社会課題の解決をみんなで支え合う
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プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

こんにちは、いぶきです。

いぶき福祉会協働責任者の北川雄史と申します。法人本部の専務理事を務めております。
わたしたちのプロジェクトをご覧くださりありがとうございます。
いぶき福祉会には、毎日150人ちかくの障害ある仲間たちが通い、お菓子づくりやジャムづくり、農業や草木染めや紙すきなど様々な活動をしています。2024年度は法人設立30周年。たくさんの方に支えられてここまで歩んできました。(私たちはいぶきを利用する人たちを、仲間とよんでいます)

私たちは、事業所とは別に、JR岐阜駅で「ねこの約束」というお店を運営していました。心を込めるのは言うまでもなく、品質にもデザインにもこだわった商品を通じてお客さんとのつながりが広がることが嬉しくてたまらない・・・そんな12年間でした。「ねこの約束」というネーミングも大好評でした。

わたしたちの自慢のお店でした

ねこの約束「閉店」という決断。

しかしその一方で、手作りの商品を、品質を維持しながらどんどん作り、売り上げを求めて続けていくことが難しく、2022年3月に閉店を決断しました。特に、コロナは、売上だけじゃないショップのあり方を考える転機になりました。

悩んだ末の閉店でしたが、その「喪失感」は思いのほか大きなものでした。
なにより悲しかったことは、仲間たちがお客さんの存在を肌で感じにくくなったことでした。
「結婚式のギフトでつかってもらったよ」
「小さかった女の子が卒業のプレゼントを買いにきてくれて、大きくなっててびっくりしたの!」
「いつも百円玉にぎりしめてくる女の子がいるんだよ」

そんなやりとりがショップから伝えられるたびに、私たちも胸を踊らせたものでした。
時には生産者やメーカーの方が商品づくりの相談にこられたり、
ワークショップを開いて一緒に楽しんだりすることもありました。

私たちにとって「ねこの約束」は、ただ売ることを追求する場所ではなく、
人と出会い、一緒にドキドキワクワクする場所でした。

たくさんのメッセージが寄せられました。

ジャム工房の仲間たち。マーマレードは金賞受賞。これまでのがんばりを認めてもらえたようでみんなで喜びました。

招き猫マドレーヌをつくり始めた仲間。楽しく働いています。

草木染工房の仲間たち。同じ色はひとつもない「百々染」というブランド。

もとより私たちは、「ねこの約束」を始める前から、地域の中でバザーやワークショップなどを重ねてきました。それは貴重な地域との接点でもありました。ショップがなくなっても、人との関係が縮んでしまうことがないように。それが私たちの合言葉でもあり、ちょっとした「意地」でもありました。


閉店から2年、新たな「決断」。

対面でもネットでも、コロナ禍を吹き飛ばすように、私たちは対話の機会を増やしつづけてきたような気がします。いぶきのことを知ってくださる方、いぶきの商品のことを私たちのいないところで語ってくださる方、いぶき商品の定期便「tabita便」を楽しみにしてくださる方、めぐりめぐって訪ねて来てくださる地域の方々、遠来の方々…そんな方々がじわじわと増えています。以前と大きく違うのは、その前面に仲間たちの姿があること。それが嬉しくてたまりません。

だからこそ、「ねこの約束」をもう一度始めたいと強く思うようになりました。身近な街の中で、いろいろな人と出会える喜びを、仲間たちと一緒にもう一度味わいたい。単にモノを売る場ではなく、人が集い、協働が深まる場にしたいと思っています。

ミーティングでは、それぞれの思いやアイデアを持ち寄っています。


こんなお店にしたいと夢を膨らませています。

いぶき本部から車で3分。住宅街の中にある「日光町の家」の一角を改修します。いぶきコミュニティガーデンや縁側に面していて、毎月開催する「にっこりえんがわマルシェ」はいつも近所の子どもたちでにぎわいます。4坪ほどの小さなお店ですが、いぶき商品の販売コーナーだけでなく、こどもがお店番をしたり気軽に買い物できたり、くつろいだりできるスペースも設けます。

・だれでも気軽に立ち寄れる場所に。

・岐阜県産の素材をつかったこだわりのお菓子やジャムなど、いぶきのものづくりに出会える場所に。  

・揖斐春日の茶畑の在来種のお茶を出したい。

・仲間が丁寧に焼き上げるみたらし団子、夏はやっぱりかき氷。

・ワークショップもできるかもね。

・ワンデイカフェやおしゃべり会など、レンタルして使ってもらえるといいね 。

・駄菓子のコーナーはぜひ 。

などなどなど。
まだまだ余白がたっぷりです。


にっこりえんがわマルシェの風景。

こどもたちが思いっきり楽しんでいます。
お菓子作りのワークショップで仲間が大活躍です。

[オープンまでのスケジュール ]
・4月 寄付募集終了 
    改修工事開始  
・5月 ショップの完成 内覧会
    お礼の品の順次発送


[ 資金の使い道 ]
ご支援いただいた資金はお礼の品とショップの改修と設備備品の整備の一部に使用します。
〇目標金額 300万円
〇内訳
 改修工事費:200万円  
 設備・備品費:40万円  
 お礼の品代金・送料:60万円


[ お礼の品について ]
お礼メッセージとともにご希望のお礼の品(リターン商品)をお送りします。
リターン商品は日々の活動で仲間が作ったものです。
リターン商品をお選びいただくことで、仲間のしごとの応援にもつながります。


[ 協働の場を一緒に作りましょう ]
多様な人が集い、新しい結び目がつぎつぎと生まれる場所にしたいと思います。
地域の中に「おたがいさま」の輪が少しずつ広がって、誰もが暮らしやすい寛容な社会をつくっていきたいと思っています。ぜひ、本プロジェクトへのご参加と応援をよろしくお願いします


[ SNSでも応援お願いします!]
FacebookやX(Twitter)などでプロジェクトのSNSアカウントをフォローして、投稿への「いいね」やシェア、「#いぶきCF」のハッシュタグを入れた投稿などでご協力お願いします!


〇いぶきスタッフからのメッセージ

第二いぶき 澤井大輔
私の名刺の裏にはねこの約束のイラストが書かれています。この名刺をお渡しすると、「この猫(イラスト)見たことある!」「おいしいお菓子や可愛い雑貨が売っているお店だよね」と反応してくれます。岐阜駅アクティブGにて12年間、私たちと一緒にシゴトをしてくれたのが“ねこの約束”です。岐阜の玄関、窓口として本当に多くの方に見て頂き、購入して頂き、食べて頂き、使用して頂き、たくさんのご縁を繋いでくれました。2022年3月に第一章として閉店をしましたが、私たちは第二章を諦めていませんでした。
「お店がないと寂しいね」「また納品にいきたいな」とスタッフの声も多々聞いており、その度、ねこの約束がどれだけ私たちの中に溶け込んでいたのかを痛感していました。
今回、新たなチャレンジとして人々が“つどう場所”作りを考えています。物販だけではなく、イートインスペース、ワークショップ、その他面白いことを目いっぱい取り入れて、ワクワクするような場所を作りたい!そんな願いで今回のプロジェクトがスタートしました。
たくさんの方にご縁と愛される場所に、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。


いぶきデザイン室 山本友美
閉店を余儀なくされたとき、個人的には寂しさ以上に仲間の仕事が途絶えてしまったらどうしようという焦りが大きかったです。でも、少しずついぶきの商品を取り扱ってくださる方が増えて、いぶきの良さを自分たち以外のひとが語ってくださる機会が生まれてきました。閉店後に始めたお菓子の定期便の登録者数は70名を超え、毎月30件程度の詰合せセットをお届けしています。そして、ものづくり以外にも繋がりをつくる取組みとして始めた月に一度の「にっこりえんがわマルシェ」では、毎回、趣向を凝らした体験ワークショップが面白くて、子どもたちが来てくれるようになりました。嬉しそうにしている仲間の表情を見ながら、場をつくることの大切さを改めて感じています。
こんな風景を日常に、そしてもっともっと広げるための『ねこの約束第二章』です。
お店を畳んでから2年間、周囲の方たちの優しさに触れながら私たちは根っこを太くしてきたと思っています。
私たちのチャレンジを、ぜひ一緒に面白がってご参加いただけたら幸いです。


〇募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/08 17:30

    4月6日に無事、プロジェクトの募集期間を終えることができました。最終的に275名様から3,494,000円ものご支援をいただきました 。本当に、ありがとうございました!おかげさまで目標を大きく上回って終えることができました。期間中に寄せられたねこの約束復活への歓迎と励ましのメッセージが大変あり...

  • 2024/04/06 10:32

    「ケアを文化に」これから私たちが取り組んでいくことです。ケアとは、他者と幸せになるために日常的に双方向で行われる営み。文化とは、ここでの暮らし方、営みのあり方。いま皆さんとともに歩みはじめた「ねこの約束第2章」プロジェクトは、「それってこういうことかな?」「こういうのもいいよね!」といった対話...

  • 2024/04/05 12:00

    以前、岐阜駅にあった「ねこの約束」それなりに思い入れがありました。Facebookグループ「甘党を集う会」のオフ会で立ち寄ったり、いつ訪ねても元気でほっこりするスタッフがいておしゃべりしたり、私自身I Love IBUKI!ですから、お店の閉店は本当にさびしいものでした。職員・仲間の声で2年越...

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