プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。








◇ ◇ ◇  INDEX  ◇ ◇ ◇

● はじめに

● 訪米の計画

● 結論

◯ この企画のはじまりから現在までの物語












【一般的な「高齢者レクレーション」や「うたの会」と、どう違うか。。。】

高齢者福祉施設(老人ホームやデイサービス)では毎日のように歌やレクレーションが行われています。

しかし、私の活動内容はそれとは少し異なっています。

そもそも私の目的は、「歌やレクレーション」そのものではありません。

「歌やレクレーション」はきっかけにすぎません。それらをきっかけにして「交流」をおこなうことこそが訪問の目的です。もちろん歌やレクレーションにも認知力を活性させる要素をたくさん盛り込みます。でも、ご高齢の方が心を震わせたり生きる力を高めるのは、歌やレクレーションではなく誰かとの交流の時間を持つことなんです。

……今日、誰かお客さんが私のところに来た。

そう感じとることで、背筋が伸びたり、表情がシャンとする認知症状のある方がたくさんいらっしゃいます。

……今日、私の名前を呼んでくれる親切な人と会った。

この体験が緊張を緩め、笑顔をうみ、心の温度をあげます。

……今日、本当の自分に声をかけてくれる人がいた。

ご高齢の方は、「高齢者という服」を着ていると私は考えています。認知症も障害がある方も、それはそれぞれその人の見た目であり、服であり、その人本人ではありません。私はその仮の服の中身と交流します。そのように交流するからこそ、その人本来の生き生きとした表情や、うれしさや、生きる力がその人の中にわいてきます。

そのような考えで行っているのが私のレクレーションです。









戦後に家族の事情や何かの理由があって、アメリカで暮らし始めた日本人がたくさんいらっしゃいます。

子育てをなさって、お孫さんにも恵まれ、遠いアメリカで生き抜いて、そして現在、80歳代、90歳代になられています。

日本人との交流を望んでおられる方。

日本語を恋しがっておられる方。

日本の楽しい思い出をたくさん思いだしたい方。

そんな方々がたくさんいらっしゃいます。

そんな方々に、日本の老人ホームでおこなわれている心が励まされて、心が慰められるレクレーションを届けます!



認知症状がある方。

障害や不自由さをお持ちの方。

外出機会が減ってしまい、社会との距離が離れ、交流が足りていない方。

つまり、人間にとって太陽や水と同じくらい大切な「人の輪・社会への参加・出会い」という要素が足りていない方や、時の流れのためにすべて奪われてしまった方。

日米に限らず、人生の最後の時間にそんな思いをさせるのは、私はほうっておけないんです。



だから私は、毎日のようにどこかの老人ホームを訪問しています。

そこで経験している心が揺さぶられるような瞬間を、アメリカのみなさんにも届けたい!

認定心理士の資格がある社会療法士として、13年間で培ってきた経験や知識を届けたい!

そして、これまでに特養や老健、認知症グループホーム、有料老人ホームなどで出会った1200人ほどのご高齢のみなさまの思いも込めて、ぜひアメリカでみんなで笑って、みんなで心を温めたい!



このチャレンジの過程や結果は、できる限り、みなさんにもお届けしたいと思っています。

このクラウドファンディングの実施状況は、「アメリカからのライブ生配信」「詳細な動画レポート」などでお伝えすることを考えています。アメリカの高齢者施設事情、移民情報、そして、どれだけ日本の介護制度が素晴らしいかなどもぜひレポートしたいと思っています!


ぜひご支援ください!

このチャレンジをぜひ共有してください!

そして、すばらしい時間と経験に結びつきますよう声援をお願いいたします!








はじめまして。


みなさん、はじめまして。

富永幸二郎と申します。

私は、2011年から、高齢者施設や障害を持った方々の施設を訪問し、

「歌とおしゃべり」を活用した「社会療法」活動をおこなっています。


社会療法ってなんでしょう?】

社会療法とは、「孤立している個人」と「社会」を結ぶことで、その人本来の力をもう一度湧き上がらせ、喜びや活力につなげます。高齢者や障がいがある方のための新しい役割です。


現代の日本人の人生の最後って、社会から取り残されたようになってしまうんです。

会社を退職して社会から一歩離れ、足腰が弱って家から出かけにくくなり、近所付き合いもなく、さらには施設そのものに入居してしまうと社会はどんどん遠ざかっていってしまいます。

私はそんな状況が許せなくて、2011年から、ずっと活動を続けています。

コロナ前の多い時では、月に30回ほど施設やフロアを訪問し、「歌とおしゃべり」を活用しながら、年間で400回ほどの交流の場をつくってきました。

いま現在でも、施設や地域のさまざまな方との年間10000人ほどの交流機会を持ち、継続し、名前を覚え、社会と個人をつなぐ活動を積み重ねています。




【教室の後のみなさんを見ていると……】

「楽しかった〜!」と言ってもらえると、こちらも嬉しいですが、それでは私としては物足りない。

終わったら、それでハイ終わりというムードになってしまうんです。

だからこそ私は、「うれしかった〜!」と感じてもらえることが重要なミッションだと思っています。


高齢者レクレーションの充実感は、エンターテイメントでもお笑いでもなくて、

・一緒に笑って嬉しかった。

・歌を思い出して、思い切り歌えてうれしかった。

・話を聞いてもらって、楽しい話を聞かせてもらって、嬉しかった。

・来てくれて嬉しかった。

という心の充実感です。


そこを目指して1時間、一生懸命に時間をつくるから、その時間が終わったとき、みなさん、本当にいい顔をされます。その表情に触れると、こちらもなんとも言えない気持ちになります。

何度やってもそうなんです。

握手した時のくしゃくしゃになって笑ってくださる様子を見ると、本当に、ああ、今日もいい1日になってよかったなと私自身が充実感をいただきます。


そして、先日のそんなうたの会の最中のことです。

その時、思ったんです。

……ここでこうやって、昔の唱歌の解説をして、唱歌をかけて、みんなで歌うだけで、こんなにも心を動かしてくれるんだったら、これを海外でやったらどうだろう。。



それは、「埴生の宿」をうたっていたときでした。


埴生の宿も わが宿

玉のよそい うらやまじ

のどかなりや 春の空

花はあるじ 鳥は友

おお わが宿よ

たのしとも たのもしや


愛すべきわが住処は世界でいちばん心が安らぐ場所だ。

HOME SWEET HOME。

いま住むこの空間を慈しみ、そして、いつの日にか住んだ愛しき故郷のわが家を遠くなつかしむ歌でもあります。



これを海外でやったらどうなるだろう?

海外在住でそのまま高齢者になった人もいるに違いない。。

故郷をいつも心に描いている人がいるかもしれない。。


そうか!!

どうしてそれに気がつかなかったんだろう?!

やらなきゃ!!





【すぐに企画書をつくりました!】

すぐ企画書をつくりました。

「日本のうたとおしゃべりをお届けします!」

そんなタイトルの企画書です。

日本語と英語でつくりました。


まず試しに、アメリカにあるいくつかの在米日本国領事館にそれを送りました。

ニュージーランドや中南米の国々にも送りました。


こういった活動をさせてくれる施設や、仲介してくれるような団体はありませんか?

そう尋ねると、いくつかの領事館から返事があり、「日本人会」や「日本人コミュニティFacebook」などを紹介していただきました。



いろいろと調べるうちに、やはりアメリカが日本人も多く、訪問先を探しすそうだとわかりました。

そして、企画を具体的にするために、「訪問時の曲目リスト」をつくりました。




【はじめてのアメリカへの国際電話!】

メールだけではなかなか話が進みません。

そこでもうやぶれかぶれで電話することにしました。

かけ放題では国際電話ができず、スカイプのアメリカかけ放題だと月額350円くらいで大丈夫だとわかり、すぐに登録しました。


これまで企画書もメールも、日本語と英文でつくりました。

でもそれはほとんどChatGPTに「ウケそうなビジネスメール風に訳して!」と頼んで作ってもらった企画書などです。


ちなみに、たまたまですが、今年の1月に、(まだこの企画を思いつく全然前ですが)生まれて初めてTOEICを受けました。

結果は610点です。

平均点ど真ん中のような得点でガッカリ半分、ウレシイ半分。


まあ、まちがい覚悟であちこちに交際電話して、そこで英語を磨くしかないかと、何ヶ所かの施設に深夜の国際電話をかけました。

何度も練習したり、台本をつくったり、車の中でもブツブツと独り言で練習しました。

実際に最初に電話をするまでに1週間かかったような気がします。。。




【電話をするといろいろと早い!】

その後、本当にいろんな方と電話やネット上で出会いました。

そして、2024年4月13日現在。

・ロサンゼルスの自宅改造のちいさなグループホーム(日本人経営・日本人6人入所)

・ロサンゼルスの日系人向け高級高齢者ナーシングホーム(アメリカ企業経営・日系人が中心で多数)

・サンディエゴの低所得者向けナーシングホーム(日系人も多い)

・サンディエゴの日系人向け訪問介護サービス

・ニューヨーク・マンハッタンの高齢者ナーシングホーム(アメリカ企業経営・日本人少数)

の受け入れ内諾、もしくは調整中、までこぎつけることができました。


あと、さらにいくつか話がすすみそうです。

目標とする2週間で200人と交流する!」も可能性が見えてきました。





【そこにはシビアな現実も・・・】

ある動画での日系2世の方の訴えのシーンでした。

認知症になってしまった両親について、涙ながらに語るシーンです。


……父も母も日本人です。

戦後すぐにこちらに渡ってきて、懸命に働いて、アメリカで私たち子供や孫のためにいい生活の基盤をつくってくれました。

しかし、その両親はもう95歳です。

そして、認知症になってしまいました。

すると、上手にしゃべっていた英語をすべて忘れてしまいました。

アメリカ育ちの他の家族は日本語を話すことはできません。

日本語のケアができる施設もなく、在宅で両親ふたりを診ていいますが、本当に限界なんです。

どうしてあげればいいのかわかりません。


この動画を見てから、この企画の趣旨が少し変わったように感じます。

いや、趣旨は同じなんですが、ギアが2段階か、3段階あがったような、そんな感じです。


聞くと、なかなかシビアな現状があります。

特にコロナ以降です。

詳細のレポートは、追って活動報告の中などでお伝えしていきたいと思っています。。。




「男はつらいよ」の寅さんが、家族のみんなに旅先であったことを雰囲気たっぷりに話すシーンを、私は理想にしています。


きれいなうたを歌うだけじゃもったいないんです。

それぞれに歌詞の説明をして、一言ひとことに解説を加えます。

その状況を目の前に浮かぶように、詳細に説明します。

みなさん一人一人の頭の中にことばと映像を積み上げていきます。

イメージしやすいような擬音語や擬態語もたくさん使います。

五感を刺激するような説明をたくさんします。

うたの歌詞の世界で頭をいっぱいにしてもらいたいんです。


私がやるのは、その実践です。

日本でいつもやってることをアメリカでやるのみです。


そして、もうひとつ!

ご家族にその姿を見てもらいたい。

言葉のかけ方、表情や声のトーン、気持ちを安定方向に誘導する方法。

それらは日本人的なニュアンスがとても重要になるので、アメリカ育ちのご家族にはわかりにくい場合もあるんです。


このミッションが一回でもうまくいけば、私はこの世に生まれてきた甲斐があったと思うくらいです。

それほど、認知症の対応で困る家族の悩みは深いし、つらいし、出口がみつからないものですから。

家族に出口があれば、きっとそのご両親はあたたかい日常を送ることができる。

少なくとも今よりは、と思っています!




私は最初からこの企画は「連続性」がなくてはならない、と考えています。

第二弾、第三弾ができるように!

名前を覚えて、連絡先を交換して、次に来る約束をする!

それがまた一段階、相手の心の温度をあげてくれるし、冷めにくくしてくれます。


そして、ご家族との関係性。

いつでもメールで話しましょう。

いつでも日本のレクの風景をYouTubeのライブ配信でご覧くださいね。

そんな関係性をつくってこないといけない。


そして、これも計画当初から考えていたこと。

アメリカ以外の国にも、日本人が多くいます。

韓国や中国は、日本人が多いですが言葉がわかりません。

オーストラリアやニュージーランド。

フィリピンやマレーシアなども英語は利用しやすそうです。

ペルーやチリなどの中南米の国。

私はたまたまカタコトのスペイン語を使うことができますので、それも利用できそう。


ああ、そうだ。

これもたまたまですが、私は東京の世田谷で4年ほど植木屋さんで職人をやっていたので、日本庭園を手入れすることができるんです。

それでも何かに役に立てるかもしれない。。。






誰かと社会をつなげるのが社会療法士。

社会と遠ざかった人に社会を近づけるのが社会療法士。

70年前も日本を離れ、遠いアメリカで、認知症のせいで英語も忘れてしまったなんて、これほど社会と遠ざかってしまった境遇はありません。


できたら私は、この活動を今後10年続けたいと私は考えています。

逆に、10年後はこの活動はできないと思います。

なぜなら、10年後、その歌たちを知っている人もかなり多くいなくなってしまうからです。

10年前にはざらにいた大正生まれがほんとうに少なくなりました。

いま歌える歌を歌える人は、10年後にはもういないかもしれません。

歌いたい歌を最後まで歌えないまま亡くなってしまうかもしれない。

だから私は、できるだけ急いで、一人にでも多く、この企画をおこなわなくてはいけないと思っています。




【リターンについて】

訪米中の活動は、随時みなさんにお伝えしていきたいと思っています。

ご支援いただいたみなさんには、ささやかながらリターンとして、そのご報告スケジュールなどの詳細を随時「メールでお知らせ」「ライン登録」でお知らせさせていただきます。

・実際の訪問先や訪問施設

・交流した人のご様子、訪問後の感想

・訪問した場所の数、交流した方の人数、歌った曲

・さらにはアメリカでの宿泊先、食事の内容、もろもろの珍道中

などの詳細を「画象」や「生中継・生ライブ配信」などで、専門のサイトにて詳しくお伝えいたします!



【企画中の追加リターンについて】

なお現在、「訪問レクレーションの生中継・生ライブ配信」なども企画してなどもいます。

さらには、「ロサンゼルス高級老人ホームのレポート動画」や、「日本から移民した高齢者インタビュー動画」なども企画中です。

これら企画中のリターンにつきましては、現在設定のリターンをご支援いただいた方へ、先方からのご許可がいただけましたら追加でお届けします!



それからもうひとつ!

おまけリターン商品を検討中です!

これはまだ交渉前ですが、「この企画のリターン商品を提供してくれるカリフォルニアの日系企業」を現在調査中です。

たとえば、日本人が設立したドリップコーヒーメーカーさんや、日系のスーパーさんなど、おもしろい企業さんがリストに上がっています。

これもぜひ実現したい!

こちらも、現在設定のリターンをご支援いただいた方へ、交渉がうまくいった場合は追加でお届けいたします!!



5月中には詳細を決定する予定です!!

(逆に、みなさんのご希望のアメリカのおみやげがあればお知らせください!)




【使用用途・予定概算】

・エアチケット 東京→ロサンゼルス(2名往復) 40万円

・エアチケット 米国国内(2名) 10万円

・レンタカー 14日分(1日7000円) 約10万円

・ガソリン代 1000キロ(1リットル240円) 約3万円

・宿泊費 14日分(1日15000円)   約20万円

・滞在費 14日分(1日7000円) 約10万円

・諸経費 10万円

 (滞在費には、食費、チップ、ランドリー代などを含みます。諸経費には、渡航申請費用、高速道路、必要なタクシー代、予測できない価格上昇などを含みます)

 ●合計およそ100万円



【スケジュール】


7月  クラウドファンディング終了
9月前半  渡米(2週間)




社会参加することは時にわずらわしいし、面倒なことです。

交流や対話も避けたい時もあります。


でも、それを求めている人がたくさんいることも確かです。

求めてはいないけど、実はそれがあると健康になる方や笑顔になる方もおおぜいいらっしゃいます。

その機会がないばかりに毎日の色彩をなくしている方も多い。

それは絶対にそう。

私が13年間の活動の中で、実際にたくさん出会ってきましたから。


日本ですら高齢者はそうなんです。

遠いアメリカなら、いわずもがなです。

もし、遠い遠いアメリカでそんな人がたった一人でいたとしら私はほうっておけない。

そのひとことです。


そんな気持ちの大和魂でアメリカに行ってきます。

みなさまからのあたたかなご支援を、心より!心より!お待ち申し上げます。

そして、みなさんにもこの企画を知ることで、ご家族やご近所の方との交流を一回でも増やしていただくきっかけになればと願っています。



最後まで読んでいただいて本当ありがとうございました。




支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 飛行機代、宿泊費、レンタカー代、滞在費用、その他

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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