こんにちは。大阪府高石市のNPO法人「こども夢教室」です

学校に行きづらい子や保護者のための居場所、地域食堂、お話会などを運営しており、これまでの参加者は300人近くにのぼります。しかし、学校に行けなくても「選択肢のある人生」を歩めることを知らない子どもたちがまだまだいます。

そんな子どもたち向けの交流・活動の場をひろげていくために応援をいただきたく、クラウドファンディングにチャレンジします。子どもたちひとりひとりが、自分らしく生き抜いていけるよう、どうかご支援をよろしくお願いいたします。


これから私たちは、①不登校の未然防止、②当事者への対応、③不登校のこどもを取り巻く環境の整備の3本の柱で取り組んでいきます。


①不登校の未然防止
令和5年4月から毎週月曜日、小学校の家庭科室でモーニングを始めました。
地域やお母さんのボランティアさんの元気な「いってらっしゃい」と、お友達とわいわい食べる朝ごはん。生活リズムの調整だけでなく、学校に来る楽しみが増えると思いませんか。


②当事者への対応…居場所づくり
現在の拠点となる空き家は、人に会いたくない児童のため活用していきます。今回は、軽い運動やワークショップなどの様々な体験ができる居場所の開設をめざしています。ボクシングジムの空き時間を活用して、勉強してもいいし本を読んでもいいし、一定のルールのもとで好きなことをして過ごせる居場所です。スタッフとその日に来た保護者とで見守りをします。

奥には勉強したり本を読むための部屋などがあります。


居場所の前は遊具もある公園です。

③不登校のこどもを取り巻く環境の整備…不登校のこどもの保護者が、こどもを見守りながら過ごせる居場所で、話をしたり情報交換ができます。誰かに話すことで心の荷物をそっと下して、保護者もパワーチャージしてもらえます。また、今はまだ人に会いたくないこどもや保護者がワクワクできる「自分さがしノート」の制作が進行中です。制服のレンタル事業も企画中です。    


不登校の子をもつ保護者の
「孤独、焦り、不安」解消のために活動しています。

NPO法人こども夢教室代表の高内です。
私達は、不登校児童生徒と保護者のための心の居場所をつくることを目指して活動しています。
活動を開始したのは2年前のこと。PTA活動をする中で、通えていない保護者の方々と接する機会がありました。自身のこどもの来ることのない運動会の準備など、他の児童の為にお手伝いいただく様子に感謝と胸の痛みでいっぱいでした。

何かお手伝いできることはないかと考える中で、
私自身も不登校生徒の親となりました。

当事者の親となり感じるのは、孤独、焦り、不安、自分を責める思いなど負の感情です。昼夜逆転となりどんどん笑顔が消えていくこどもが、このまま死んでしまうんじゃないかと迎えた朝は数えきれません。苦しむこどもの傍らで解決策もなく、こどもがリスタートする時を気長にゆとりをもって待つために欲しかったのは相談窓口ではなく、励ましあえる仲間でした。
抱えた胸の痛みや親としての肩にのしかかるプレッシャーを、安心して一旦おろすことのできる場所でした。
学校に行けなくても選択肢のある人生があることを知ってほしい、生き抜いてほしいと願い、こどもを育てる親だからこそ出来る寄り添いあえる場所をつくろうと思い至りました。

「私だけじゃない」力を合わせて場をつくる

また、小さな活動を進める中で、寄り添いたくても寄り添えない働き方が私だけではないことを知りました。こどもに寄り添い学校に送っていける時間があればと、子育てと仕事の間で自身を責め保護者側も疲弊していきます。
 これらをきっかけに、不登校児童生徒と保護者のための心の居場所をつくることを目指していくに至りました。
私たちは解決策は持っていません!
ですが、悲しみやプレッシャーや苦しさなどこどもへの愛情以外は一旦おろしていただけるほっこりする場を一緒に作ることができる力があると信じます。自分たちの課題を誰かに委ねるのではなく、保護者同士一緒に力を合わせていきませんか。
 まずは高石市から、そして全国あなたの町へ。

こどゆめベースでの様子

解決したい社会課題

小・中学校における不登校児童生徒数は、全国で19万人を超えており、いまも右肩上がりに増えています。
要因は、友人関係や学業の不振だけでなく、不安や生活リズムの乱れが上位にあり、学校以外の場でも支援体制の整備が求められていると言えます。


このプロジェクトで実現したいこと

それぞれにあった、自分らしくいられる心の居場所をすべてのこどもと保護者に。
今回、みなさんからの応援を受けて、ボクシングジムの空き時間(10時~午後4時まで)を活用しての「運動と学習ができる居場所」をつくります。
ストレッチやヨガなどの体験(夢の種さがし)や勉強やボードゲームなど、思い思いに過ごせる場所です。
また、これまでの不登校の子どもと保護者の居場所「道草」やこどもキッチン(地域キッチン)を中心とした事業の継続に加え、制服のレンタル、マーケット開催、自分さがしノート制作などの事業を展開させていきます。

より多くのこども達に「夢の種」を撒くため、応援よろしくお願いします!


これまでの活動と予定

①居場所「道草」
不登校児童生徒とその保護者の居場所。
保護者の方はお話したり情報共有もできます。
毎月第三木曜日 10時~14時
②こどもキッチン(地域キッチン)
どなたでも利用いただけます。
毎月第四土曜日 11時30分~14時 他
③清高モーニング
小学校の教室を使わせていただいての朝ごはんです。
小学校、地域、NPOが連携して開催。
毎週月曜日 7時40分~8時20分
④体験・ワークショップ
高石市の農園さんとコラボしての土いじり体験、不登校経験者によるお話会、しめ縄づくりなどワークショップも随時開催しています。
※「心と体に栄養を」をテーマにマーケット「心栄体(しんえいたい)」を開催予定。
 7月30日(日)10時~15時
 浜寺公園 たこ公園横

地域キッチンのお店の外での様子

地域の方を講師に迎えてしめ縄づくり



応援メッセージ

高石市 畑中 政昭市長

みなさん、こんにちは。高石市長の畑中政昭です。
私の目指す「豊かな社会」の豊かさとは、すべての人に居場所と役割を感じてもらえる社会です。
学校に行きにくい、みんなと馴染めないなどの状況になることは、人間誰しも経験する可能性があります。
そんなとき、励まし合える仲間や、そっと見守ってくれる居場所があれば、一人で抱え込むこともなくなるのではないでしょうか?
私自身もこの活動の趣旨に賛同し、応援させていただきます。
このような活動が豊かな社会に近づく一歩になりますように願いを込めて。

豊岡短期大学 副学長 原田敬文

みなさん。はじめまして。豊岡短期大学の原田です。
普段は、子ども福祉の分野で心理学の講義をしています。
現在、子どもたちを取り巻く環境は、多様化、複雑化し、将来に向けての不安を持つ子どもや保護者が増えているのが現状です。
この現状の中で、地域のつながりの中で支援するというシンプルかつ効果的な取り組みが、今こそ重要になります。
私自身もこの活動の趣旨に賛同し、応援させていただきます。
みなさん、未来の大人たちのために、今の子どもたちとしっかり向き合い、支援してまいりましょう。


資金の使い道

居場所賃借料: 約72万円(6万円×12カ月、光熱費込)
        (開所時間:月水金10時~16時(予定) 対象者:不登校児童生徒、保護者 内容:ヨガ、縄跳 
         びなど運動と学習 場所:高石市西取石8丁目)
居場所改修費: 約70万円
人  件  費: 約220万円(週3回×5時間×3人/月)
自分さがしノート制作: 約8万円


実施スケジュール

6月上旬   HP開設
6月中旬   自分さがしノート制作
7月中旬  居場所改修工事
7月30日 マーケット開催
8月中旬  居場所開設
9月中旬  リターン発送

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
子ども夢教室は非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。


リターン

・3000円    ポストカード 1枚
・5000円  Saeko Stretch Yoga教室のボールを使ったヨガ体験
       または
       ベーカリーエコバッグ(あずま袋) 1枚
・10000円  ばぁばんち(高石市)の手作りパウンドケーキ 5ケ入り
・20000円  Hive Farmers Market(高石市)の新鮮野菜
・30000円  こどゆめセレクトセット
       ばぁばんちの手作りパウンドケーキ10ケ入り&ベーカリーエコバッグ&ポストカード各1枚
・20000円  HiveFarmersMarketの野菜
・50000円  こどゆめの全てセット
        Hive Farmers Marketの新鮮野菜・ばぁばんちの手作りパウンドケーキ5ケ入り・
        ベーカリーエコバッグ(あずま袋)2枚・メッセージカード1枚

最後に

突然ですが、あなたは上手に生きられていますか。困ったら助けてと声をあげることができていますか。
助けることより、助けてもらうことのほうが難しいと言います。こどもだったら尚更ではないでしょうか。
助けてと言えずに、誰にも言えない寂しさや悩みを抱えて、ご飯を食べるその小さな胸の内を想像してみてください。そうやって食べるご飯はどんな味だろう。無理して笑うのはしんどくないのか。言ったところでどうせ何もしてくれないと諦めている本心はどうなのか…。気持ちを想像してみることが、人に優しくできる第一歩ではないかと思っています。
 これまで、手弁当で何とか場所づくりやモーニングをやってきました。それも、こどもたちや保護者の言葉だったり、心の内を想像して必要と思ってきた結果です。私たちは慌ただしい毎日を過ごしている、普通のお母さんや地域住民です。当事者目線を大切に、こどもたちが選択肢のある人生を歩んでいける一助になればとの思いで活動しています。
 こどもたちが不安な心を抱えてひとり時間を過ごすことなく、私たちと一緒にたくさんの道草をしながら、新たな発見や生きることの楽しみを感じ、将来に希望を持って生き抜いてほしいと思います。また、内気だったり人と接することが得意でないなど、前に出るのが苦手だったり気が弱い人が、そのままで自分らしく生きていける社会であってほしいと願っています。同じ社会の一員として、未来を担うこどもたちに、優しさのバトンを託したいと思います。守られたり与えられたりする側だけでなく、バトンを渡す側にも立っている、地域にも社会にも必要な人であることを知ってほしいと願ってやみません。

人知れず悩んでいるのはいつかの私たちでもあると思うのです。言ったところで何もならないと思っている子にこそ、何も持たない私たちが思いだけで形にしていく姿をみてほしいと思います。
私も、(実は不安でいっぱいの)私自身に言い聞かせています。
~声をあげることは無駄じゃない。誰かのためにと思う気持ちがあれば、きっと形にできる。ならば!今こそ見せつけろ「大人の底力」!その手を掴むために。~

 上手に生きれていない私の持っているスキルは、周囲を巻き込んでいくことのみです。
ここまで読んでくださったみなさんも、どうかこの思いに巻き込まれてください!
一緒に力を合わせて楽しんでいただけませんか。応援よろしくお願いします。

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