2023/07/05 09:59

 こんにちは。珈琲うとと、佐野花帆です。これから6月の活動報告をさせていただきます。クラウドファンディングご支援者の方々には、お手数をおかけいたしますが、最後までお読みいただけますと幸いです。


【はじめに】


 前回の活動報告(2023年6月7日更新)では、昨年の店舗オープン前後に体調を大きく崩してしまった経緯を含め、今後の活動をしていく上での優先順位や、リターンのお届けを引き続きお待ちいただくことお願い申し上げる旨と、今後は月に一度活動報告を更新していくことを、お話しさせていただきました。


 今回の活動報告では、店舗営業を再開したこと、その中で少しずつ実現出来たこと、日々取り組んでいること、店舗の様子、についてお話しをさせていただきます。また前回の活動報告にてお願いをさせていただいたのと同様に、現在取り組んでいる活動を継続する期間を持ってリターンのお届けを再開させていただきたいと思っております。長らくお待たせし、大変申し訳ございません。改めて、リターンのお届けをまだしばらくお待ちいただくことを、お願い申し上げます。


【活動報告】


①店舗営業の再開


 2023年6月11日に、昨年8月末から休業していた店舗の営業を再開いたしました。店舗の営業と日々の様子については、前回の活動報告にも記載させていただいた通り、珈琲うととのInstagramとFacebookにて日々発信をしております。いつもご覧いただき、活動を見守ってくださり、ありがとうございます。こちらの活動報告の最後にも、その様子を一部載せますので、宜しければご覧ください。


⚫︎Instagram(@coffee_utoto)


https://instagram.com/coffee_utoto?igshid=MmIzYWVlNDQ5Yg==


⚫︎Facebook


https://www.facebook.com/profile.php?id=100083386448255


②店舗営業再開の中で出来たこと・日々取り組んでいること


 クラウドファンディングのプロジェクトページに『焙煎珈琲屋〈珈琲うとと〉のこと』と書いた3つの項目があります。これは当時、こんなお店にしたいと想い描いたことであり、今も想い変わらず実現するべく活動していることです。


焙煎珈琲屋〈珈琲うとと〉のこと

(1)自立していられるように、いちばんに自分を助けるお店

(2)創作が好きな自分の表現の場になるお店

(3)朝いい香りがする、夕方通るとぽっと灯りがついている、あると安心するお店


 (1)の「自立していられるように、いちばんに自分を助けるお店」については、まず「躁鬱な気分の波や感情が大きく振れやすい体質を持ちながら、自分がのびのびと働ける職場をつくりたい」という当初からの想いがありました。そして以前より報告をさせていただいていた通り、昨年クラウドファンディングを公開し店舗をオープンさせていただいた当時、活動にのめり込むうち体調が崩れていくことに気づけず、激しくなることをコントロール出来ずに、躁状態とその後鬱状態を経験しました。お休みの期間を持って活動を再開させていただきましたが、双極性障害といったこの体質はこれからも自分自身として抱えながら生きていくのだということを、改めて気付くことの出来た経験でした。

 これらの想いや経験から、なるべく穏やかな体調を保ちのびのびと居られるために、そして「自分を助けるお店」ということを実現するために、まずは営業日や営業時間を不定期として営業再開をスタートしました。毎日自分の体調をみて、体調が崩れるような変化を感じたときには、営業をお休みに変更させていただいたり、時間を遅らせてオープンしたり、はやく切り上げて休んだりしました。そのような営業形態をとる事で、再開から一ヶ月間、日々体調の変化はあるものの、それが激しくなって生活が困難になるようなことにはならずに過ごすことが出来ました。まだほんの一ヶ月間だけではありますが、自分を助けるお店、ということを少しでも実現することが出来た日々でした。今後も活動を継続しながら、自分を助けるお店、ということを模索していきます。

 またこのような不安定な営業形態でもお店の経営を続けていけるよう取り組んでいることとして、美味しい珈琲豆を焙煎するための技術を磨くこと等はもちろんですが、公的に利用出来る経営相談支援を受けたり、前回までの活動報告でもお話しさせていただいた通り体調面で不安な事に対して社会的なサポートや医療のサポートを得ることも、時間がかかりながらも継続しております。またこの間、自分の抱えている体質への理解が一歩深まり、日常を最も共有している大切な人たちに助けを求める事が出来た事は、珈琲うととの活動のみならず、自分の人生の中で大きな一歩となりました。リターンのお届けをお待ちいただきながら応援をつづけてくださるご支援者の皆さまに、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。引き続き、継続と試行錯誤をしていきます。


(2)の「創作が好きな自分の表現の場になるお店」は、焙煎珈琲屋として日々珈琲豆の焙煎をする、お客さまにお越しいただく、営業をする、ということ自体がとても楽しく面白く、経験も知識も浅くまだのびしろだらけの状態ですが、だからこそ探求していけることの喜びを感じております。珈琲のことだけでなく、お店の看板やのぼりを作ったり、ポップを作ったり、店舗内のものづくり、植物をいただいて育てたり飾ったり、近所の子どもたちとカウンターやボードにペンキを塗ったり。お店づくりに纏わる全てが創作で、表現で、喜びです。自分を助ける、のびのび出来る、ということにもそのまま繋がっていると実感しております。


(3)の「朝いい香りがする、夕方通るとぽっと灯りがついている、あると安心するお店」は、まだ不定期ではありますが、朝、通学路や通勤の道ともなる駅前の店舗で珈琲豆の焙煎をして、温かい光のライトを付けて営業をして、ほんのほんの少しだけ実現が出来たかと思っています。お客さまに、うととに灯りがついてると嬉しい、帰路お店の光が優しく通るときに嬉しい、といったお声かけをいただいた事がありました。とても嬉しく思います。

 元々はゆかりのなかった土地でひとりお店をやっていくことに心細いような気持ちもありましたが、珈琲うとと店舗近隣の皆さまやお店へ来てくださる方々が、お店の再開を喜んでくださり、体調を気にかけてくださり、近所の子どもたちがお店に遊びに来てくれたりすることに、いつも救われています。安心するお店というより私がいつも安心をいただいているような気がします。

 これから時間をかけて継続していく中で築いていくもので、実現しようと意気込んでやったところで出来る事ではないのかもしれません。しかし想いは変わらず、ほっとのんびり安心出来るお店を目指して、引き続き活動を継続していきます。


 ここまで、この一ヶ月間の活動報告として、店舗営業を再開したこと、その中で少しずつ実現出来たこと、日々取り組んでいること、についてお話しをさせていただきました。ページの最後に、日々の店舗の様子を、写真をメインに掲載いたします。


 活動報告は今後も一ヶ月ごとに更新をさせていただきます。また気をつけていても体調が不安定になる時期も今後あるかと思いますが、周りの方々のサポートを得ながら活動を継続していき、このプロジェクトを、お店を作っておわりということではなく、当初から今も持ち続けている想いを実現・継続させたいと考えています。リターンのお届けをお待ちいただいている最中、大変恐縮ではありますが、引き続き活動を見守っていただけますと幸いです。


 ご支援の皆さまにはリターンのお届けを長らくお待たせし、大変申し訳ございません。改めて、まだしばらくお待ちいただくこと、お願い申し上げます。最後までお読みいただき、応援をつづけてくださり、ありがとうございます。


〒190-0163

東京都あきる野市舘谷217-1

珈琲うとと店主 佐野花帆


【店舗の様子】

⚫︎最近の珈琲うとと前(JR武蔵五日市線武蔵五日市駅のすぐ目の前です)この時期はアウトドアへお出かけの方で賑わっています。

⚫︎お店へ来てくださる方々。珈琲豆のご感想をいただいたり、お喋りをしたり、いつも楽しいお時間をいただいています。

⚫︎最近の店内。美味しい珈琲豆の焙煎をするべく日々試行錯誤です。

⚫︎先日の暑かった日。簾を取り付けたり、打ち水をやってみたりした様子です。

⚫︎遊びに来てくれる近所の友だち。筆がないと伝えたらコーヒー豆の麻袋をほどいて筆を作る楽しい友だちです。

⚫︎お豆を詰める袋のパッケージはんこを作っていただきました。

⚫︎いただいて育てている植物です。とても可愛いです。それから夜のお店を外から撮った様子です。

⚫︎お気に入りの手作り看板です。

ご覧いただきありがとうございました!