❏ はじめに


はじめまして。江頭桜子です。
わたしは昨年亡くなった愛猫のあおちゃんとお別れをしたあと、とてつもなく大きな悲しさと失意に耐えきれず、感情に蓋をして過ごしていました。気づいたときには喜びも感じられなくなってしまい、それはある意味で「死」と同じでした。その体験から、自分1人で抱えきれないものがあるとき、その悲しみを大切にするため、共にいてくれる歌をつくりました。


また、自分の中にある感情に蓋をして心が死んでいく体験を通して、改めて「心の声に耳を傾けることがどれだけ大事なのかということを思い出し、「自分の気持ちに気づき、大切にできる」絵本をつくっています。


(愛猫のあおちゃんと。)


❏  じぶんの本音にきづいていく、絵本「こころの風船」


絵本「こころの風船」は、
私が10年以上学んできたNVC(非暴力コミュニケーション)の哲学、知恵をベースにつくっています。

男の子の心がチクっと痛むたびに、
頭の上でぷくっとふくらむ風船。


風船が大きくなるにつれ、身体が動かなくなってしまい、「この風船は何なんだろう?」と探っていくなかで、
「僕はこんなことを感じていたのか!」
「それは僕にとってこれが大事だからだ」
と、自分の気持ちや願いにきづいていく道筋を物語にしています。





❏  自分の気持ちにきづき、表現できるようになること。自尊心を育むこと


私は小さい頃、自分の気持ちをどう言葉にしたらいいかわからないことがよくありました。気づくと心の中がぱんぱんになって破裂し、自分を壊したくなったり、自分が自分でないような感覚にになったことが多々あります。


大学生を過ぎた頃から少しずつ「自分が本当に感じていること」を表現できるようになってきて、「わたしは自分を取り戻した。」という、深い安心や理解を体験しました。本当に救われたとおもっています。


そうなるまでに体験したことはたくさんあるけれど、一番根底でわたしを支えたのは日々、日々、自分の気持ちに気づき、言葉にすること。そして、それをただ受け取って、聴いてもらう。という体験を積み重ねたことです。


自分の気持ちにきづき、表現できること。それがどんなに大事なことか。ということを痛いほど体験してきたからこそ、「自分の本音がわからない。うまく表現できない」という方たちに、この絵本を通じて、心の声に耳を傾ける機会を持ってほしいと想っています。


そして、この絵本を通じて「あなたが感じている気持ちは、誰にバカにされたとしてもすごく大事なもので、押し込んだり、ないことにしなくていい。恥ずかしがる必要もない。」ということを何度も何度も伝えたい。

誰もあなたのその声を聴いてくれなくても、自分でその大事さを手放さないでほしい。この絵本のなかにいる私達が、あなたのその声を聴くからね。と伝えたい。



この絵本はNVCの真ん中にある大事な世界観と問いを、勉強会にいって学ぼうとせずとも、ただ楽しく読む中で自然と伝わっていくことを願ってつくっています。

絵本をひらけば自分の気持ちを聴いてくれる人がいる。寄り添ってくれる人がいる。そう想ってもらえるほど、この絵本があなたの心のすぐ近くにいてくれるようになったら嬉しいです。


❏  非難の奥にある、心の声を聴けるようになりたい。

絵本製作の源は、幼少期に私がもがいた体験から始まっています。

きっと多くのみなさんにとってもそうであるとおもうのですが、小さい時、学校や家庭、友人との会話の中で私にはたくさんの評価や非難が聴こえていました。 表では仲がいいのに、裏で話される友人らの陰口。 人格を否定され、自分を消したくなるような想い。 「正しい」自分でないと、恥ずかしい想いをする。


人と関わることが本当に怖く、自分を偽って日々をおくり、不登校になったり、自分の身体を傷つけたこともありました。 そうやって自分を偽り、閉じこもっているうちに、自分の気持ちがわからなくなり、自分が誰なのかわからないという感覚にも陥った時、NVCとであい、この怖さや心細さの一部は、私や相手の「表面の声」しかきくことができないことから、やってきているということがわかりました。


ほとんどの会話は社会の常識や基準にのっとって「誰が悪いのか?何が間違っているのか?」という視点からでてきていて、その人が「何を感じているのか?」という心の温度が伝わってこない。


例えば「あなたの選択は間違っているとおもう。」という判断の代わりに、「私は心配している。あなたの将来を想った時に、安全で、健やかにいてほしい。」というように心の温度が聴こえてくる言葉、想いに触れることができたなら、どんなに嬉しいだろう。そして「あなたはおせっかいだ」と人格を非難する代わりに、「私は自分の意思を大事にしたい。そして尊重してほしい。」といえたならどんなに嬉しかっただろう。


心がチクっとするとき、誰かを責めるでもなく、我慢するでもなく、「心の底にある想いや願いに耳を傾けられること」にあこがれ、わたしはこの絵本をつくっています。

(そしてなるべくぴったりくる表現を、という気持ちで現在も物語を書き直しつづけています・・・)


❏  絵本「こころの風船」

絵本の最後には、「自分の気持ちや願い」にきづくための質問を用意しています。自分が本当に感じていたことに気づき、その声を家族や友人と分かち合うきっかけになれば、とても嬉しいです。


「こころの風船」あらすじ

まだ、いろんな方のアドバイスをうけながら修正中ですが、google slideにてあらすじを公開しています。
キャラクターデザインについては、ポップでシュールユーモラスなイメージで、現在イラストレーターさんとラフ案を製作中です。3月頭には、キャラクターイメージをおみせできるように。と、すすめています。

*「こころの風船」は出版社を通さず、自費出版にて販売いたします。




❏ この絵本の先に、願っていること

この絵本の製作の先に、わたしは「自分に共感する力と文化」が広がっていくことを願っています。自分に共感することとは 、簡単に言えば「自分の気持ちと、心からの願いにきづき、思いやりをもって受け入れること。」 です。


また、自分への共感力が高まることと共に、「思いやり」や「信頼」「安心」「好奇心」
「何があっても大丈夫だと思える事」「勇気」
「自分の存在を大切だと信じられる力」などの内的資源が育まれていくことを願っています。


これらの願いについては、下記noteにより詳しくかいているので、興味がある方はぜひ読んでみてください*

「自己共感力・内的資源をはぐくむこと」を想って、絵本や歌をつくっている個人的な理由




(上の画像をクリックすると歌が聞けます。)

❏ うた「あおの空へ」


絵本「こころの風船」と並行して、昨年「あおの空へ」というオリジナルソングをつくりました。


本当に、ほんとうに悲しいとき、その悲しみと向き合うことがむずかしい。でも、その悲しみを感じないようにしていると、どんどん心が閉じて、麻痺して、生きた心地がしなくなってくる。そんな体験を昨年通り抜け、「無理に元気にならなくていい。悲しみのまま、一緒にいていい。」 という思いから、悲しみのなかに共にいてくれる歌をつくりました。


 深い悲しみがあるということは、それだけ大事なものがあるということです。「こんなにも悲しいのだ、やっぱり悲しいのだ」と、いのちが必要とするだけ嘆くこと。それがどれだけ大事なことか。そして、そこに誰か(何か)が寄り添ってくれることがどんなに力になるのか。という思いからうまれました。


私自身の悲しみや痛み、孤独感に寄り添ってくれたこのうたが、あなたのに寄り添うこころの器となり、悲しみの奥にある美しさや愛、力を思い出すになれば嬉しく思います。


*現在ピアニストの方に伴奏音源をお願いし、CD製作中です。


<歌詞>


うけとれないほどの悲しみを 固まったこの身体を どうしたらいいんだろう

放心した 瞳は何も捉えずに 記憶のカケラを何度もうつしだすの

わすれたい 逃げ出したい とただ手探りで ゆらゆら 心の居場所を探して


雨はいつか静かにやむだろう この涙きっと抱いているんだろう

痛みの奥底 かけがえのない愛や いのちの力がひそかに ひびいてるよ


握られた 手の暖かさでかたまった時や景色が少しずつ動き出す

失った世界の意味や 存在を共に 抱いてくれて ようやく息ができたの

愛したい もう愛さない の間をさまよって 閉ざしそうな心を何度もとかして


冬はいつか 春に変わるだろう この愛がきっと私をよんでるんだろう

あなたと過ごしたあざやかな思い出は 心に刻まれ わたしに宿っているよ


閉じ込めた思いは私を かたくして 鈍くして 重くしていくだけで

傷つくの 恐れて自分で 閉じこもって 一人になって 寂しいなんてもうやめて

希望の灯をもやそう あきらめをこえて一歩 一歩

始めよう もう一度 めぐりあう愛に動かされて


始まれば 終わりがくるから ここにあるものを祝おう 愛おしもう





❏ 初ライブにて、この世界観を初お披露目


これらのメッセージと、世界観をまずリアルに分かち合いたい。そんな思いで、人生初めてのライブをひらきます。絵本「こころの風船」の紹介はもちろん、「あおのそらへ」をはじめとした、自分の命を大切にするための歌を数曲うたいます。

ぜひ、身体を実際に会場にもってきて、共に振動を感じていただければ嬉しいです。(オンライン配信は現在検討しておりません。)

日時:2023年  3月21日(火・祝)18:00~
場所:南阿佐ヶ谷 on the roof plus
詳細:こちらにて今後発表いたします。 
   SNS(特にTwitter or インスタグラム)
        をフォローしてお待ちください。

ライブチケットは現在、本クラウドファンディングのリターン内にあります。ライブチケット単体の販売は3/14~別途行います。


     

❏ 応援資金の使い道


皆様からうけとったお金は下記資金として使わせていただきたいと想っています。また本プロジェクトはAll-in方式で実施し、たとえ目標金額に満たなくても、計画を実行し、リターンをお届けします。

・会場費:6万
・CD制作費:5万
・ボイストレーニング代:3万
・アーティスト謝礼費:5万
・写真集費:2万
・つなぐ手帖費:12万
・イラストレーターさんへの謝礼:44万
・絵本製作経費:32万(製本費+翻訳費)
・発送費 5万
・CAMPFIRE 使用料:13万


リターンについて

【A:CDのみプラン】
・初アルバムのCD(「あおの空へ」を含む4曲入り)
・直筆の感謝メッセージ


【B:絵本のみプラン】
・絵本「こころの風船」(感謝を込め、お名前を絵本に掲載。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【C:絵本+CDプラン】
・初アルバムのCD(直筆の感謝メッセージつき)
・絵本「こころの風船」(感謝を込め、お名前を絵本に掲載。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【D:全身で感じるライブ参加プラン】
・3月21日のライブチケット(希望者は交流会も参加可能。別途、現地にて飲食費有り。) 
・初アルバムのCD(直筆の感謝メッセージつき)
・絵本「こころの風船」(感謝を込め、お名前を絵本に掲載。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【E:ライブ+自己共感プラン】
・3月21日のライブチケット(希望者は交流会も参加可能。別途、現地にて飲食費有り。)
・つなぐ手帖 -empathy journal -
・初アルバムのCD(直筆のお礼メッセージつき)
・絵本「こころの風船」(感謝を込め、お名前を絵本に掲載。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【F:制作物全部のせプラン】
・制作物全てをお贈りします。 
①初アルバムのCD:直筆のお礼メッセージつき
②絵本「こころの風船」:感謝を込め、お名前を絵本に掲載。
③自己共感の学びと実践ができる つなぐ手帖 -empathy journal -
④「this is me 」という自己探求ワークブック
(以前つくっていたつなぐcardに似た問いをまとめたもの。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【 G:絵本づくりの仲間プラン】
・絵本づくりの仲間限定のオンラインコミュニティに招待  
絵本の製作過程をお見せし、また声を聴き共につくります。
・絵本「こころの風船」(感謝を込め、お名前を絵本に掲載。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【H:制作物全部 + オンライン1 on 1プラン】
・共感をベースにしたオンラインセッション3回
・Eプランと同じ、下記制作物全て
①初アルバムのCD:直筆のお礼メッセージつき
②絵本「こころの風船」:感謝を込め、お名前を絵本に掲載。
③自己共感の学びと実践ができる つなぐ手帖 -empathy journal -
④「this is me 」という自己探求ワークブック
(以前つくっていたつなぐcardに似た問いをまとめたもの。)
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待


【 I:NVCのWS&読み聞かせ会プラン】
・自己共感の学びと実践ができる つなぐ手帖 -empathy journal -
・絵本「こころの風船」:感謝を込め、お名前を絵本に掲載。
・絵本を使ったオンラインワークショップに優先招待
・絵本の読み聞かせ&NVCワークショップに伺います。
(カフェや公民館など、公共の場所にて開催します)

【 J:え?びっくり応援プラン!】
・ 全制作物をもって、あなたの街に会いに行きます。 
(カフェや公民館など、公共の場所)
・屋久島より感謝のメッセージ動画をお贈りします。
・Eプランと同じ、下記制作物全て
①初アルバムのCD:直筆のお礼メッセージつき
②絵本「こころの風船」:感謝を込め、お名前を絵本に掲載。
③自己共感の学びと実践ができる つなぐ手帖 -empathy journal -
④「this is me 」という自己探求ワークブック
(以前つくっていたつなぐcardに似た問いをまとめたもの。)


実施スケジュール


3/14(火)クラウドファンディング終了
3/21(火)南阿佐ヶ谷にてライブの開催
3/31(金)絵本以外の制作物を順次発送
            (CD、つなぐ手帖、ワークブック)
10月 絵本完成、順次発送
11月 絵本をつかったオンラインお話会&ワークショップを毎月開催します。
(絵本をよみ、自己共感の練習をする場) 


❏ これまでの活動

2017年 
NVC Japan IIT(10日間の国際集中合宿)に参加

2018年   
千葉県いすみ市に移住  / 暮らしの学校(パーマカルチャーと平和道場)運営
循環型な暮らしのデザイン「パーマカルチャー」を学ぶPAWADECOに参加
イギリスの大学院「シューマッハカレッジ」ショートコース参加

2019年 
自分につながるための場づくり企画・運営
(NVC Being リトリート、NVC youth 合宿、屋久島リトリート)
NVCを学び、自己共感を練習する手帳 「つなぐ手帳2020」製作 

2020年 
自分につながるための場づくり企画・運営
(NVC Youth 合宿、沖縄ダンスフロアWS、NVC "Being" Program) 
NVCを学び、自己共感を練習する手帳 「つなぐ手帳2021」製作 

2021年   
自分につながるための場づくり企画・運営
(NVC  Deep Program、屋久島リトリート/ 46億年の地球の歴史を体感する森歩き)
NVCを学び、自己共感を練習する手帳 「つなぐ手帳2022」製作 

2022年 
自分につながるための場づくり企画・運営
(NVC Being The Change Program / 屋久島リトリート / Deep Time Walk)
NVCを学び、自己共感を練習する手帳「つなぐ手帖 - empathy journal - 」製作 


最後に

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
ここには、書ききれない、伝えきれない思いがたくさんあるので、
クラウドファンディングが終了する3/14の23:59まで
下記SNSやライブ配信でお話していきます。
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