
1.こんな学校の広報担当者はいませんか?
専願率が低くて困っている方
専願率は高いけど、なぜなのか分からない方
今回はそんな方は必見の内容となっています。
そもそも専願とはどういうもので、どうすれば増やすことができるのか。コロナ禍において4年連続受験生を増加させた協育の伴奏者が、その仕組みをお話します。
2.そもそも専願とは
専願とは、合格した際には、必ずその学校へ入学する意思がある受験生を指します。それに対して、合格しても、他校への入学を希望している受験生は併願とよばれます。
専願は入学する意思があるため、1人合格を出せば、1人入学となります。しかし、併願は合格を出しても入学するかどうかは分からないため、1人の入学者を確保するためには、その何倍もの合格者を出すことになります。よく「戻り率」という表現を用いますが、併願の戻り率を上げることで、入学者を増加させることができます。
つまり、入学者を増加させるためには、専願率を上げることと、併願の戻り率を上げることの2つを同時に行うことが大切です。
中には、専願だけで定員を充足している学校もあります。しかし、なぜ専願率が高いのかをきちんと分析していないと、今は定員を充足していても、いずれ専願率が低下して定員割れを引き起こすことがあります。
専願を増やすために必要なポイントとは一体何でしょうか。
3.専願を増やすには
専願の受験生は合格すればその学校へ入学することになります。つまり、その学校に入学したいという意思が併願よりも強いと言えます。
専願の受験生は、なぜその学校に入学したいという意思を持っているのでしょうか。実はここが一番大切なポイントです。
はっきりと言えることは、その学校に対して強い魅力を感じていることが要因としてあげられます。この魅力の部分を学校側がきちんと認識しているかどうかが重要です。もし認識できていない場合には、何故だか分からないけれど、専願率が高いという状況になります。この場合は、何かのきっかけで専願率が低下して定員割れを引き起こすことがあります。
専願率が低い学校は、この受験生が求めている魅力の部分をきちんと把握できていないことが多いです。特に多いのが、学校側からの都合で魅力を発信していて、受験生が求めている魅力をきちんと伝えていないことがあります。
つまり、専願率が低い学校は、受験生が求める魅力を把握できておらず、自分たちの価値観で魅力と思っているものを受験生に示している場合が多いです。これでは、受験生はその学校に対して魅力を感じることがなく、結果的に専願率は低下します。
専願を増やす方法とは、受験生が求めている魅力をきちんと把握できているかどうかだと言えます。これが一番大切なポイントとなっています。
とはいえ、受験生が求めている魅力は多岐にわたります。一体どの魅力に合わせれば良いのでしょうか。
4.学校が示す魅力とは
学校とは、本来建学の精神があり、どのような生徒・児童・学生を育成したいのかというビジョンがあるはずです。これは学校ごとに違うはずです。
学校側として、このような生徒・児童・学生を育てたいという意図が明確にあり、それを実現できる受験生に入学してほしいという思惑があるはずです。
そこに魅力を感じてくれる受験生に対して、的確に自分の学校の魅力をアピールできれば、必然的に専願率は上昇します。
専願率が低い学校は、自分の学校がどのような生徒・児童・学生を求めているのかがブレていることが多いです。まずは、自分の軸をきちんと持つことが大切です。
そして、その価値に魅力を感じている受験生に対して、いかに効果的に広報できるかどうかが専願を増やすために必要です。受験生全体に対して広報するのではなく、そうした学校の魅力を感じてくれる受験生に対して集中的に広報することが大切です。
協育の伴奏者では、学校としての方向性を明確化したい管理職・経営者の方や、広報をどのようにすれば効果的に行えるのかについて悩んでいる担当者の方に対して、今までの経験にもとづきながら問題を解決する手段をご提示しています。学校の中にいると、案外自分の学校のことが分からないものです。学校業界のことなら全て知り尽くした協育の伴奏者が、アカンパニストとして皆さんのサポートをしていきます!
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