はじめに・ご挨拶

私たちは、知的障害のある人が「どんなに障害が重くても地域で普通に暮らす」ことを支援する為、大阪の東大阪市を拠点に活動をしています。

2016年9月に知的障害者が発信するインターネット放送局「パンジーメディア」を立ち上げました。知的障害のある当事者と支援者が協力して、自分たちの思いや考え、社会への問いかけなどを発信しています。社会が知的障害のある人への理解を深め、差別や偏見、虐待などがなくなることを目指しています。


このプロジェクトで実現したいこと

現在、日本には知的障害のある人がおよそ108万人います。その中で、およそ13万人が入所施設で暮らしています。北欧などの福祉先進国では、20数年前に入所施設は解体されています。しかし、日本では、今も2,500もの入所施設があります。

なぜ、それほど多くの入所施設が今もあり続けているのでしょうか。

すべての知的障害者が地域で暮らせることをテーマに、知的障害当事者が、自分たちの目線で取材し、その答えを探すドキュメンタリー映画を制作します。


プロジェクトをやろうと思った理由

放送局の活動を始めてから6年。知的障害のある人たちの置かれている状況が社会の人たちに少しずつ知られるようになってきました。しかし、入所施設では今も知的障害者への虐待や人権無視などのケースが後を絶ちません。

この映画を通して社会のより多くの人に、その状況を知ってもらい、すべての知的障害者が地域で自分らしく暮らす為には何が必要なのかを社会に問いかけます。その為に、今回のプロジェクトを立ち上げました。


これまでの活動

2016年7月、相模原の障害者施設で障害を持った男女19人が元職員に命を奪われました。この事件について当事者のひとりは次のように語っています。「犯人は、障害者なんていなくなればいいと言っていたが、障害者は生きていたらダメなのか。殺されるためにうまれたわけじゃない。くやしいです。」

事件が起こった日から、私たちは何をしなければならないのかを問い続けました。その過程で、知的障害を持つ人たちの置かれている状況やくらしが、社会にあまりにも知られていない事に気づきました。

2016年度、タイムリーに誕生した「パンジーメディア」はインターネット放送を通じて、私たちのことをもっと知ってもらうために、情報発信に力を入れてきました。幸いにもNHKのハートネットで紹介される機会があり、パンジーで生き生きと活動している人たちのことを伝えることができました。私たちは社会に向けて発信をし、インターネット放送は2016年9月から毎月欠かさず番組を作っています。


プロジェクトのスケジュールについて

令和5年4月31日 クラウドファンディング開始
令和5年7月14日 クラウドファンディング終了

5月上旬 初稿提出
5月中旬 チェックバック(音声ガイド・字幕)
       モニター会
       修正稿提出
       仮ミックス
5月下旬 チェックバック
6月上旬 音声ガイド収録
     音声ガイドミックス確認
映画完成予定:6月

【全国の上映スケジュール】
※日程、日時については現在調整中です。

【2023年】
6月15日(木)14:00 大阪 会場:東大阪市文化創造館(300人動員)
8月頃に調整中 北海道
10月頃 横浜
12月頃 名古屋

【2024年】
2月頃 福岡
4月頃 広島
6月頃 香川
8月頃 沖縄


資金の使い道

今年、入所施設をテーマに、知的障害当事者が知的障害者の目線で取材するドキュメンタリー映画を制作します。その映画をバリアフリー対応にする為の費用を集めたいと考えています。

バリアフリー字幕制作、字幕ディレクション、モニター検討会、音声ガイド脚本制作、スタジオMA、BDオーサリング、進行管理費、UDCastサービス料等:170万円

バリアフリー用DVD作成の為の映像編集:35万円

モニター会の交通費・宿泊費:10万円

リターン製作・郵送費:10万円

手数料:約25万円

どうかご協力をお願いします!


最後に

このプロジェクトを通して、知的障害があるすべての人たちが自分らしく地域で暮らせる社会になることを目指します。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください