費:約7万円
手数料:未定(17%+消費税)
備品費(機材・衣装・ペイント材料費・フォトアルバム代など):約20万円
リターン(送料費):未定
ロゴ制作費:未定
今後の活動費:未定


【開催日時】

日時:2023年10月14日(土曜) 13:00-16:00

場所:服部緑地公園(バーベキュー広場)
   〒561-0873  大阪府豊中市服部緑地1-1
   服部緑地公園(地図ページ)


【実施スケジュール】

・8/10〜8/31

 クラウドファンディング  実施期間

・9/1〜10/13
 イベント準備期間

・10/14
 イベント当日

・12月上旬〜
 リターン順次発送


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


【リターン】

ご支援をいただいた皆様には、僕たち「Enjoy aging」の仲間になっていただきたい。
そのため、ご支援いただいた方々には、活動報告を随時していく非公開のFacebookグループにご招待させていただきます。
このグループ内では、シニアペイントフォトを開催するまでの過程やイベント当日の全てのお写真・参加者の感想を直接お楽しみいただけます。


【最後に】

最後まで、読んでいただき、本当にありがとうございます。

今回のプロジェクトは、約1年前に亡くなったYさんとの約束を果たす第一歩にしたいと思っています。
アートを通して、高齢者の魅力=歳を重ねたからこその価値観や世界観を表現する。

「シニアペイントフォト」が、その選択肢の一つになることを確信しています。

皆さま、応援・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。


【Enjoy agingの運営メンバーの紹介】

●條 晋太朗(Enjoy aging 代表)








作業療法士として介護現場に勤務。
また、シニアフォトクリエイターとして「人生の価値を100年先まで残し続ける写真制作」を行っている。
「老いが楽しくなる」をコンセプトに、「歳を重ねること」の魅力を発信・高齢者の「人生の価値」を残し続けている。
高齢者のファッションショー(介護現場など)や写真展などを実施。
シニアフォトコミュニティ「おるふぁん」を運営。
首相官邸公式SNS・月刊デイに写真掲載の経験あり。
地元の徳島新聞からの取材経験あり。        →  Instagram


●大平 詩央里(Enjoy aging 副代表)

 美容師カメラマン。 
 『人を輝かせ、カタチに残す』
 大分を中心に活動中。ペイントフォトを広めたい!
 楽しい撮影イベントを開催し、絶賛笑顔を引き出し中!! → Instagram


●日野 夏実(Enjoy aging 副代表) 

 理学療法士として訪問看護ステーションに在籍。
 訪問リハビリを行いながら、個人事業でケアビューティストとしてシニア向け美容サービスを提供。
 美容の力でアクティブシニアを増やすため活動中。 
 → Instagram

  • 2023/11/22 11:31

    今回のクラウドファンディングをきっかけに、協賛パートナーさまとなっていただいた方々の一覧です!※URLの記載は、『クラウドファンディングへの掲載リターン』を購入していただけたパートナーさまとなっています。<協賛パートナーさま一覧(順不同・敬称略)>・合同会社MUKU ホームページ・株式会社ゆず...

  • 2023/10/17 15:30

    2023年10月14日「シニアペイントフォト」無事開催することができました!当日、雨が降り、大変な場面もありましたが、結果は大成功でした!普段、おばあちゃんに関わりがほとんどないお孫さんが、おばあちゃんに対する考え方が変わったり、おじいちゃん・おばあちゃん主体のイベントに不安があったお孫さんが...

  • 2023/09/05 12:24

    ご支援・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!!ご支援者数:61人ご支援金額:576000円皆様のお力添えがなければ、これだけのご支援をいただくことは、本当に難しかったと思います。「誰もが老いを楽しめる世界」を目指し、シニアフォトグラファーとして今まで活動していきました。そんな中...

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