エンタメ領域特化型クラファン
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はじめに・ご挨拶

私の名前は平田將人(ひらたまさと)と申します。岡山市生まれで今年61歳になります。岡山市で自分の工房を構えて、吹きガラスという技法を使ってガラス作品を制作しています。キャリアは33年になります。制作したガラス作品は主に全国にて個展で展示販売しています。


このプロジェクトで実現したいこと

私は平成30年にオリジナルブランドである『Modern VIdro』(モダンビードロ)を立ち上げました。西洋の物に倣ったものではなく、日本人の感性を強く意識して作られたガラス作品を制作しています。Modern Vidroはいわば「現代の和ガラス」と言えるかもしれません。この機会に私のガラス作品をより多くの方々に知っていただければと思います。そしてプロジェクトにご理解をいただき、「ご支援」という私への貴重な「投資」を制作再開の資金とさせていただきます。制作再開の暁には、Modern Vidroをさらに魅力的なブランドにして、今以上に多くの方々に喜んでいただきたいです。私のガラス作品が皆様の豊な日常生活の一助となれば幸いです。


プロジェクトをやろうと思った理由

平成30年に立ち上げたオリジナルブランド『Modern Vidro』は、個展の回数を重ねるにつれて徐々に作品の統一感が出始め、また個展の評価も上がり始めてきました。江戸時代のビードロに感銘を受けた私は現代に生きている自分の感性を信じ、現代の和ガラスの世界を構築できると確信し始めていました。


ところが今年の3月7日早朝、工房が火事で全焼してしまいました。


「現代の和ガラスを作る」という明確な羅針盤を得て、今年初の個展に向けて制作しようとする初日の出来事でした。個展に向けての意気込みから一転、呆然と立ち尽くしそうになりましたが、現代の和ガラスを自分が作るんだという強い意志は変わらす、再建に向けての段取りを組む方向へと頭を切り替えることができました。


幸いにも建物の火災保険には入っていたので補償がおりました。またありがたいことに親族や知人の方々から火事お見舞いをいただきました。銀行にも融資を受けることができました。私はこれでなんとか再建できると思いました。しかしながら木材価格が高騰する「ウッドショック」と鋼材価格が高騰する「アイアンショック」が同時に起きる「ダブルショック」の状況下で建築費が異常に高騰した結果、工房の建坪を元の大きさの三分の一に縮小したのにも関わらず、ついに再建に必要な資金が底をついてしまいました。そこで私はクラウドファンディングを活用して、再建に必要な資金を募集しようと決心しました。ぜひご理解の上、皆様のご協力をお願いいたします。





8月20日大安 棟上げ式が執り行われました。火事が起きてから約5ヶ月後、ようやくここまで辿り着きました。


12月5日、電気炉が届きました。


電気炉の重量は1トン以上もあリます。

予定では10月中旬に電気炉が搬入されるはずでしたが、動力線の引き込み工事が1ヶ月遅れた為、この日までずれ込むことになってしまいしました。


コンパクトな電気炉は動力電源で稼動します。熟慮の結果、防火の為に導入しました。監視カメラも導入しました。


試運転開始。操作に慣れるまで時間がかかりそうです。


これまでの活動

私は昭和36年に岡山市で生まれました。昭和58年の大学卒業旅行で北海道の小樽に寄り、吹きガラスと出会いました。大学卒業後一般企業に就職しましたが、ガラスの道に進みたくて入社3ヶ月後に会社を辞めました。熊本、佐賀そして福山にて8年間の修業を経て、独立して現在に至っています。

公募展は国画会展へ出品していました。平成9年に初出品し、初入選しました。平成11年以降は毎年入選し、平成13年には準大賞である新人賞を受賞しました。平成14年には準会員に推挙されました。平成15年には県展に初出品して、県展特別賞を受賞しました。平成23年には国画会を退会しました。現在は無所属にて全国で個展を開催しています。                                     

主な展覧会は下記の通りです。

          平成27年 天満屋百貨店岡山店 個展

       信岡フラットミュージアム(福山)にて第1回個展


         ギャラリー遠音 個展


      丹波古陶館鳳凰会館にて『工藝の神奈月』展




資金の使い道

集まった支援金は下記のように、工房の工事費等に活用いたします。

内訳  100万円  電気炉代金の一部 

    120万円  電気工事代金(動力設備工事費を含む)

     80万円  上下水道工事代金

     20万円  灯油バーナー代金(配管設備費を含む)

    約50万円  CAMPFIREへの手数料(支援金額が370万円に達した場合)

その他リターン制作費、送料など


合計 300 200万円以上(12月25日現在)




リターンについて

リターンは全て私のガラス作品のModern Vidroになります。価格は通常の価格よりお安くしています。そして送料もこちらが負担させていただきます。在庫の3割近くが火事で焼失してしまった為、皆様にお見せできる作品の種類が少なくて大変申し訳ありません。ガラスは一般的なソーダガラスです。ベースの色は無色透明ではなく黄色味がかかっているので、アンティークガラスぽいですねとよく言われます。原料名は「アメ色」と言って、原料屋さんに特別に調合していただいています。


実施スケジュール

令和4年12月初め  クラウドファンディングの開始

令和4年12月末   クラウドファンディングの終了

令和5年3月     制作の再開

令和5年6月     リターンの発送開始

令和5年8月     リターンの発送終了



最後に

長らく続いた不況で売り上げが下がっていたところに、コロナ禍で展覧会の回数が減少するなど、ここ数年は更に厳しい時代を迎えてしまいました。しかしながらそれでも今まで何とか仕事を続けてくることができたのは、ひとえに私の個展に足をお運びになられたお客様のお陰だと感謝しています。私は今年61歳になりましたが、美術工芸の世界ではこれから自分のキャリアで最高の作品ができ始める年代と考えています。また平成30年に立ち上げたModern Vidroというブランドも展覧会ではとても高評を得ています。さらに魅力的な作品を生み出せるようこれからも努力を重ねていき、現代の和ガラスを制作していきたいと思います。このプロジェクトをご覧になった皆様、ぜひご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。


私のガラス作品は芸術ではありません

そのほとんどが日常で使っていただくものです

モダンビードロと名付けたのもそういう意味からです

モダンというテイストは現代を生きる私の感性なのだと思います


                        平田將人



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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