◉自己紹介:暮らしかた冒険家の伊藤菜衣子です

こんにちは。「未来の“ふつう”を今つくる」をモットーに、暮らしにまつわる常識を見直し、つくりなおし、伝えることを生業にしています。今回は、自分の暮らし、自分の住むまちが、今も未来もより暮らしやすく、居心地よく、ワクワクするものになるよう、スペシャリティコーヒースタンドを立ち上げるべく、クラウドファンディングを始めます。

まずは、これまでの活動をダイジェストで紹介させてください。


こうして並べて見ると、カオスでしかないと思われるかもしれませんが、インターネット、アート、編集、撮影、コピーライティング、映画など、さまざまな職能をつかって、未来が持続可能でワクワクするようなものになったらいいなと切に願い活動してきました。



◉そして今回は…暮らすこと、働くことをより豊かにすべく、そして生きやすい環境をつくるべくコーヒースタンドをはじめます!


コーヒースタンドという手段をもって、ほしい街と未来をつくりたい

そのために、クラウドファンディングに挑戦します。

「未来の“ふつう“を今つくる」というモットーで活動する中で、「未来のふつう」は、「今はふつうじゃない」という現実に、打ちのめされることがよくあります。仕事でも育児でも人付き合いでも。

そんなときに、ナイスなやつが、おいしいコーヒー淹れていつもいてくれる場所があったらいいな、と思うのです。わたしがほしいのは、そういう精神的セーフティーネットがさりげなくある風景。そして、みんながもうちょっと理想のために踏んばっている未来。

そして、自分の困りごとを解消したり、見たい景色をつくっていくお店やサービスがみんなのサポートで誕生して、同じように困っているひとが生きやすくなるようなサイクルもつくりたい。そして、たくさんの人がこれを真似して、いろんな種類の場所がたくさん生まれ、行政やマスではカバーできないこともカバーしていけば、さらにいい街に、いい社会になっていくんだろな、と想像しています。

だから、自分の困りごとが出発地点ですが、街や社会のためにも、このクラファンを成功させたいのです。


コーヒースタンドを、わたしと息子とバリスタでDIY中です。地元の工務店さんの倉庫にあった廃材も使っています


このコーヒースタンドの役割は
約束もなく誰かと会話をして満たされる場所

わたしが想像しているコーヒースタンドとは、ひとりで立ち寄って、バリスタや常連客と会話が生まれるような場所です。日本だとバーやスナックの役割に似ているかもしれません。

わたしの大好きなコーヒーショップに、ポートランドのCourier Coffee Roastersがあります。バリスタと何人かの常連客が「養鶏所の○○さんが病気になっちゃったから、サポートが必要みたいだよ」なんて話していたりする。そういう地域の人を思いやったりする場所だったりもしたい。

約束もなく、ひとりでフラッと訪れて(もちろん複数でも良いですよ)バリスタや常連同士で何気ない会話が生まれて、帰りに「来てよかったな」って思えるような場所を目指しています。


コロナ禍で気が付いたのは
未来の“ふつう”を今つくり続けるために
約束がいらないコミュニケーションの場が
近所に必要だということ

コロナ禍によって、わたしの暮らしと働き方は大きく変わりました。かれこれ10年以上、地方都市に住みながら、東京の仕事や交友関係を中心にやってきました。そして、地方都市に住むことに、不都合を感じることはそれほどないと思っていたのです。だけど、月1回の数日間の東京や地方滞在で仕事仲間や友人たちとの何気ない会話があって、この状況が成り立っていたのだと痛感したのです。

暮らしや仕事をする上で、「未来の“ふつう”を今つくる」というのは、今ふつうじゃないことをやり続けるということ。仕事でも子育てでも共働きの夫婦関係でも、慣例に抗い続けていると、ふとした瞬間に自分がものすごくすり減っていることに気がつきます。そんな暮らしや仕事は、ときどきものすごい孤独なのです。

今までは、出張中にモーレツに英気をチャージしていたのですが、出張なしに成り立たせるならば、フラっと、サクっと、約束もなく、こまめにチャージできる場所があったらいいのにな、と思ったのです。



朝7:30から近所の方が集まってラジオ体操が毎日開催されています

なぜコーヒースタンドなの?

暮らしかた冒険家がコーヒースタンド?!?!?!?とこれまでの活動を知っているかたほど、不思議に思ってるのではないかと思います(笑)。「ないものねだりからあるものみっけの暮らしかた」も暮らしかた冒険家のモットーのひとつですが、今回は「スペシャルティコーヒー」という世界が、わたしの身近にたまたまあったのです。それを活用しない手はない、そんな動機です。

夫は、今は違う仕事をしているけれど、元々ワールドバリスタチャンピオンの店やシアトルのコーヒーショップで働いていたバリスタだったのです。そのご縁もあり、15代ワールドバリスタチャンピオン 井崎英典さん、SWITCH COFFEE 大西正絋さん、ONIBUS COFFEE 坂尾篤史さん、COFFEE COUNTY 森 崇顕さんなど、錚々たるメンバーにお力をお借りできるという贅沢。

そして、自宅の庭は公園に面していて、立地は最高。そんな、いまあるものを組み合わせた結果がコーヒーショップでした。

ちなみにグラフィックデザインは、友人の長嶋りかこさんが担当してくれます。



アスリートのようにコーヒーに向き合う人が
みなさんをお待ちしております

そして、このプロジェクトの店頭に立つのは、岡崎市育ちの森山陸、24歳。わたしが実験的に始めたCOFFEE POP-UPをきっかけに、かれこれ1年くらい前から、彼はよくわが家に遊びに来るようになりました。元バリスタの夫に、最初は圧倒されつつ、最近は、かなり食いついて質問をしまくっています。その中でも印象的だったのは、

森山:もっと味が取れるようになるにはどうしたらいいか?

オット:食べ物の添加物やめてみたら。裏の表示のアミノ酸って書いてあるやつダメだから。

という会話。その後、彼は、アミノ酸断ちをしようとしたら、コンビニで食事を買うことができなくなり、わたしに料理を習うという顛末。もはや、おいしいコーヒーを淹れるというのは、生活をごそっと入れ替えるような、アスリートのようなことなのだと、彼の変化を見ながら思うのでした。

コーヒーに関しては、まだまだ未熟な彼ですが、わたしが目指す場にとって彼の「もっとおいしいコーヒーを淹れたい」と試行錯誤する姿勢は、現状維持ではなく「未来の“ふつう”を今つくる」という姿勢とオーバーラップするところがあり、とても適任なのです。



要するに、
「未来の“ふつう”を今つくる」同士が集まって
いろいろあっても
コーヒー飲みながら前向ける場所になったらいいな

そんなわけで、思いの丈を説明すると、ものすごく壮大なプロジェクトのようになりましたが、シンプルに言えば、わたしが等身大のまま「日々の弱音吐いて、コーヒーが美味しくて、がんばるぞ、と思える場所がほしい」が出発点です。

そこに、すでにおいしいコーヒーを淹れているが「もっとおいしいコーヒーを淹れられるようになりたい」と日々言っている森山がいて、集まって来たお客さん同士で、コーヒーをすすりながら、談笑できたら良い風景だな、と思い描いています。

繰り返しになりますが、わたしがほしいのは、そういう精神的セーフティーネットがさりげなくある風景。そして、みんながもうちょっと理想のために踏んばっている未来。

そして、そういう試行錯誤の背中を子どもたちに見せていたいのです。

DIY→授乳→DIY→授乳を無限に繰り返しておりますw



◉たすけてー!

「やるぞー」と狼煙をあげたのはいいけれど、立地条件や電気容量の引き上げなど想像以上にお金がかかることを知りました…。小屋はDIYするぞー、と思っていたら、建築基準法のあれこれで、想像以上に複雑なものをつくらなければだったり、電気容量が夏場には足りないことが想定されるので引き込み工事を新たにしなければならなかったりしています。そして、スペシャルティコーヒーが岡崎で売れるのだろうか、とドキドキ、ヒヤヒヤもします。

世界中のナイスなコーヒー屋さんの事例から、おいしいコーヒースタンドが2年継続できたなら、きっとおいしいパン屋さんとか、レストランとか、もっと色々な人たちが集まってくるんじゃないかなぁ、と、想像しています。そんな風景を見るためにも、限られた自己資金で、確実に2年間続けられる運転資金も考慮すると、あと230万円、返礼品などもあるので、クラファンの目標金額にすると約370万円が必要です。

集まっても、集まらなくても、絶対にやりきるけれど、もしもみなさんに力を貸してもらえたら、よりどっしりと構えて、本質を突き詰めて、前に進んでいけるので、心強いです。この長文を最後まで読んでくださっただけで、どうもありがとうございます。そして、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。SNSでシェアしてくださるだけでも、とってもありがたいです。

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店名:COFFEEと______
場所:籠田公園のとなり
   (籠田公園に隣接する民家の庭に小屋を建てます)
営業日:当面は土、日、月曜日
   (本当は平日をもっと開けたい!ので、ネクストゴールが設定できる場合は、この営業補填にあてます)
営業時間:7:30-16:00(予定)

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まず、店名の「COFFEEと______」ですが、
アンダーバーの部分には、
仲間たちがつくるおいしいものや楽しいことが入ります。

わたしたちは、おいしいコーヒーを淹れることに集中し、
他のことは他の仲間に頼るという姿勢を店名に込めました。

あるときは
「COOFEEとタルトタタン by たべるとくらしの研究所」だったり
「COFFEEとアイスクリーム by ミコト屋」だったり
そんなイメージです。

◉スケジュール

※変更になる可能性があります。

2022年
2月下旬 Instagram開設
3月下旬 クラウドファンディング終了
3月下旬 小屋完成
3月下旬 プレオープン
4月中旬 リターン第一弾発送
7月下旬 グラフィックデザイン完成 
    グランドオープン
8月中旬 リターン第二弾発送


リターン発送スケジュール

○4月中旬
・とにかく応援
・【お店で】伊藤菜衣子とコーヒータイム1時間
・これまでの軌跡セット
・レセプションパーティー参加権

○8月中旬
・コーヒー好きな方へ4000、8000
・店に〈さらに小さめな〉名を刻む
・店に〈小さめな〉名を刻む
・店に〈中くらいな〉名を刻む
・店に〈大きめな〉名を刻む
・【オンライン】伊藤菜衣子とコーヒータイム1時間



◉資金の使い道

○予算オーバーしている230万円をクラウドファンディングで賄いたく、リターンや手数料を考慮して目標金額370万円に設定しました。

スペシャルティコーヒーはコーヒー豆の原価が高い上に、美味しく提供できる期間が短いため、想像以上に利益を上げることが難しいのです。


---以下、みなさんからお預かりする370万円の内訳--

・ 電気、水道工事費、小屋のアップデート…70万円
・ イベント時のゲストバリスタ、ゲストアーティスト交通費…40万円
・ 運転資金…120万円
・ リターン、送料…約103万円
・ 手数料等|37万円


◉リターンの変更点

①「店に〈小さめな〉名を刻む」、「店に〈中くらいな〉名を刻む」、「店に〈大きめな〉名を刻む」の3つのリターンには250gのコーヒー豆もお付けします。(システムの都合上追記できませんが、付きます)
②リクエストいただいたので「店に〈さらに小さめな〉名を刻む」の1万円のリターンを追加します。

毎週末、DIY中です。お近くの方は、ぜひ声かけてください。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/09/13 18:18

    プロジェクトを進めていくうちにCoffee.TO.______ が提供できる活動フィールドと森山の希望には、ミスマッチであることがわかってきました。互いにすり合わせの試行錯誤を重ねて参りました。しかしながら、解決には至らず、それぞれの今後の発展を熟考した結果、森山が店を離れることになりました。...

  • 2022/07/12 00:07

    こんにちは バリスタの森山です!先週も土、日とありがとうございました。COFFEEと______ では日曜日の参議院選挙に合わせて、選挙割を実施しました!朝から、選挙帰りに寄っていただけるお客様も多くいらっしゃってコーヒーの話をしたり、政治の話をしたりと、すごくいい場所だなあと思い、こんな風景...

  • 2022/07/05 09:28

    こんにちは バリスタの森山です!本当のプロフェッショナルってなんだということを最近よく考えています。Wikipediaで(プロフェッショナル)を調べると・主たる収入を得るために特定の分野に従事している人・「職業的な人にふさわしい」という意味で、能力が高く、技に優れ、(その仕事に)確かさがある、...

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