プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

プロジェクトの実行者について

私たちのグループは、社会の中で居場所をなくし、生きづらさを感じる人たちに支援を提供する活動を行っています。数年前から全国に無料のシェアハウスを展開し、そこで安心して暮らせる環境を提供しています。


これまでの活動

社会問題としての孤立や居場所の不足に直面している人々が増える中、私たちはNPO法人として無料シェアハウスを通じて居場所を提供する支援を行ってきました。伊豆のシェアハウスから始まり、試行錯誤を繰り返しながら、現在では、静岡、三重、和歌山、長崎、兵庫、栃木に計8軒の無料シェアハウスを展開しています。

シェアハウスを利用する動機はさまざまです。自分の事業に挑戦したい人、勉学に励みたい人、自分の人生を見つめなおす時間が欲しい人、そしてただ疲れた心身を癒やしたい人。私たちのグループはそうした人々の願いに応え、人生を再出発させるための居場所としてその生活を支えてきました。

そうした活動が人々の賛同を集め、X (旧Twitter)では約1万人もの人々にフォローをいただき、現在もその数を増やしています。フォローしていただいている方の中から実際にシェアハウスに入居される方もいれば、将来的に入居を検討されている方もいます。また、辛い状況で踏みとどまっているけれども、いざという時のセーフティーネットとして存在してくれるだけで安心できるという声を多くいただいています。


住人の声

これまで実際に入居された方の声を紹介します。

伊豆のシェアハウスに住むKさんは子供の頃からのいじめにより、人間関係に不安を抱えていました。そんな不安の中、普通の会社では仕事に集中できず、ミスばかりしては怒られ、そして怒られることによってさらに不安が強くなるという負の連鎖に陥りました。そんな中、伊豆のシェアハウスに移り住んだKさんは、日々の生活の中で瞑想を取り入れ、自分のいじめのトラウマや他人への恐怖心を療養することに集中しました。「今だからわかることですが、自分は周りの目線を過剰に警戒して、再びいじめられまいと自分で自分の可能性を制限してしまっていた」「いじめはいじめられている時に苦しいだけでなく、その後の人の人生も破壊する。生きていてとても辛かったですが、病んでしまった心と向き合って、人生を立て直すための時間と居場所に巡り会えて本当によかったです」


みんなで協力して兵庫のシェアハウスの庭の竹藪を撤去して整地している様子

ハウスの設備の問題

多くの住人を支えてきた無料シェアハウスですが、もともと安価な物件を購入してシェアハウスを展開してきたため、一部の物件では設備の不備や老朽化などの問題が未解決のまま残っています。

兵庫県のシェアハウスでは主に①電気配線②下水関係に問題があります。
①電気配線の問題は、ブレーカーが落ちやすいことです。電子レンジ、トースター、湯沸かし器、コタツ、電気ストーブなどの消費電力の高い電気製品を併用すると、高確率でブレーカーが落ちる状態です。
②トイレは汲み取り式であるため匂いが籠もります。また女性の見学者も多く来ますが、近くの公園やコンビニのトイレを案内しなければいけない状況です。
この他に部屋の鍵の不備や一部の柱の腐朽などの問題を抱えています。

三重の志摩市のシェアハウスでは主に③下水関係④空調に問題があります。
③下水に関しては兵庫と重なりますが汲み取り式のため、匂いが籠る。またトイレの最中、ものがタンクの中に落ちるといった事態が起きています。
④空調は4台機能せず、交換が必要です。近年は温暖化の影響で気温の上昇が激しく、夏場に備えた空調の配備が急務です。
その他の問題として、移動手段がないことによる買い物や仕事での不便などがあげられます


このプロジェクトで実現したいこと

今回はクラウドファンディングを通じて修繕費を募ることで、上で述べた四つの設備の問題について修繕を行い、住人に住み良い環境を提供したいと考えています。具体的には:
①兵庫県のシェアハウスの電気配線を修理し、電化製品の使用の制限や不便を解消する。
②兵庫県のシェアハウスのトイレを簡易水洗式に改修する
③三重県志摩市のシェアハウスのトイレを水洗式に改修する
④三重県志摩市のシェアハウスの空調を交換する
これらに頂いたご支援を割り当てたいと考えています。


リターンについて

このプロジェクトにご支援いただいた方々には、心からの感謝の気持ちを込めて、リターンをご用意しています。

まず、ご支援いただいた全ての方には返礼メールをさせていただきます。プロジェクトが完了するまで、進捗状況を定期的にお知らせするメールマガジンもご提供いたします。シェアハウスで起こるイベントに関しても一年間メールでお知らせする予定です。

次に、イベントや平日にシェアハウスへ来訪する予定がある方にはその際の食費を賄う食事券を発行します。ご支援いただいた金額に応じて利用可能範囲が異なります。

また、ご来訪の予定のない方でも感謝プレートのお名前の刻印およびシェアハウスの命名権のリターンを用意しています。
感謝プレートは募集期間終了後に制作し、兵庫のシェアハウスに置く予定です。兵庫のシェアハウスが命名された場合には感謝プレートの代わりにシェアハウスの看板へ刻印します。
刻印の文字は氏名以外に指定がある場合は備考欄への記載をお願いします。なおリターンの種類に応じて刻印の大きさや刻印可能な文字数についての制限はありますのでご了承ください。
シェアハウスの命名については、数に限りがございます。兵庫、三重、和歌山、長崎、浜松のシェアハウスそれぞれ先着1名様のみ命名可能です。命名していただいた名前は一年間変更せずに使用させていただきます。また、兵庫のシェアハウスのみ命名していただいた名前でシェアハウスの看板を作ります。
感謝プレートイメージ

シェアハウス看板イメージ

支援金の使い道

すでに上で述べた①〜④の修繕費に加えて、いただいた支援金の一部を感謝プレートまたはシェアハウス看板の製作費に割り当てたいと思います。


実施スケジュール

資金調達が順調に進めば、7月に施設の修繕作業を開始し、8月には全ての施工が完成するのを目指して取り組んでまいります。支援者の皆様には、随時進捗報告や作業の様子をお伝えし、透明性のあるプロジェクト進行を心がけてまいります。
リターンについてはご支援をいただいた日から提供いたします。メールにて食事券、命名権、刻印文字などの案内をさせていただきます。感謝プレートまたは看板作りは募集期間が終了した直後から開始して修繕と並行して行い8月を目処に完成予定です。


メッセージ

NPO法人タダの家 副理事 堀口尚志

私の名前は堀口尚志です。8軒の無料シェアハウスの運営者です。
私たちの無料シェアハウスは、地域社会の一員として、過酷な労働に疲れた人々に無料の住居を提供することで心身ともに休息をとってもらうことを使命としています。2020年に始めたこのプロジェクトは、地域コミュニティの一員として成長し、多くの人々に支持されています。
私たちは、住宅問題に取り組むだけでなく、共同生活を通じてコミュニティの結束を促進し、互いに支え合う文化を築いています。私たちの無料シェアハウスは、単なる住まいではなく、家族のような温かいコミュニティを提供しています。これまでの支援に感謝し、今後もより多くの人々に手を差し伸べるために努めていきます。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。



三重県志摩市シェアハウス 管理人 いぺぺ

1986年生まれの中年男性です。2024年2月より三重県志摩市の無料シェアハウスに住んでおります。現在は無職ですが、営業マン、タクシー運転手、清掃会社など会社勤めを長らくしておりました。仕事ができるタイプでなく、地頭もよくない私は社会や会社での生活に「違和感」をずっと覚えていました。ある日Twitterを眺めていると「無料シェアハウス」のアカウントを発見しました。人生をよくするためには自分にすなおに生きることだと直感し、こちらからアクションを起こして見学に行きました。担当者と会うまでは半信半疑であったり、「自分がいきなり田舎暮らしできるのか?」と自信がなかったのですが、「お試し10日間での滞在」をしました。そこで感じたのは「ここだ」でした。そういう経緯のもと、住むだけではなく管理人として勤めることに成しました。とはいえまだまだハウス自体が整備されていません。皆様よりのご支援をお願い申し上げます。


天城ログシェアハウス 管理人 しょう

なぜ便利な世の中になったのにストレスを抱えて働かなければいけないのか。仕事のストレスを埋めるために消費して、消費に使う金を稼ぐために仕事をしてストレスを溜める、そういう負のループになっているのではないか。そうした疑問から、発達した現代社会ならではの、よりよい生き方を模索したいと思い、伊豆シェアハウスの管理人を勤めることになりました。
シェアハウスを運営して3年、ノルマに追われずとも人々は助け合うことができ、それがストレスのない生活を維持するために大切であると気づきました。人はもともと集団で助け合って生き延びてきた生き物です。ストレスフリーで助け合うことこそが本来の意味での「働く」ことだと実感するようになりました。
NPOタダの家の活動を広げれば、こうした生き方をする人に居場所を提供することができる。それは人々の社会の中での生きづらさの問題を解消するだけでなく、その人らしく社会に貢献する機会を与えることだと思います。
皆様よりのご支援が大切です。謹んで願い申し上げます。


足利半農ハウスオーナー/南伊豆情報システム代表 宇佐美 徹

働くのは好きだけど組織は苦手。
年々膨れ上がる違和感に耐えかね10年前に会社を辞め、安く入手した山小屋に籠り畑作りとプログラミングに没頭しました。今は新規就農と個人事業の開業を経て、豊かな田舎暮らしを満喫しています。
ある程度の期間経済的な心配なく、なにかに取り組める環境があれば、かつての私のように救われる人も多いはず。私は退職金で環境を構築できましたが、職場ガチャで叶わない人は進退きわまります。NPO法人タダの家の主旨に賛同し、かつて山籠もりした山小屋を無料シェアハウスとして開放することにしました。
皆さまの支援をあわせて、より良い環境を一緒に構築しましょう。


最後に

私たちのグループは、これからも社会の中で居場所を失った人々に寄り添い、支えとなる場所を提供していきたいと考えています。

混乱する世界情勢、天災、疫病、いつ何が起こるかわからないご時世だからこそ、私たちがセーフティネットとして機能し続けるために努力しなければならないと思います。

皆様の温かいご支援により、無料シェアハウスの修繕を行い、よりよく人々に寄り添うことができると信じています。

心よりのご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • シェアハウスの修繕費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

社会課題の解決を
みんなで支え合う新しいクラファン
集まった支援金は100%受け取ることができます
無料掲載をご検討の方はこちら

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください