プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

はじめまして、井上明と申します。私は獣医師として臨床経験を積み、日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定認定医(Ⅰ種)となり、帝京大学医学研究科の博士課程で免疫学を学び、博士号を取得しました。現在、全国の動物病院で腫瘍科のセカンドオピニオンとして活動しています。その中では、ステロイドによる長期的な治療を必要とするものがあり、副作用に苦しむ犬猫の姿にペットオーナーは心を痛めながらも、立ち向かう場面が多々あります。

今回のクラウドファンディングの目的は「ステロイドの副作用で苦しむ犬猫を救う治療法開発」です。私が帝京大学医学研究科の博士課程学んだ医学の領域でも「ステロイドの減薬(脱ステ)」は永遠のテーマです。この壮大なプロジェクトに、私が理事長を務める獣医師の研究会「日本獣医フアイア研究会」と「麻布大学獣医学部」が力を合わせて、クラウドファンディングによるご支援をいただき、挑戦いたします。今回ご支援いただいた資金は、麻布大学獣医学部の久末正晴教授の「ステロイドの副作用で苦しむ犬猫を救う治療開発研究」をさらに進めるために使わせていただきます。

皆様からのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本獣医フアイア研究会 理事長
日本獣医がん学会 理事
日本獣医癌学会獣医腫瘍科Ⅰ種認定医

獣医師・医学免疫博士(免疫学)
井上 明

はじめまして、久末正晴(ひさすえまさはる)と申します。

このプロジェクトの目的は
【免疫異常】で苦しむ多くの犬猫の命や生活を守るために【新しい治療法】を開発することです。

私は動物の免疫抑制療法、再生医療を中心に研究や治療を行っており、ステロイドの代わりとなり、体に負担をかけない薬を長年探しておりました。

現在、「アトピー性皮膚炎」「多発性関節炎」「慢性腸症」「免疫介在性溶血性貧血」「免疫介在性血小板減少」などの免疫の病気では、「ステロイドホルモン剤」がほとんど使用されています。ステロイドホルモン剤はこれらの病気に有効です。

しかし、、、

「感染症の増加」
「脱毛」
「肝障害」
「筋委縮」
「糖尿病」

など多くの【副作用】が発生します。

場合によっては「敗血症」「血栓症」「医原性アジソン病」といった【治療関連疾患で命を落とす】ことも少なくありません。

▲ステロイドの副作用により脱毛と元気活力が衰えている犬

▲ステロイドの副作用により皮膚の裂傷をおこしている猫

▲ステロイドの副作用により脱毛をおこしている犬

もちろん他の免疫抑制剤を併用もしくは代替することで、これらの副作用は回避できることもありますが、これらの薬剤にも【副作用が多く治療費が高額】であり、多くの飼い主様が悩んでいます。


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フアイア糖鎖TPG-1を用いた、ステロイドの副作用を緩和する治療法確立への挑戦

一方、人の医学では「フアイア」糖鎖TPG-1が高い【抗腫瘍効果】のみならず、多くの免疫異常の患者で効果があることが次第に明らかになってきています。この「フアイア」糖鎖TPG-1は、「従来のステロイド剤や免疫抑制剤」とは異なり、「免疫力を下げ過ぎず適度に調節する【免疫調節薬】」として知られています。

私達はその「効果」に着目し、日本獣医フアイア研究会から「フアイア糖鎖TPG-1」の情報をご提供いただき、2021年より犬猫用「フアイア」糖鎖TPG-1製剤を用いて、麻布大学の付属動物病院にて患者様に試してもらいました。小規模ながら治療の上手くいかない「免疫介在性溶血性貧血」「免疫介在性血小板減少および好中球減少」の「犬猫」について試験的な研究を行いました。

【フアイア糖鎖TPG-1を用いて副作用の脱毛が改善した一例】

フアイア糖鎖TPG-1を用いて副作用の脱毛が改善した一例

現在は、「フアイア糖鎖TGP-1」を使う動物は、癌や免疫系の病気など、重い症状で苦しんでいる子たちが多いです。当初は2〜3割の子たちに効けばいいなと思っていたものの、血液検査の結果、免疫介在疾患をもつ犬猫のうち7〜8割でその効果が現れており、その結果にペットオーナーが驚き、喜ぶことはもちろん、私自身が一番、驚きました。副作用のほとんどないことにも大変驚きました。患者様の満足度が高く、「フアイア糖鎖TPG-1」を使うことによりステロイドの使用量を減らしたり、ステロイドが休薬できたりと良い結果を残し、犬猫たちの体への負担も軽減することができました。

最終的に、フアイア糖鎖TPG-1を投与した犬猫の15例のうち【66.7%】の患者で症状の改善や治療薬の大幅な減薬に成功することが出来ました。この「事実」は、犬猫の免疫介在性疾患において、従来のステロイドに代わる負担の少ない治療法を開発できるということです。


【これまでの研究成果の一例】
■2023年12月発表「動物臨床医学研究会年次大会」で発表された症例

①免疫介在性血小板減少の犬にフアイア糖鎖TPG-1を使用してステロイドの減薬に成功した一例

②免疫介在性溶血性貧血の猫にフアイア糖鎖TPG-1を使用してステロイドの休薬に成功した一例

■2024年2月「日本獣医内科学アカデミー」で発表された症例

免疫介在性好中球減少の犬にフアイア糖鎖TPG-1を使用してステロイドの減薬に成功した一例

▼研究発表のまとめ


2022年に、日本獣医フアイア研究会から提供された情報をもとに、麻布大学付属動物病院で患者に試験を行いました。

「初期の期待をはるかに上回る効果が現れ、【副作用もほとんどない】」ことが確認されました。

患者の満足度が高く、「ステロイドの使用量を減らしたり、【休薬】したりすることができ、動物たちの負担が軽減」されました。

この優れた「フアイア」糖鎖TPG-1の効果を検証することで、

ことが必要です。

これは【免疫介在性疾患で日々苦しむ動物と動物医療の未来】のためにも重要であり皆様のご協力が求められています。

しかしながら、この「フアイア」糖鎖TPG-1は、作用機序については不明な点があり、多くの犬猫の患者さんにおいて「治療効果の判定」や「免疫状態の解析」が必要となります。(具体的には、IL1やIL6の発現解析やTregの解析などです。)

支援金額に応じて、麻布大学にてご協力いただける被験者を募集し、10〜30頭の犬猫の血液を採取し、数ヶ月間にわたり経過観察を行います。(被験数は多ければ多いほど精度が高く、信頼性が高まります)これらの実験には、フローサイトメトリーや免疫染色が必要であるため多くの「抗体」や「試薬の研究費」として多額の研究費用が発生いたします。多くの方に、この研究の必要性を広げていただき、研究資金を集める必要があります。

すでに日本国内では2000病院以上で使用されている「フアイア糖鎖TGP-1」ですが、まだまだ日本の獣医師の中には知らない方もおり、その結果、ペットオーナーの中には知らない方も多くいます。今回の研究成果によって、ペットオーナーの皆様は「フアイア糖鎖TGP-1」をもっと安心して使えるようになるために、さまざまな免疫疾患の犬猫に使ってもらい、検証を行う必要があります。

動物医療の未来のためにも、ぜひ研究へのご協力をお願いいたします。

どうか皆さまのお力添えを賜れれば幸いです。

麻布大学 獣医学部 獣医学科
小動物内科学研究室 教授
久末 正晴

▼大切なご家族がステロイドの副作用で苦しまれたご経験のある方は、この研究の価値をご理解いただけることと思います。ぜひTwitterやInstagramで拡散協力だけでもご協力を宜しくお願い致します。

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以下より、具体的な研究内容と「フアイア糖鎖TPG-1」の関係性をまずはご説明しております。
なぜこの研究がステロイドの副作用で苦しむ犬猫たちを救うことになるのか、ご理解いただければと思います。

まずは、ヒトの医療における「フアイア」糖鎖TPG-1の持つ、「抗腫瘍」「抗炎症」「免疫調整」作用と、そのエビデンス(科学的根拠)についてオックスフォード大学卒免疫学博士である新見正則先生が解説されていますのでご紹介いたします。

こんにちは。新見正則です。ここでは、免疫システムと病気の深い関係についてご説明しますね。

アトピー性疾患、喘息、花粉症といった疾患に免疫システムが関与している可能性があるということを患者さんにお伝えすると、ほとんどの患者さんが驚きます。

以下の表に、免疫と疾患の関係をまとめています。免疫システム異常が様々な疾患を引き起こしていることがご理解いただけるかと思います。

免疫の低下により「がん」や感染症が発症します。免疫システムが日々発生するがんから体を守っています。免疫システムに不具合が生じることで、腫瘍の拡大を食い止めることができず、がんが制御不能になります。

一方で、免疫システムが過剰に反応し、暴走してしまうことを亢進(こうしん)と呼びます。免疫システムは特定のタンパク質に対して個別に働いています。その働きが暴走すると、自己にダメージを与えてしまうことがあります。アレルギー性疾患や喘息、腎炎などがその代表です。

免疫はあるパーツに対しては亢進作用を示し、また別のパーツについては低下作用を示します。つまり、免疫機能全体を下げるステロイド剤や免疫抑制剤、免疫機能全体を上げる免疫チェックポイント阻害剤の投与では解決できないことが多いのです。

それぞれのタンパク質に対して、免疫機能が亢進していれば下げる、低下していれば上げる方法が必要です。


「免疫システム異常と疾患例」

人の体は数十兆個の細胞から成り、第一の生命鎖(DNA)第二の生命鎖(タンパク質)と並び、第三の生命鎖である「糖鎖」に関心が集まっています。最近の研究で糖鎖の多様な機能が明らかになってきました。

特にがん、免疫、受精、発生/分化、感染症などにおいて、重要な役割を果たしています。糖鎖は「細胞の顔」として、細胞同士の認識や情報の交換を行い、私たちの体の組織や器官を形成する細胞社会のネットワークを維持しています。

これだけ生体維持において重要な働きを担う糖鎖を体内で合成するためには、多くのビタミンやミネラル、脂肪酸、アミノ酸といった栄養素も必要だと言われています。人の体の中にある物質のみで生成することができないからです。

「免疫システムのカギ【糖鎖】」 

そんな糖鎖の中でも、ターゲットのタンパク質毎に、個別に免疫を上げたり下げたりすることができるという、

これまで明らかになった他の物質にはない特徴を持っている成分が発見されました。

それが、生薬フアイアに含まれる「糖鎖TPG-1」という成分です。2019年に超一流の米国生化学ジャーナルJBCに掲載された研究論文によればフアイア菌糸体抽出物から糖鎖の一種「TPG-1」という新しい成分を発見し、その成分と驚くべき効果を解明したと報告されました。フアイア抽出糖鎖TPG-1には抗腫瘍、抗炎症、免疫調整の明らかな作用が認められたことが報告されました。

TPG-1を多く含むフアイアは細胞を取り巻く糖鎖を整え、結果様々な免疫異常の症状に効果を発揮しているのです。

「免疫調整作用をもつフアイア糖鎖TPG-1」 

1000人超の肝臓がん手術後の患者を対象としたランダム化比較試験において2年後の無再発率で13.34%の有意差

2018年、著名な英国の医学雑誌Gutにフアイアの抗がん作用に関する臨床研究が掲載されました。「臨床で1,000例規模に及ぶ肝臓がん手術後の患者に対しHuaierを投与し観察した結果、96週間後にHuaierを服用した群は、しなかった群にくらべて無再発生存率で明らかな有意差があった」という驚くべきものでした。

この論文の5つのポイント

①1000例(人)という大規模な実際の患者さんへの試験であること

②肝臓がん手術後の投与で、エンドポイント(評価項目)が生存率と無再発率であること

③あらかじめ米国の研究機関に申請された研究であり、その内容もランダム化比較試験というエビデンスレベルの高いものであること

④抗がん剤並みの有意差が出たにもかかわらず副作用が軽い下痢であったこと

⑤「Gut」という世界的に権威のある学術専門誌に掲載されたこと

医師であれば試す価値を実感できるエビデンスの内容です。西洋薬であればこのまま医療ガイドラインに掲載を考慮されるレベル、保険適用薬となってもなんら不思議ではないものです。保険適用に必要な1,000例規模の大規模臨床試験をパスしていることになります。実際に、すでに中国では保険適用薬となっていますし、米国国立がん研究所(NCI)にも抗がん新薬として登録されています。

「※世界初、抗がんエビデンスを得たフアイア糖鎖TPG-1」 

※「世界初」とは、漢方や生薬・サプリメントなど食品の中で、ヒトの肝臓がん患者1000人超に対する大規模ランダム化比較試験(RCT)において、無再発生存率で優位差が出ている臨床研究論文が存在し、かつその臨床研究論文が、インパクトファクターが15を超える信頼度の高い医学誌に掲載されていものはこの「フアイア(Huaier)」しか存在していないということを意味します。


「フアイア」糖鎖TPG-1についてわかりやすくまとめられた書籍もご紹介します。

▼新興医学出版社様より出版されています

Amazonで「生薬フアイア」と検索してみてください


人間の各種のがんにフアイアが効果を発揮しています。そうであれば、犬や猫のがんにも効果があると科学的にも類推できます。多くの基礎研究では、マウスやラットといった小動物で実験を行っています。フアイアもマウスを使った研究論文が数多く発表されています。小動物で効果があれば、ウサギや犬といった中型の動物でも有効と推論し、臨床試験を行っていくのが、医学の世界です。


6月22日まで    クラウドファンディング実施
6月〜12月    研究実施予定

※研究結果等は活動報告にて随時お知らせいたします。

◆報告予定場所

日本獣医フアイア研究会 公式サイト
日本獣医フアイア研究会 公式X(旧 Twitter)
日本獣医フアイア研究会 公式Instagram



僕はオックスフォード大学の博士課程で移植免疫学を学び、博士号を取得しました。免疫学の専門家として、ステロイドの減薬は人の免疫学における最高峰のテーマであると認識しています。

久末正晴先生は麻布大学獣医学部内科学研究室の教授であられ、動物の免疫学の専門家です。これまで15頭の試験で66%以上がステロイドや免疫抑制剤の減量や休薬に成功し、フアイアには人間だけでなく、犬猫に対しても免疫調整機能があることがわかり、希望の光が見えています。さらに被験者を増やし、より高度で信頼度の高い試験に挑まれるということで僕はこれは現代医療の限界に風穴を開ける挑戦でもあると考えており、この挑戦を心から応援します。

医療費負担が大きい免疫抑制療法は、一度使うと依存性があり、経済的負担が大きくのしかかります。

そういった状況を打破する一手としての今回の試験結果に大いに期待したいと思います。


一般社団法人TeamHOPE 代表理事の上條圭司と申します。

我々Team HOPEはペットの健康診断を推進し、ペットの健康寿命を伸ばし、ペットとご家族様の幸せな時間を少しでも長くしたいという共通理念を持った全国の獣医師がTeamとなって活動している団体です。
物言わぬ動物が具合が悪くなってから病院に来院されても、多くの病気が進行していることが多く、もう少し早く見つかっていれば、もう少し早く治療を開始していれば、と悔やまれる場面を多く経験している私たち獣医師にとって、早期発見、早期治療はとても重要なテーマです。

また、健康診断で万が一がんや免疫疾患が見つかった場合、使われる治療薬に、安全性や副作用の少なさを求めるのは我々もご家族様も、もちろんペットも同じだと思いでいる事でしょう。抗がん剤やステロイドといった、効果は期待できるものの、少なからず副作用が付きまとう治療はなるべく最低限にしたいものです。今回久末先生が研究されているフアイアは、副作用を伴わず、免疫力を上げ、がんや免疫疾患に有用である可能性が認められた数少ない物質の一つです。

糖鎖TPG-1の研究が進み、どのような機序で、どのような病気に、どんな使い方をすればより副作用が少なく、より効果の得られる治療ができるのか、このような解明が進めば救われるペットとそのご家族が増える事でしょう。

久末先生の研究を是非応援してください。私もこの研究の成果が出ることを期待しています。


アキヨシアニマルクリニック院長の秋吉亮人と申します。

私は日本獣医がん学会獣医腫瘍科Ⅰ種認定医であり、麻布大学獣医学部で獣医学博士(獣医内科学)を取得しました。日々、難治性の腫瘍性疾患、血液疾患、消化器疾患(肝胆道膵疾患も)を中心とした診療を行っています。

獣医学の診断技術が発展した近年、血液や消化器、関節の免疫疾患の多くが診断可能になりました。しかしながら免疫疾患に有効な治療法はステロイドを代表とする免疫抑制剤しかなく、新しい治療薬の開発は難渋しております。ステロイドや免疫抑制剤は免疫疾患や一部の腫瘍性疾患に有効な治療薬であるものの、効果が乏しい難治性の症例や、ステロイドや免疫抑制剤の長期投与による副作用で苦しんでいる症例が多く存在します。

久末正晴先生は麻布大学獣医学部内科学研究室の教授であり、動物の免疫学、血液学の専門家です。久末先生の元には、難治性の免疫介在性の血液疾患や消化器疾患の犬・猫が多く来院しており、フアイアの併用により、ステロイドや免疫抑制剤の減量・減薬が可能になることが分かりました。フアイアは犬と猫の免疫機能を調整し、良い免疫を上げ、悪い免疫を抑えてくれる有益な成分である事が分かり始めました。

私は、麻布大学獣医学部獣医学科小動物内科学研究室教授の久末正晴先生のクラウドファンディング事業を心から強く応援いたします。

久末先生が取り組んでいるフアイア治療法は免疫疾患に対する効果が大きく、ステロイドや免疫抑制剤と違い、副作用がほとんどない体に優しい治療法です。

この新しい治療法をいち早く難治性免疫疾患で苦しんでいる、犬と猫に届けるためにも、クラウドファンディングへのご協力をお願い申し上げます。


東京都葛飾区でほるん動物クリニックの院長をしております小島千恵子と申します。

久末正晴先生は麻布大学獣医学部内科学研究室の教授であり、麻布大学附属動物病院内科に紹介されてくる様々な症例に日々取り組まれておられます。

私は自身の病院での診療に加え、麻布大学附属動物病院の専科研修医として久末先生をはじめとする内科チームの診察に参加しております。大学病院では症例に対して最新かつ最良と思われる治療を実施いたしますが、治療薬は効果が期待できる半面、時に副作用が見られる場合があり、特に血液疾患や免疫疾患でよく使用されるステロイド薬や免疫抑制剤は、常に作用と副作用のバランスを見ながらの調整が必要となる扱いに配慮が必要な薬剤です。

フアイア糖鎖TPG-1はヒトで免疫調整作用を持つことが知られており、免疫が落ちている個体の免疫を助け、免疫過剰になっている個体では免疫を抑えることにより効果を発揮します。近年犬や猫でも同様の効果があるとわかってきました。

これまで大学病院でフアイア糖鎖TPG-1を使用することにより症状に改善が見られたり、ステロイドの使用量を減らすことが可能になった症例を見てきました。それらの症例のうち、骨髄異形成症候群の犬と猫の症例を2023年と2024年に学会で症例発表させていただきました

ステロイドや免疫抑制剤の減量・減薬は症状の改善だけでなく、症例の生活の質(QOL)の向上に貢献するものと考えております。フアイア糖鎖TPG-1の作用機序や効能の研究がさらに進むことにより、つらい治療を乗り越え元気になる犬や猫が増える未来が来ることを心から期待しております。

副作用が少なく新しい治療の選択肢を広げるためにも、ぜひ久末先生の研究へご賛同いただきクラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。


ミズノ動物クリニックの院長、水野浩茂です。久末正晴先生のクラウドファンディングを応援します。

久末正晴先生は、麻布大学獣医学部内科学研究室の教授であり、麻布大学附属動物病院内科で多くの症例に取り組んでいます。最新かつ最良の治療を追求する中で、ステロイドや免疫抑制剤のような薬剤の適切な使用は、治療効果と副作用のバランスを考慮しながら行われています。
特に注目すべきは、フアイア糖鎖TPG-1に関する久末先生の研究です。ヒトにおける免疫調整作用が知られているこの糖鎖は、犬や猫においても同様の効果が期待されています。久末先生の研究により、これまで多くの症例で症状の改善が見られ、ステロイドの使用量を減らすことが可能になりました。これらの成果は、骨髄異形成症候群の犬と猫の症例での学会発表にもつながっています。フアイア糖鎖TPG-1の作用機序や効能に関するさらなる研究は、犬や猫がつらい治療を乗り越え、元気になる未来への大きな期待を持たせてくれます。副作用が少なく、治療の選択肢を広げるためにも、久末先生の研究へのご支援とクラウドファンディングへのご協力を心よりお願い申し上げます。



本クラウドファンディングにていただくご寄付は、麻布大学獣医学部小動物内科学研究室にて、犬猫を対象としたフアイア糖鎖TPG-1の効果や副作用などにおける臨床研究費(お薬代、解析費用)、論文作成費などとして活用させていただきます。

また、初期の目標金額を超えた場合は、10頭→20頭→30頭と、対象の犬猫の頭数を増やし、研究結果の精度と信頼度をできる限り高めていきたいと考えています。

日本国内だけでなく、海外においても信頼度の高い研究成果を獲得し、信頼度の高い論文を執筆することで、今後、世界中の犬猫を救えるようにしていきたいと考えています。

論文の信頼度や精度が高まることで、犬猫だけに留まらない、様々な動物の免疫系の病気に関する「フアイア」糖鎖TPG-1の効能についても議論が展開していくことを願っています。

多くの犬猫の患者さんにおいて「治療効果の判定」や「免疫状態の解析」が必要となります。具体的には、【「IL1(インターロイキン1)」や「IL6(インターロイキン6)」の発現解析やTreg(制御性T細胞)の解析】などです。

支援金額に応じて、麻布大学にてご協力いただける被験者を募集し、10〜30頭の犬猫の血液を採取し、数ヶ月間にわたり経過観察を行います。(被験数は多ければ多いほど精度が高く、信頼性が高まります)

これらの実験には、【フローサイトメトリー】や【免疫染色】が必要であるため多くの「抗体」や「試薬の研究費」として多額の研究費用が発生いたします。

<支援金額のゴールについて>

★第1ゴール 総額300万 →10頭分の試験を実施予定
★第2ゴール 総額600万を予定 →20頭分の試験を実施予定
★第3ゴール 総額900万を予定 →30頭分の試験を実施予定


久末教授は、動物の免疫抑制療法、再生医療において、日本の動物医療を牽引する存在です。日本最大のペット保険会社アニコムホールディングス社では、幹細胞を用いた細胞治療における技術開発リーダーや、同系列病院の学術指導を務められるなど、私を含め、日本のたくさんの獣医師が久末教授から免疫学を学んでいます。また国内屈指の獣医療と臨床獣医学教育・研究を実現するための総合動物病院である麻布大学附属動物病院においては、標準的な治療法で完治しなかった自己免疫疾患や腫瘍疾患を持つ動物に対して、新しい治療に取り組まれており、実際に「フアイア」糖鎖TPG-1をつかった治療では、多くの動物たちを救ってこられました。

犬猫の免疫機能をフアイアが調整し、犬猫の体に対し未知なる可能性を秘めている事がわかり始めました。しかし、これを一般化させるためには、より具体的な効果や副作用についての研究と検証をし、科学的データで証明し、信頼性の高い情報発信をしていくことが非常に重要だと考えています。

ステロイドの副作用で苦しむ犬猫を救う新たな治療法開発に向けた本プロジェクトへのご支援・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。


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