
昨日は入口に塩が置かれていたせいで、部屋に入れなかった幽霊の話をアップしましたが、今日のはもうちょっと怖いかもしれません。
これも以前に、お客様から教えていただいたお話です。
Bさんは、旧あまき堂でよく塩をお求めくださっていました。半紙などにくるみ、お守りとして持ち歩いていたそうです。ある日のこと。塩を持って出るのを忘れてしまったけれど、ちょっとそこまでだったので、まあいいかと思って自転車を走らせ始めたそうです。
行き先は自転車で7~8分ほどのコンビニ。当時は寂しい場所で、特に草ぼうぼうの空き地があって、少し向こうに崩れかかったお墓が見えるというなかなかのロケーション。
そのお墓が目に入ってきたのと、なんか生臭い匂いがしたので「うわっ」と思った瞬間、
変なものが自分に覆いかぶさってきたそうです。
!?
Bさんはいわゆる霊感体質で、すぐに「あ、憑りつかれた!」とわかったそうです。
自転車に乗っているのに金縛りにあったような感じになり、息苦しくなり……。「首を真綿で絞める、っていうけど、たぶんああいうのをいうんですね」「しかも変な呪文のようなものまで聞えたんですよ!」
それはちょっと怖いですね。で、どうなさったんですか?どうやって助かったんですか?
金縛り状態のまま自転車に乗っていたBさん。動けないのでペダルをこげないはずですが、なぜか足だけは勝手に動いていたそうです。
もうダメだ、どこかに衝突しないと止まれない!と思った瞬間、小さい四角っぽいものが道に落ちているのが見えたんです。え?あれは何? 頭を巡らせている間にも、その小さい四角っぽいものがぐんぐん近づいてくる。
で、その四角いものの上を自転車が通り過ぎた瞬間、「ぎゃああああああ!」という叫びが聞こえ、身体がふっと軽くなったんです。憑りついていたものがいなくなったんです。
やっと息ができるようになって、数10メートル過ぎたところで自転車を止めて、さっきのあの四角いものはなんだったんだろう?と見に行ったら、お葬式のときに配られる「お浄め」と書かれた塩の小袋が落ちていて。袋は一部破れていました。そして自転車のタイヤの痕がついていたので、この塩の上を通り過ぎたおかげで、変なのがどこかに行ってくれたんだなと思いました。
それにしてもなんであそこで、しかもご葬儀用の塩が落ちていたのかが謎なんですが、
やっぱり塩ってパワーがあるなと。それ以来ちゃんと持ち歩くようにしています。
画像は、旧あまき堂で販売していたポーランド製岩塩。まるでクリスタルのような美しさです。(現在は取り扱っておりません。これからの販売予定も未定です)
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