はじめに

皆さん、はじめまして!

大阪府和泉市で開催される『注文に時間がかかるカフェ』(略して注カフェ)のクラウドファンディングを担当させていただきます、本田と樋渡と申します!

今回、私たちを含めた5人は、7月29日(土)に大阪府和泉市で奥村安莉沙さん主催の元開催される『注文に時間がかかるカフェ』のスタッフとして参加させていただくことになりました。

その企画や準備等を進めていく中で、どのようにすれば足を運んでくださったお客さんに満足していただけるのか、私たちの伝えたい思いが届くのかを考えていく中で、以下の3つのことを実現したいため、皆さんのお力をお貸ししていただきたきたくこのプロジェクトを企画しました。

※会場等の詳細は非公開のため、ご予約者のみ詳細について後日お送りいたします。


このプロジェクトで実現したいこと

①心を込めたオリジナルメニューの提供


コーヒーゼリーパフェ


このコーヒーゼリーパフェには、吃音のある人もそうでない人も、どんな人も生きていく上で苦しいことはあるけれど「そのままのあなたが素敵」という思いが込められています。

コーヒーゼリーの苦味には、吃音だけでなく、誰もが持っている苦手なことやしんどさのあることによって、日々感じる難しさや生きづらさを、ソフトクリームの甘味には「飾らない、そのままのあなたの素敵さ」を表現しました。

また、コーヒーゼリーについては、関西大学コーヒー研究会の方にお世話になり、メンバーみんなで厳選したコーヒー豆を丁寧に抽出した手作りのゼリーとなっています。

コーヒーゼリーの苦みとソフトクリームの甘味の調和によって美味しく食べられるコーヒーゼリーパフェを食べて、今回の注カフェの開催地の方言である関西弁で「たとえ生きづらさがあったとしても、このままの私が素敵やん!」と感じていただきたいです。

私自身、吃音によって生きづらさを感じない日はありません。名前を言うだけの簡単な自己紹介や学食の注文など、ささいなことでも不安で心がいっぱいになってしまいます。吃音による不安に耐えられなくなり、話すことから逃げてきたこともたくさんありました。吃音が出てしまったとき、吃音を理由に逃げてしまったとき、私は気づけば自己否定をしていました。「消えれるものなら消えたい」と思ったことも何度もあります。吃音のある方は、このような経験をされた方が多いのではないでしょうか。

吃音のある自分を受け入れ、素敵だと思うことは、まだ大学生の私にとってはとても難しいことです。しかし、私は「注文に時間がかかるカフェ」と出会うことができました。お客さんとして奈良の注カフェに行ったとき、"吃音症の若者が挑戦している姿は誰かに勇気を与える素敵なもの"であることを身を持って知りました。またまた関西弁で失礼しますが、「吃音って捨てたもんじゃないやん!」と思えるようになりました。私に、吃音を持って生きていく意味を教えてくれた注カフェを通して、今度は私が、吃音のある人にもない人にも勇気や希望を与えたいと思い、オリジナルメニューとしてコーヒーゼリーパフェを考案しました。

(コーヒーゼリーパフェ担当:高橋佳奈子)

(イラスト:小山千里)


マーマレードのふわふわシフォン

【コンセプト】

吃音と向き合いながら夢に挑戦する姿を、マーマレードのきらめくオレンジ色にこめました。

また、私たちの吃音症をマーマレードの甘酸っぱい味で表現し、障害を包み込むあたたかい社会を柔らかいシフォンケーキで表現しました。

【おすすめな理由】

柑橘類が有名な和泉市のマーマレードを使用しました。試作を繰り返し、よりふわふわになるよう作りましたので、ぜひ食べていただきたいです。


(マーマレードのふわふわシフォン担当:小山千里)

(イラスト:小山千里)


吃音×日常のブレンドコーヒー

おいしいコーヒーを注カフェでお客様に提供して居心地の良い空間にしたい!注カフェで接客すると決まってから、私が一番に取り組んでみたかったことです。

吃音があるから、、、と夢をあきらめることが決してないように「吃音が当たり前に存在する居心地の良いカフェ」を私たちは提供します。これが、コーヒーを通して私たちが伝えたいコンセプトです。

提供するコーヒーは、ブラジル・タンザニア・エチオピアの豆を6・3・1の割合で焙煎したものです。あまみのあるまろやかな味になっており、どんな人で飲みやすい中煎りコーヒーになっております。まさに、苦いイメージの吃音が自然と受容される素敵な空間、そんな思いを込めたコーヒーです。

コーヒー研究会代表、三宅さんにお手伝いしてもらいながら、スタッフが本番に向けてコーヒーに対する理解を深め、また、コーヒードリップの練習を重ねました。

まだまだ未熟な点もありますが、丁寧にドリップし心を込めて提供します。

夏なのでアイスコーヒーも私たちで淹れれるように準備しました!


是非、1杯、1杯想いをのせたコーヒーをご堪能ください!


(吃音×日常のブレンドコーヒー担当:本田瑞希)


②普段の日常生活の中でも私たちの思い伝わる『注文に時間がかかるカフェ@和泉市』オリジナルのコースター付きでの商品提供



このコースターには「吃音症は外見からはわからないけれど、言いたいことをスムーズに言えないむず痒い気持ちがある」そういった吃音症の背景をコースターのコップを置いた時にロゴが隠れるのことで表現したグッズです。

当事者の方であれば日常生活で吃音症による苦しい思いもされて気分が落ち込んでしまったときにこのコースターを使っていただき心を休めてもらう、それ以外の方であれば、吃音症の存在をコースターとして使っていただくことによってより多くの人に知ってもらう、そのような思いを込めて一枚一枚丁寧に作りました。

本番当日は、オリジナルメニューとセットで商品提供をします。絵柄は全部で10種類でどれが届くかはお楽しみ!!

是非大切に使って下さい!!

(オリジナルコースター担当:樋渡晴人)

③会場内で使用するオリジナルメニュー表の作成



スタッフと相談してメニュー表を作成しました!

このメニュー表はスタッフの似顔絵イラストを取り入れたり、またスタッフの実際の吃音エピソードなどを掲載しているため、来ていただくお客様にとって少しでも私たちのこと、そして吃音のことを知っていただいたけるように工夫をしています。

メニュー表の中には今回の注カフェのオリジナルメニューである『コーヒーゼリーパフェ』と『マーマレードシフォンケーキ』についても紹介しています。コーヒーゼリーパフェはコーヒーゼリーのほろ苦さとソフトクリームの甘さとのマッチが、障がいがあったとしても『そのままのあなたが素敵』という思いを表現しています。またマーマレードシフォンケーキは、私たちが持つ吃音を甘酸っぱいマーマレードで表現し、障がいを包み込む優しい社会をシフォンケーキの柔らかさで表現しています。

そして提供までの待ち時間に少しでも吃音のことを知っていただけるように、吃音クイズやスタッフの吃音エピソードも掲載しているので、ぜひ見てください!🌸

 (メニュー担当:藤原美緒)


応援メッセージ

(イラスト:小山千里)


資金の使い道

食材費・備品費:36000円

手数料:4000円

必要資金合計:40000円

*設定金額を超えた場合、今後「注文に時間がかかるカフェ」発起人奥村さんといった吃音当事者を中心とした活動資金に充てさせていただきます。

*資金使い道の詳細は、カフェ開催終了後に必ずご報告させていただきます。


実施スケジュール

2023年4月下旬 スタッフ募集

2023年5月上旬 スタッフ顔合わせ

2023年6月上旬~実現に向け複数回のミーティング

2023 7月29日「注文に時間がかかるカフェ」開催

2023年8月下旬 リターン発送


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


『注文に時間がかかるカフェ』詳細情報

場所:大阪市和泉市(住所は予約された方にのみお知らせします)

日程:2023年7月29日(土)13:00-17:00(開催期間1日)

内容:コーヒー、ジュース等のドリンク販売(客席あり)

定員:40名様(整理券配布予定)

備考:スタッフは高校生~大学生のボランティアを募っています。


リターン

■500円:

心を込めてお礼メールをお送りします。

■1,000円:

➀心を込めてお礼メールをお送りします。

➁お名前の掲載(Twitter)※備考にお名前の記入をお願いします。

■2,000円:

➀心を込めてお礼メールをお送りします。

➁お名前の掲載(Twitter)※備考にお名前の記入をお願いします。

➂メンバー個人ごとの感想や今後のやりたいことをまとめたメッセージの寄せ書きをメールでお送りします。

■5,000円:

①心を込めてお礼のメールをお送りいたします。

②お名前の記載(Twitter)※備考にお名前の記入をお願いします。

③メンバー個人ごとの感想や今後のやりたいことをまとめたメッセージの寄せ書きをメールでお送りします。

④注カフェ終了後、30分ほどのオンライン交流会(後日日程調節を行います)


最後に

【樋渡晴人】

大学院1年生の樋渡晴人です。

ここまでこのクラウドファンディングのページを読んで下さりありがとうございました。この「注文に時間がかかるカフェ」の活動に対する思いを書き連ねたところ少し長くなってしまいましたが、最後までご一読してくださると嬉しく存じます。

私が今回、「注文に時間がかかるカフェ@和泉」に挑戦したのは、大きく分けて2つあり、それは今まで避けてきた憧れのカフェでの接客をやってみたい思いと自分の思いを吃音者の方、それ以外の方に届け少しでも勇気を与えたいと考えたからです。

私は過去に吃音症によるさまざまな苦労を重ねてきました。その中でも1番大変だったことが就職活動における面接でした。

面接では、日常会話やアルバイトなどと違い、自分の伝えたいことを相手の不快感がないように、丁寧にわかりやすく簡潔に敬語などを用いながら伝える必要があります。そういった環境の中で、私自身、今までは言い換えの際にちょっとカジュアルな言葉直したり、逆に少し難しい表現に直してみたりと、日常会話やアルバイトなどでは多少の違和感はありながらもなんとかやっていくことができていたのですが、面接となると緊張や予期不安などが重なり思うように話すことが出来ませんでした。そして何よりも不合格という目にみえる結果して出てしまうことによりより一層気持ちが落ち込みました。

そうしたときに情報収集の一環としてTwitterを始め、さまざまな吃音症の当事者の方と交流をさせていただきました。そうした経験させてもらう中で、面接に対する心構え、テクニックなどのアドバイスだけではなく、吃音症の当事者同士だからこその予期不安が起こりにくい環境の中でのコミュニケーションを沢山行える場に出会うことができ、自然と吃音と向き合いながら、吃音症があっても自分のやりたいことに挑戦する勇気をいただきました。

そのような経験から今度は私が皆さんに「吃音症があっても自分のやりたいことを挑戦する勇気」を伝えることによって恩返しができたらなと思うようになりました。

なので、私たちの注文に時間がかかるカフェの活動を通して、少しでも皆さんに勇気を届けたいと心から願っています。

最後までお読み下さりありがとうございました。この私たちの挑戦にはみなさんの応援が必要不可欠です。応援のほどよろしくお願い致します。

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【本田瑞希】

大学1年生の本田瑞希と申します。

今回、このクラファンに目を通してくださり、そして、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。この最後にでは私が注カフェの活動を通して皆さんに伝えたいことを書きます。

私が大学を入学した日から変わらない目標は、「やりたいことに全部挑戦する」というものです。

その挑戦の1つに『注文に時間がかかるカフェ』での接客がありました。注カフェスタッフの応募は、私の今までの人生の中で、吃音症に向き合う最大限のチャンスでした。

たとえものすごく吃ってしまっても大丈夫だということ、最後まで自分の意見を自分の言葉で伝えることの価値、また、一生懸命に話している人に最後まで耳を傾ける大切さ。『注カフェ@和泉市』の活動を通して私は沢山のこと学びました。

そして、もう1つ大学生でやりたいことの中に「おいしいコーヒーをいれれるようになりたい」というものがありました。だから、大学を入学して一番初めにコーヒー研究会に入りました。そして、その延長線で注カフェに来ていただけたお客様に私はそのコーヒーを提供したい、そう思いました。

最終的に、コーヒー研究会代表の三宅さんに協力してもらえることになり、注カフェでパフォーマンスとしてコーヒーを淹れ、提供することになりました。

吃音症でまだまだ発展途上の私だけれど、やりたいことに挑戦できる、夢をかなえられる。この数か月間で本気でそう感じました。逆に言えば、吃音症の私だからこそ心にしみる深い経験できたと思います。

こころを強く持って、これからも進んでいくつもりです。そんな私の姿をみて少しでも元気になる人がいればなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。
応援よろしくお願いいたします!!

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