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母国を奪われた子どもたちに、教育の力で”未来”を与えたい


2017年、ミャンマーでロヒンギャ民族に対する大虐殺が行われてから約6年。隣国のバングラデシュの難民キャンプには今も、母国を追われた子どもたちが多く暮らしています。


虐殺から年数が経つにつれ、世界からの支援は急激に少なくなり、キャンプ内に建てられた学校の多くが、現在閉鎖を余儀なくされています。


子ども達に未来を残すためには、教育の力しかないと私たちは信じています。存続の危機にある子ども達の学校を救うために、皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。



かつて”難民”だった私が、日本でNPOを立ち上げた理由


はじめまして、NPO法人 Human Welfare Association 代表の長谷川留理華です。私はかつて、国籍のない難民でした。ミャンマーで生まれ、国の圧政に追われて12歳の時に日本に来ました。現在は、通訳・翻訳家として働きながら、5人の子どもを育てています。


かつて難民だった私が多くの人の助けのもと平和な日本で暮らしている今、私と母国を共にする子ども達が迫害から逃れ、学校に行く機会を奪われています。


子どもたちの未来が奪われているのを見過ごすことはできないーーーーーーー

そんな気持ちから、私はNPO法人 Human Welfare Association を立ち上げました。


ロヒンギャ写真展にて


なぜ今、クラファンが必要なのか?

2017年大虐殺から逃れバングラデシュへ

2017年8月、ミャンマーでロヒンギャ民族に対する大虐殺が起きました。男性はその場で虐殺され、女性はレイプされ、幼い子どもと村は焼き払われました。隣国のバングデシュに100万人以上の難民が避難し、巨大な難民キャンプが一夜にして生まれました。


大人も子供も老人も自力で

難民キャンプの所在地はもともと象林だったために地盤が弱く、住む人々は土砂崩れ・火災・寒さなどの危険と常に隣りあわせの生活を送っています。とくに、難民キャンプの住民の6割を占める子ども達は、迫害での心のトラウマを抱えながら困難な生活を強いられています。


そんな子ども達を少しでも支援するために、日本で暮らすロヒンギャ民族の人々の協力によって、難民キャンプ内にDarulaman Schoolが建てられました。



この学校では、現在400人の生徒が勉強しています。難民キャンプの多くの子どもたちは、国や家を追われるまで学校に通っていました。難民キャンプで生まれた子どももいます。


迫害によって心や身体に傷を負った子ども達も、慣れ親しんだ教科書や文具を手にとって勉強できるようになったことで、徐々に将来に希望を抱けるようになりました。


教室に来るのが楽しみだと言う子ども達

子どもたちは、夢をあきらめていません。私たちが支援している中には、将来医者になりたい子、先生になりたい子、博士になりたい子、他にもさまざまな夢を抱いている子どもたちがいます。

女の子も通える学校が少ないけどここには私達の居場所もあった。









コロナ禍の影響と”支援疲れ”のしわ寄せ


しかし、現在その学校が資金難によって閉鎖の危機に直面しています。コロナによって支援の中心となっていた日本に住むロヒンギャ民族の人々も経済的に困難な状況となり、安定した支援ができなくなってしまいました。さらに、迫害の当初はテレビで多く報道されていた難民キャンプの様子も、年数が経つにつれ見られる機会が少なくなり、寄付は急激に集まりづらくなってしまいました。


火事により学校崩壊


こうした状況に追い討ちをかけるように、2024年1月7日には大火事によって、難民キャンプに住む多くの学生が住む家を失いました。住む家も、勉強も、安心できる生活が奪われてました。


このままでは、せっかく作り上げた子ども達の学びの場が失われてしまう…

そう考えた私たちは、NPO法人 Human Welfare Association を立ち上げ、より多くの人に難民・戦争・平和について考えていただき、学校継続のご寄付を募るために活動を始めました。


彼らには今、皆様のご支援が必要です。


学校の現在

難民キャンプ内に建つDarulaman Schoolの様子をご紹介します。


難民キャンプ内の教員経験者などが授業を続けています。

教室内雰囲気


教員不足も深刻です。約400人の生徒を11人の先生が教えています。

教科書見本


子ども達のエピソード談

『私は、12歳です。10歳で始めて学校に来ました。学校では、最近日本語もオンラインにて学んでおり、ミャンマーでは、学校にもいけなかった私が日本語も学べる今が奇跡です。私の夢は看護師になることです。』(12歳、女子)

『僕はミャンマーで軍により父を殺され、母と一緒にバングラデシュに避難してきました。来た当初は明日が不安で一杯でした。でも、学校に通うようになってから、夢が持てました。僕の夢は、軍人になることです。僕は守ってもらえなかったけれど、僕は皆が安心して暮らせるよう守る軍人になります。』〈15歳、男子〉

子供達の教育での様子クラウドファンディングの先に目指すもの


私たちは、学校施設の整備、カリキュラム全体の改善、継続的な人材確保、備品や教具の支援を行うことにより、難民キャンプの子どもたちへの安定した教育の提供を目指します。

現在は、今後は高等教育を含め、継続的に安定した教育が行えるように体制を整えています。



8月25日ジェノサイドデーのイベント


まずは学校の存続が第一目標ですが、将来的には現在学校で行っている中等教育に留まらず、今後は日本からの教師の派遣などを通して高等教育へのカリキュラムの拡充、教育の質を向上を目指したいと考えています。


さらに、私たちはご支援いただける皆様と今後も継続的に繋がっていき、平和について考える仲間を増やしていきたいと考えています。その方法は模索中ですが、まずはこのプロジェクトの成功が、その大きな一歩となります。


現在の準備状況

現在、バングラデッシュ難民キャンプで小中学校を運営しています。約400人の生徒を11人の先生が教えています。今後、女子教育、高等教育を含め、継続的に安定した教育が行えるように体制を整えています。


リターンについて

手作りのしおりをお届けします。 子どもたちが、一人ひとり個性や思いを込めて作る「世界にひとつだけ」のしおりです。 普段から手芸が得意なロヒンギャ民族の子どもたちが作るしおりは、織物で作られます。


しおり見本スケジュール


3月 クラウドファンディング終了

4月 現地バングラデッシュを訪問

4月 新しい教科書を購入し、子どもたちに配布

4月 学校施設のための必要品と学用品を購入

5月 女子専用クラスの開設準備

5月 女子専用クラスの授業開始

6月 リターン発送


資金の使い道

日本での教材準備費       :約65万円

バングラデッシュ渡航その他人件費:約90万円

現地の子供と先生のタブレットや教材を日本で購入、準備:約250万円

家の無くした、子供たちへのシェルター支援 : 120万円

現地の写真や映像を日本で上映、写真展 :50万円


最後に 〜平和な日本から、母国を追われた子ども達のためにできること〜


かつて難民だった私が強く思うこと。それは、国や家を追われた子どもたちの未来を守る第一歩は、”教育”であるということです。そして、平和な日本に住む私たちが彼らにできる最高の贈り物は、教育を受けるチャンスではないでしょうか。


私たちの活動や思いにご賛同いただけましたら、ご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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