
コンサルタントについて少しお話しようかと思います。
ステップ1
例えば・・・
経営者の方が自社の経験豊富な従業員がいるにも関わらず、なぜ高額なコンサルタントに依頼するのでしょう。
一言にコンサルティングと言っても種類もたくさんあります。人事コンサルだったりITコンサルだったり経営コンサル、戦略コンサルなど様々です。ただ、共通している点が一つあります。
それはクライアントの『問題解決にあたる』ということです。
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ステップ2
ステップ1からわかるように多種多様なコンサルが専門分野を活かして解決策を提案していったり調査を行ったり、調整役を果たしたりします。その中でも4つに大きく役割があると考えています。
コンサルタントに頼み期待する役割
1つ目は・・・
客観的な目です。これは自社の人間だと第三者の目と違い客観的な目で見ることができず非効率的な解決策になっている恐れがあり結果として成果が上がらず無難に終わることが多いです。なかなか自社を客観的に見える経営者も少ないことからコンサルタントの意見は第三者の意見として貴重なのです。
2つ目は・・・
調整役としての役割です。これは取引先や従業員同士、経営者と従業員、部署同士などの調整を行います。これによって課題解決にあたるのです。取引先にとってはコンサルティングが入ることで専門的な知識を持ったコンサルタントだと価格交渉が優位に働く可能性もあります。また、部署同士などであれば経理部門は経費を下げたいが営業部門は必要経費だと主張する場合においても調整し適切なポイントに落とし込むことができます。このように調整役を入れることによって会社がスムーズ化されることもあります。
3つ目は・・・
知識と経験の提供です。自社の社員になれば自社のことは勤めているのでよくわかりますが他社のことや成功事例を常日頃からチェックしていない為、どうしても経営戦略も後手に回りがちになります。またプロジェクト化されても人材が豊富でないうちはプロフェッショナルな人材を抱えている企業も少ない為、システム導入ひとつとっても大変になってしまいます。人材を教育する場合においてもノウハウをもっているコンサルタントに依頼するなどの企業も増えています。
4つ目は・・・
労力の提供です。これは例えば自社でシステムを入れ替えるプロジェクトを立ち上げた場合は大手になるほど、作業工数は多くなります。その分、人を雇って対応するなどに追われてしまいます。自社に優秀な人材がいて、なおかつ作業に余裕がある状態でないとなかなか難しいところです。だいたいの企業では余裕のある社員などいないので疲弊してしまうかプロジェクトに遅れがでる場合もあります。派遣会社から人材を受けるという方法もあるかと思いますが専門的になればなるほど派遣会社でも難しくなります。そのため、専門的な知識や経験を有するコンサルタントに依頼することが多いのです。
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ステップ3
ステップ1から2のように高額なコンサルに依頼するのは4つの役割のうち一部または全部を期待してクライアントはコンサルに発注をかけるのです。クライアントと一番必要なことはコミュニケーションで最終的にコンサルタントは知識、経験、労力、調整、客観的な目をもってクライアントをサポートし最善策を導き出すのです。それを受けて経営者が最終的な判断を下していくのです。
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以上のようにコンサルタントはクライアントの問題解決のパートナーと考えていただければと思います。経営者は良く孤独と言われますがそういった点でも相談役であったりもします。精神的な部分も支えている点も多く良いコンサルタントにあたると問題解決のみならず気持ち的にも楽になるでしょう。