2022/06/20 19:05

こんにちは バリスタの森山です!

今日はコーヒースタンド の横の土の手入れを手伝いました!

手入れのお手伝いのつもりが大事なことを再確認したなあと思ったので書かせてもらいます。

それはコーヒーも農業だよなあってことです。

海の向こうでは農作物として、農園の人は土地や土の手入れから、虫がついてないかとか、日の当たり方はどうだとか、美味しいコーヒーを作るために日々、働いているんだよなという事を改めて考えるきっかけになりました。

以前、僕の師匠が「美味しく抽出できなかった時、農園の人に申し訳ないなと思う」と言っていて、僕はその時いまいちそれがイメージできませんでした。だけど、今日手入れを手伝っていてコーヒー農園に比べたら本当にちっちゃいスペースだけど、土を混ぜたり植えたりするのはとっても大変で暑い中だったので、汗だくになりながらの作業でした。そして、農園の人は毎年こういう仕事をしているんだよなと、、

日本にいたら、淹れられたコーヒーを自然に飲んでいて、拘ったり、お店をやっている人でも焙煎されたコーヒー豆が用意されてそれを淹れているだけだよなと。コーヒーに携わっていても農業的な部分が見えることは少ないけれど、コーヒーは確実に農作物だよなと。

淹れ方がどうだとか、マシンがどうだとか、浅煎りだ深煎りだみたいな話ばかりになりがちだけど、それは全てコーヒー農園の農家さん達が手をかけて、工夫をして育てた植物があってこそだということを僕らコーヒーに携わる人は忘れてはいけないなと思いました。

そして農園の人へのリスペクトがあるからこそ、スペシャルティコーヒーを育ててきてくれた方々は味に厳しいし、めんどくさいんだろうと。笑

でも先人の方々がやってこられたように素材の良さをきちんと生かして美味しく抽出するための努力をずっと続けていくことが何よりも大切にしないといけないんだろと。

本当に沢山の人の努力や工夫や、地道な積み重ねがあってこそのコーヒーだから、スペシャルティコーヒーは飾りではなくて、客寄せのための言葉でもないんだということをバリスタは、美味しいカップで伝え続けなければいけないんだろうと思います。

コーヒー農園の人たちからつながってきたバトンを最後にカップとして表現することの重みと責任を持って、コーヒーに携わっていきたいと改めて思いました。