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アニメファンの力でアニメーターの低賃金問題を改善したい!十分な制作費でアニメが作れる仕組み作りと、アニメーターの労働環境に配慮したアニメスタジオの設立を目指します。2作目の今回は、平野綾さんの歌でアニメのミュージックビデオを作ります!

NPO法人アニメーター支援機構 菅原です。

現在、アニメ業界では、低賃金による離職の多さなどから、作画のクオリティの低下や、「放映落ち」などが多発する事態となっています。

アニメーターの低賃金問題は、複数の要因から成り立っている問題なのですが、そもそもの原因は「製作委員会方式」による構造的な問題で、制作費が安く抑えられてしまっていることです。

そこで私たちは、アニメーターの低賃金問題の実現可能な解決策として、アニメーターをはじめとした「アニメ制作者」が、アニメファンと直接的に取引する形でアニメを製作するプロジェクトを考えました。

そして去年、このやり方で「Back to you」というアニメのミュージックビデオを作って、通常の倍から4倍くらいのギャラを、アニメーターさんに実際に支払うことができました。

なので短編作品であれば、このやり方で上手く行く事は確認済です。

アニメーター支援機構では、アニメファンとアニメ制作者が直接的に取引する形でアニメを製作していくために、2025年を目標に、アニメーターの労働環境に配慮したアニメスタジオの設立を計画しています。その準備段階として今年から新人アニメーターを1名固定給で雇用し育成していきます。

2作目の今回は「涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒ役で知られる平野綾さんヴォーカルの楽曲で、アニメーションのミュージックビデオを作りたいと考えています。

このプロジェクトでは、アニメファンとアニメ制作者が直接的に取引することで、十分な制作費と十分な制作時間でアニメを制作する仕組みと、アニメーターの労働環境に配慮したアニメスタジオを作ることを目的としています。

               キャラ設定①

               キャラ設定②

               キャラ設定③

               ロボット・デザイン①

               ロボット・デザイン②

               ロボット・デザイン③

               ロボット・デザイン④

               小物・デザイン①

                    コンテ①

               イメージボード

また、第二作目の今回からは、新人原画マンを1名、固定給で雇用し、ミュージックビデオの制作を通して、育成して行きます。※今年雇用した新人原画マンの育成の様子は、YouTubeの「新人原画マン/育成プロジェクト」という動画のシリーズで見ることが出来ます。

新人原画マン/育成プロジェクト

これは、ちゃんとしたギャラの支払いをしながら、新人の育成もして行こう、という試みの1つです。今後は育成する新人原画マンの人数も増やして行きたいと思っています。

このような短編アニメ作品を継続的に制作して行き、数年かけて、新人の育成と人材の確保、ノウハウの蓄積をしながら、2025年を目標に、アニメ制作者の労働環境に配慮した、アニメスタジオの設立を目指します。今回のMV制作は、その一歩となります。是非、応援よろしくお願いします!

2010年のNPOの設立から、13年が経ちました。設立初期には、低賃金の新人アニメーターに年/60万円の「住居支援金」を支給していました。また、2014年からは低賃金の新人アニメーターが月/家賃/3万円以下で住める寮「新人アニメーター寮」をOPENして、低賃金の新人アニメーターに住居支援をして来ました。

入社してから3年目までの新人アニメーターは、生活が非常に厳しいことが多いので、そのための【最低限のセーフティネット】を開設する、という当初の目標は、とりあえず、実現する事が出来たのではないかと思います。

また過去の住居支援者が、成長して次々と監督や作画監督などになって来ているので、「若いアニメーターの才能を守る」という意味でも、一定の成果は収められたのでは?と思います。

現在、アニメ業界では、長く続く低賃金による離職の多さや、不十分なトレーニング環境から、極端なアニメーター不足が起こっており、そのために、作画のクオリティの低下や、「放映落ち」などが多発する事態となっています。この状態が続いて行く事は、日本のアニメーションの衰退をまねく、危機的な状況だと言えます。

アニメーターの低賃金問題の根本的な原因は「制作費の安さ」なので、早急に、この部分を改善して行く事が必要です。しかし、アニメ業界の問題改善への歩みは遅々として進みません。(動画単価/原画単価ともに、10年前と、ほとんど変っていません。)アニメ業界の問題改善への道のりは、まだまだ遠いと思われるので、現状の仕組みとは別枠で、アニメーターが十分な制作費でアニメ制作が出来る仕組みと、アニメーターの労働環境に配慮したアニメスタジオを作りたいと考えています。

具体的には、アニメファンとアニメ制作者が直接的に取引することで、十分な制作費を集めます。また、資金調達は日本だけでなく世界中から行い、制作費の上限も設けません。

※欧米のような「産業別組合」が一般的ではない日本の場合、制作費のアップは組合活動などでは困難なため、このような手法を取っています。

なお、今回のミュージックビデオの制作資金調達の目標金額は、1千万円を計画しています。1千万円あれば、2分のミュージックビデオの制作費としては、比較的まともな額をアニメ制作者に支払う事が出来ますので。(アニメ制作者に、なるべく良いギャラの支払いが出来るようにしたいと思っています。 )

※現在、目標金額の43%まで集まっており、作業も作画まで進んでいます。

今回のミュージックビデオの楽曲の制作には、「RWBY」の作曲者のMason Liebermanさんを始めとした、海外の著名なアーティストに協力して頂きました。また、ボーカルとして「涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒ役や「フェアリーテイル」のルーシー・ハートフィリア役で知られる、声優の平野綾さんにも参加して頂きました。

この楽曲をベースに、過去のアニメーター寮の寮生や、住居支援者にも協力して頂いて、アニメーションのミュージックビデオを制作して行こうと思っています。

アニメーターは、何十年も、低賃金/長時間労働/ブラックな業務委託契約に苦しんで来ました。

このことにより、業界全体が疲弊し、近年、作画崩壊や放映落ちなどが多発するようになり、作画のクオリティの低下が深刻な問題となっています。

このような状況では、世界的に高く評価されている、日本のアニメーションの未来がどうなってしまうのか、非常に不安になります。

しかし、現在の状況を現場のアニメ制作者だけで大きく変えて行くことは、非常に困難です。(変えようとすれば、職を失うなどの危険があります。)

現在のアニメ業界を大幅に改善する事が難しいのであれば、私たちアニメファンの手で「新しいアニメ業界」を作ってしまえば良いのではないか?と考えたのが、今回の企画の発端です。

現状のアニメ製作の仕組みとは別枠で、アニメ制作者が十分な制作費でアニメ制作に取り組んで行ける、新しい仕組みが作れればと思っています。

■20代の若手アニメーターの平均月収は、9万円程度

市場規模が2兆円を超えると言われ、数多くのアニメ作品を生みだしている日本のアニメ産業。しかし、その担い手であるアニメーターを取り巻く労働環境は、「低賃金」「長時間労働」(福利厚生をカットするため)のブラックな業務委託契約などがまかり通る、非常に過酷な状況です。

2015年に日本アニメーター・演出家協会が発表した「アニメーション制作者実態調査報告書2015」によると、20代のアニメーターの平均年収は「約110万円」と言われています。

※月収にすると「9万円」程度です。入社1年目の新人の場合「月収3万円以下」ということもありえます。

このように極端に収入が低い理由には、様々な要因がありますが、まずは「動画単価の安さ」があります。

多くのアニメーターは、作画の枚数単価による出来高制で雇われており、作画のスピードが早くなり、たくさんの枚数描けて、それなりの収入が得られるアニメーターに育つまでに時間がかかります。

TVシリーズの場合、動画の枚数単価は1枚200円程度。1ヶ月に300枚描いて、300枚×200円で月収6万円。特に新人が.月/300枚も描くのは、かなり大変です…。

■作画のクオリティの低下

この給料では当然、生活出来ないため、新人アニメーターの離職率は非常に高く、入社から3年以内に9割が離職する、とも言われています。また、原画に上がった中堅以降に関しても、作業の割に給料は安く、結局割に合わないため、新人の時に離職しなかった人でも、結婚や転職を考える、30歳前後で離職する例が非常に多いです。辞める人が多いため、原画も動画も常に人手不足になっています…。

人手不足は、十分な技術を持たない人が作業に参加する事につながり(Twitterで探して来た、アニメーターとは呼べないような素人同然の人を作画に参加させる等)結果、作画のクオリティの低下が深刻な問題となっています。※このため、近年、作画崩壊や放映落ちなどが多発するようになって来ています。

当事者であるアニメーターは、現状のシステムの一部でもあるので、自らの力で、大きく現状を変えようとする事は困難です。(変えようとすれば、職を失うなどの危険がある。)

逆に、アニメ業界の外に居る、私達アニメファンの支援は、非常に大きな力を持ち得ます。

現状のアニメ製作の仕組みとは別枠で、アニメ制作者が十分な制作費でアニメ制作に取り組んで行ける、新しい仕組みと、アニメーターの労働環境に配慮したアニメスタジオが作れればと思っています。

この試みに、是非、ご協力お願いいたします!

集まった支援金は、ミュージックビデオの製作費として使用します。

※この予算は最低限の予算です。

アニメ制作者に、なるべく良いギャラの支払いが出来るようにしたいと思っています。

また、上記制作費の他に、作画などの制作過程の記録(録画)や解説にもギャラの支払いをする予定です。※作画などの制作過程の記録は、一部をYoutubeで公開したり、追加のリターン商品にする予定です。


※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。

原画集は、紙の本(同人誌)、またはデジタルデータ(jpeg)のどちらかを選択可能です。

※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。

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※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。


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音楽チーム紹介

監督・作曲・指揮

■ メイソン・リーバーマン

「RWBY」「 ベイブレードバースト神、エデン」「神之塔」「PUBGモバイル」「エーペックスレジェンズモバイル」「TFT: Battle for the Golden Spatula」などの作曲家。

アルケイン、スパイダーマン、機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリオン、ウルトラマンなど、様々なTVゲームのコラボのテーマ作曲担当者。

コロナ禍救済のための公式チャリティー公演「カウボーイビバップ ザ・リアル・フォークブルース」で菅野よう子&SEATBELTSとコラボ。

「盾の勇者の成り上がり」「メイドインアビス」「スター・ウォーズ: ビジョンズ」「ポケモン」「リーグ・オブ・レジェンド」などの音楽家。

リードボーカル:平野綾さん

「涼宮ハルヒの憂鬱」涼宮ハルヒ役、「DEATH NOTE」弥海砂役などで知られる声優。高い歌唱力にも定評がある。

ミックス、マスター、ギター:青木征洋さん

「ストリートファイターV」「ASTRAL CHAIN」「No Straight Roads」などの作曲家。

チャリティシングル「カウボーイビバップ ザ・リアル・フォークブルース」のミックス担当者。

ピアノ:小畑貴裕さん

「約束のネバーランド」「ニンジャラ」「ミラー・ツインズ」などの作曲家。

「僕のヒーローアカデミア」や「ワンピース」などのピアノ。

オルガン:タイ・ベイリー

ケイティ・ペリーのキーボード奏者。

グラディス・ナイト、スティーブン・クロッパー、ピーター・フランプトン、デイヴ・マシューズ、エリー・ゴールディング、アダム・ランバートなどとレコーディングや演奏経験あり。


リズムギター:デービッド・ギブソン・マクレーン

「PUBGモバイル」や「This is the President」の作曲。

Tournament Arcというバンドのギターとドラム。

「PUBGモバイル」「TFT: チームファイト タクティクス」「Renaine」の音楽家。

ベース:チャールズ・バートゥード

ユーチューバー:https://www.youtube.com/channel/UCAi_uNeDWRXj8C8yw358gWw

マサチューセッツ州のボストン市の芸術センター、パレスシアター、アガニスアリーナなどで演奏経験あり。

ドラム:ブレイズ・コラード

バークリー音楽大学でドラムの助教授。

「ファイナルファンタジーXV」のドラム。

ストリングアレンジメント: ジェフ・ボール

「コール オブ デューティー」「PUBGモバイル」「デビル メイ クライ 5」「マスエフェクト3」「リーグオブレジェンド」などのバイオリン奏者、作曲家。


しほり 名古屋出身、アメリカLA在住のシンガーソングライター。2007年に瀬名名義でメジャーデビュー。3rdシングルがオリコンデイリーチャート5位にランクイン。2009年より水樹奈々、ももいろクローバーZなど人気アーティストへ100曲以上を提供。「初恋サイダー」(Buono!)を始めとするヒット曲を多数送り出す。2018年に単身渡米し、ゼロから音楽活動を開始。2020年、世界的人気ゲーム「リーグオブレジェンド」のスキンテーマソング「BATTLE QUEENS 2020」作詞作曲歌唱を担当。アメリカでもその存在感を発揮している。

企画:菅原 潤

2010年にNPO法人アニメーター支援機構を設立し、以来、アニメ業界の低賃金問題の改善に取り組んでいます。

これまでの主な活動は、低賃金の新人アニメーターが、家賃+水道光熱費+ネット代込みで月/3万円以下という、安い家賃で暮らす事が出来る、新人アニメーター寮での住居支援でした。

※これまでに50人以上の新人アニメーターに住居支援をしており、その中からは監督や作画監督になる人も出て来ています。

今回は低賃金問題の、より本質的な改善に取り組みます!

今年からは、アニメーターを固定給で雇用し、育成も進めて行きます!応援よろしくお願いいたします!

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください