2024/05/23 09:54
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沖縄うりずんの季節は豊かないのちの再生の季節。しかし島の猫たちにとっては地獄の季節だ。

毎週末の里親会とTNR(年間200匹余り)が無事済み、ほっとしたのも束の間。いつも猫に会いに来る子どもたちがダンボールを抱えてやって来た。ダンボールの中にはまだ生後1カ月も経たない仔猫が3匹!

彼らのアパートに朝から放置されていたと言う。遺棄事件発生!まずは現場へもどり、彼ら自身で警察に通報を促すが、110番するも応えず、常に動物犯罪事件で対応しているにゃごねっとメンバーが連絡して、ようやく警察の現場検証が開始。

その後、仔猫たちは事件の証拠物として名護署が押収すると言う。しかしこの子たちはミルクや排泄のケアの必要ないのちである。結局、事件の捜査を依頼して、担当の巡査に仔猫のケアの方法を伝授して、委ねた。しかし翌日、名護署に電話すると何とこちらに何の相談もなく証拠品は「処分」として県のセンターへ送ったと言う。急遽、センターの収容猫を検索するも掲載は無い。頭をよぎる「殺処分」警察に交渉するも、センターに交渉するも制度としては取り戻す事は出来ないと言う。また詳細な情報も個人には開示されないと言う。頭が真っ白になる!唯一の望みはセンターの登録団体を通して情報を得て、生きていたら保護引き取りは可能であると言う。あらゆるツテを駆使してセンターへアクションする。眠れぬ朝を迎えてチムドンドン!ようやく生存確認と引き取り手続きが開始された。ヤンチャな黒猫兄弟、みんなのぶりでぃ(手)でいのちをつないだ。

しかし、殺処分ゼロの謳い文句の裏側でどれほどの数の仔猫たちが数いの手が届かないままにいのちを抹殺されて行くのか…また、たった数匹のいのちを救うために、どれだけの人々が日々奮闘しているかを実感した。沖縄県殺処分ゼロの壁は厚い。

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