はじめに・ご挨拶
フリーペーパー専門店「只本屋島根浜田店」について
本店は京都で活動する「只本屋」さん。「只本屋島根浜田店」は2019年にのれんわけするカタチで運営をスタートしました。全国各地で個人や団体、企業、自治体等がつくるフリーペーパー(無代誌)だけを300種以上集めた本屋です。(運営や企画はお互いに協力しつつも各店舗ごとに独自に方針を持って行っています)。
このプロジェクトで実現したいこと
フリーペーパーカー(移動本屋)を全国に走らせ、
地域で活躍するフリーペーパーの制作者さんと一緒に編集講座をつくります
「只本屋島根浜田店」店主の森恭子です。フリーペーパーと聞いて、皆さんは、何を思い浮かべますか?私は、只本屋を始めるまでは、お店の広告やフライヤー、行政が発行する観光メインの類をイメージしていました。
ところが、フリーペーパーの世界は、手書きのものから芸術性に溢れるもの、趣味を追求したものなど、人の多様性と同じほどの奥深さと広がりがあることを知りました。
単に「フリー」(無料)という意味だけではなく
内容も、作り方も、フリー(自由)という意味があります。
紙とえんぴつさえあれば、
いつでも、どこでも、誰でも、自分を表現することができる
もっともシンプルな表現媒体です。
人口減少や過疎の要因で、本屋の減少など文化情報が乏しい地方に、工夫を凝らした、多種多様なフリーペーパーという表現スタイルは、とっても相性がイイのです!
そんな全国各地で熱い想いを込めて制作されているフリーペーパーの制作者さんを訪ねて回り、オンラインでの編集講座(冊子をつくる工夫はもちろん活動のモチベーションや活動への想いを知る場としての講座)のプログラムを整えます。
それによって「フリーペーパーの教室」オンラインを開講し、何か自分で表現してみたいけれど・・・と悩んでいる人を勇気づけ、一步を踏み出せるきっかけになればと考えています。
私たちの地域のご紹介(神戸←→島根)
店主の生まれ故郷である島根県浜田市は、夕陽が美しい石見地方の漁港のまちです。
現在、只本屋島根浜田店は、コワーキングスペースの共有スペースに常設の棚を置き、帰省のたびにマルシェなどでお店を開くというスタイルをとっています。お店を何回か開いた際には、
「地元を離れたけれど、地元で何かしたいと思っている人」にも多く出会いました。
私(店主森)と同じように地元を離れても、帰省の時に地元で活動できるつながりや場になればという気持ちで島根での場作りにも取り組んでいます。
プロジェクトを立ち上げた背景
●只本屋島根浜田店がめざすこと
1:定住でも観光でもない、多様に地域と関わる関係人口をつくる
結婚や就職などで地元島根を離れてしまった人と、地元の面白い人との関係づくりをサポートします。たとえば、現在住んでいる街のフリーパーペーを帰省の際にお土産とししてお持ち頂いたり、お送りいただいて紹介することから改めて地元とつながるきっかけをつくります。さらに地元でなくても、島根に関わりたい、以前は島根と関わっていた方との接点づくりも。(実際に店主の森は神戸在住で島根出身)
2:多様性の表現の場としてのフリーペーパーを広める
限りなく制約から自由で、紙一枚あれば自分の伝えたいことを表現できるフリーペーパーは商業ベースの発行物にも負けない、むしろそれ以上の熱量で制作されています。ときにとんでもなく振り切ったユーモアで、ときに、本当に切実な願いから発行されるそれらの表現をできるだけ沢山の方に届けます。消費されるような届け方ではなく、できるだけ1対1に近い関係で「手渡し」のように。
これまでの活動
島根県浜田市や津和野でのコワーキングスペースでのイベント出店
島根県浜田市のコワーキングスペースでの常設シェルフ設置
ワーゲンバン(ヴァナゴン)によるお試し出店
CAMPFIRE コミュニティでのクラブメンバー募集(現在は5名以上のメンバーがいます)島根県内の店舗さん2箇所に定期セレクト便も有料発送しています。
「TOVO」さんとのコラボ「ちんとぼ」内チャンネルでyotube「フリペ漁港」配信
島根関係人口イベントにゲスト出演
店主セレクトによるセット販売
フリーの冊子を一部販売することについて
只本屋島根浜田店は「非営利事業」です。一冊でも確実にお届けできるよう、サイトやコミュニティの運営費、フリーペーパーを発掘しコンタクトを取りお送りいただくキュレーション作業等のランニングコストのみを担保できるよう務めています。(現在はまだまだ持ち出しによる赤字運営)そのために、わずかではありますが一部をセレクトしたパッケージとしてセレクト費としてわずかですが頂戴しています。今回企画する「フリーペーパーの学校」の有料開催が継続的に成功することで初めて若干の黒字転換できますので、その黒字分は、フリーペーパー制作者さんが只本屋島根浜田店に送っていただく送料を支援する等で還元します。
資金の使い道・実施スケジュール
1:ワーゲンバンを移動フリーペーパー書店(フリペカー)に改装します
2020年に約100万で購入した35年前のフォルクスワーゲンバンがあります。これまで淡路島、奈良などにお試し出張出店しましたが、今回のクラウドファンディングで車内に移動書店に特化した什器を設置し、より読者の手に取りやすく、より多種のフリーペーパーを積み込めるように改装します。改装では、製材で廃棄される木屑を再活用した木屑パネルでつくる什器、屋台を整えます。(制作協力:キクズノヒト)
※現在は簡易な箱と段ボールですが、収納性と展示性をアップします。▼木屑を活用したシートパネルにより軽量でバン(フリーペーパーカー)の規格に合った什器と収納を木工工房「キクズノヒト」さんに制作していただきます。
2:長距離移動に備え、ワーゲンバンの安全性をメンテナンスをします
旧車のため、これまでもタンク、エンジンなど50万円以上かけて修理していますが、遠征出張するためにも、もう少し専門整備工場で安全面をメンテナンスをしておきたいと思います!
故障によりレッカー移動も経験したので安全面をしっかりしておきたい!
3:各地のフリーペーパー制作者を訪ねて「フリーペーパーの学校」のプログラムを編集します。
オンラインで開講予定の「フリーペーパーの学校」のプログラムを「講師の制作者さん」が暮らす地域を訪ねて編集します。感染予防の対策を充分にした上で、ワーゲンバンで訪ね、出張書店「フリペ漁港」を開きながら、プログラムを一緒に考えていきます。まずは、山陰山陽近畿エリアを中心に5箇所を予定。
概算用途:改装費30万円、メンテナンス費50万円、地域出張交通宿泊費20万円、冊子編集20万円、グッズ経費、決裁手数料、送料
※今回のプロジェクト実施に関しては自己資金として50万円を準備しており、さらに内容を充実させるための資金調達となります。
リターンのご紹介
※内容の詳細はリターン一覧をご参照ください。
シンプルコース【3,000円】
とにかく応援していただけるという方はこちらから!御礼のメールをお送りします。
リターンコース各種 ※只本屋ステッカーとサンクスメールは共通です
●冊子「フリペ漁港」が届く!&プレオンラインイベントご招待【5,000円】
●冊子&「フリペ漁港」&Tシャツ&プレオンラインイベントご招待【7000円】
●冊子&石見麦酒コラボビール&プレオンラインイベントご招待【7000円】
石見麦酒 http://www.iwami-bakushu.com/
●冊子&木屑ランプシェード&プレオンラインイベントご招待【15000円】
●冊子&「フリペ漁港」&プレオンラインイベントご招待&「フリーペーパーの学校」全6回受講チケット【30,000円】
●フリーペーパーカーをまちに呼びたい!【100,000円】
フリーペーパーカーの出張出店(出張地が神戸より400キロ以上になる場合は交通費・宿泊実費を別途ご相談の上実施。予めご了承ください)※上記の講座受講チケット以外のリターンも全て含まれています。
最後に
コロナ禍になり、私たちの活動もオンラインに終始せざると得ない時期が続いています。2021年5月に予定していた初の浜田市でのイベントも開催3日前に中止・延期未定となりました。
都道府県間の移動が可能になった際には、感染対策に十分気をつけながら、全国各地の制作者さんとぜひ会いたいと思います。つくることは出来ても、読んでほしい人に届けるのが難しいフリーペーパーをしっかり各地に届けつつ、たとえ世の中がどんな状況であろうと、つくらずにはいられない表現の切実な思いに寄りそう講座をつくっていきます!ぜひご支援くださいませ。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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