私の生まれは新潟県で、母方は新潟で700年続く米農家です。

先祖孝行をしたいという思いもあり、ご縁のあった津南町で2022年6月17日に

TESHIO合同会社を法人登記させていただきました。社名の由来は、企業ミッションでもある、


「手塩にかけて造り出し、

手塩にかけて世に送り出す」


からです。この8月には、登記だけでなく住民票も津南町に移しました。

私が10歳の頃、南極にオゾンホールが発見されました。そのことにとてもショックを受け、小学校の卒業アルバムには「世界自然保護基金(WWF)に入る」を将来の夢に書きました。

大学卒業後は、CSRコンサルティング会社に入社しましたが、2000年当初の企業といえば儲かってなんぼ。

社会貢献活動は二の次、三の次でした。

「企業はまず儲からなければならない。経営に余裕が生まれれば、自ずと環境や社会に還元していくだろう」

と思い直して、そこから約15年間、マーケティングに携わる仕事に従事しました。

近年ではようやくSDGsのように、"経済性と社会性がイコールに近い"時代になってきましたので、


『経済性と社会性を完全なるイコールにする』


ことを事業の成功を通じて証明したい、また幼い頃に私が抱いた夢を叶えたいと考えて起業しました。

津南町との最初のご縁は2021年の春頃でした。

もともと、コンビニのお水『津南』をよく飲んでいたこともあり、『津南』という町の名前は気になっていました。

また、2021年3月末まで津南町内の観光施設のGoogleマップ情報を整備する業務を受託して、

津南に訪れた観光客に正しく豊かな情報を届けるお手伝いをしておりました。

私と津南のつながりもさることながら、町がもつたくさんの魅力・資源も、今回のプロジェクトをぜひ実現したいという思いを強く後押ししてくれています。



新潟生まれで、幼少期からコシヒカリを食べてきた私も、津南の魚沼産コシヒカリの美味しさには驚きました。生産者の青木さんは「今年は特に水分量がちょうどよく、自信の出来です」とおっしゃるように、みずみずしさがあります。

そして魚沼産コシヒカリは、冷めても美味しい。本当に美味しいお米は、おかずなしでも食べられちゃいます。

雪解けの水がもたらす、清らかな湧水と源流水。高原性の気候の特色である昼夜の温暖差。これらの条件が揃う津南町だからこそ、炊き上げた時に、ふっくらとしてゆたかな甘みを感じる味わいの深いお米が実ります。


豪雪地帯の津南では、にんじんを秋に収穫せずそのまま3メートルの雪の下に寝かせます。

春を待って収穫するときには、栄養分がぎゅっと閉じ込められ、甘くてとってもフルーティに。人参特有の青臭さがなく、サラダやジュースに最適で、普段人参を食べない子供達にも人気です。雪下に寝かせることで越冬前に比べて、栄養価がグッと高まります



雪のシーズンのみ行われる津南醸造の酒造り。雪が空気中の塵を絡め取る冬は空気が澄み、低温多湿の状態も保たれるため良質の酒造りの環境に最適とされています。

酒米は新潟を代表する酒造り好適米である「五百万石」。そしてその仕込み水は、名水百選にも選出された、おどろくほど口あたりまろやかな超軟水。

これらに、受け継がれてきた手法や数々の賞を受賞した蔵人の技が加わり、まさに「テロワール日本酒」と呼ぶにふさわしい『郷(GO)』は生まれるのです。

『郷(GO) GRAND CLASS』は、とにかく手をかけ時間をかけて丹念に造り上げるため、年間の製造数量は非常にごくわずかです。


津南町に広がる広大なキャンプ場 「無印良品 津南キャンプ場」を会場に開催されるキャンプフェス。

「ありったけの遊び」を詰め込んだ、多種多様のアクティビティ、新潟産の名産品などが集まります。(2022年は10月22、23日に開催致しました)

山とWANDER2022


                      


世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニアとして、50万人以上の人たちが訪れます。

日本有数の豪雪地、新潟県の越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)が舞台のアートトリエンナーレ。20年以上の歴史のあるイベントです。

農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、1年を通して自然の中に作品を展示します。

津南町も会場のひとつ。作品鑑賞はもちろん、町内の施設に足を運ぶ人もたくさんいます。

大地の芸術祭2022

津南の町の花は「ひまわり」。夏には約50万本のひまわりがおよそ4ヘクタールの広場に咲き誇ります。

町を代表する観光スポットとして知られていて、毎年約7万人が訪れます。コロナ渦を経て、約3年ぶりに開催されました。



津南町の「一番美味しい」ところを届けたいという思いを実現する為のプロジェクトですが、ただ単にECサイトを作っても、
一定の認知を獲得するにはそれ相応の広告量が必要です。

一方で、空港、駅、道の駅など多くの人が行き来する場所には、目にとまりやすい催事スペースがあり、そうしたリアルの場でまず津南の特産品を実際に見て味わって購入できる機会を作ります。

そして、津南ブランドを気に入ってくれた方をECサイトへ誘導する仕組みを設けることで、何度でも津南ブランドを体験してもらうことができます。

さらには、津南に足を運びたくなるような、様々な仕掛けを用意しておくことで、津南町のファンと常に繋がることができます。しかも、お米なら収穫してすぐの新米など、一番旬で美味しい!タイミングの農作物を厳選してお届けすることも可能になります。

津南ブランドの魅力を発信し、直接購入できるサイトがあれば、この循環を生むことができるのです。



津南には、魚沼産コシヒカリに限らず、世界に誇る特産品が数多あります。その土地に住んでいると当たり前すぎて気付いていないけれど、その土地で育った食材は世界に誇れる、世界から求められているブランドであることが往々にしてあります。

ECサイトの構築を通じて『津南ブランド』が日本でより広く、やがて世界でも認知されるブランドとなるよう、生産者が丹精こめて作った農作物の価値が正しく評価され、豊かさを還元できる仕組みを創りたいと考えます。

日本の観光地の特性として、「とにかく現地に来てもらいたい」とオンラインでの販売を避ける傾向にあります。しかし近年のように、人の動きが制限された時に、観光業は大きな打撃を受けます。私はこのECサイト構築を通じて、この先、どんな危機的状況に直面しても、常にしっかりと地域経済が回っている、リスクヘッジできている状態の津南町をつくりあげたいと思います。

資金の使い道

―使いやすさを大事に、UI、UXにこだわった独自の仕様でECサイトを構築する費用が主となります。

―オンラインショップは、せっかく作っても機能していないケースが往々にしてありますので、2023年3月まで事業検証をしっかりと実施します。

―越境ECやCRMを含むと、構築額が倍増する為、今回は国内向けに限って仕様設計します。

※2023年9月までの1年間で算出

実施スケジュール

2022年11月   制作開始
                 リターン発送開始
2022年12月       事業検証①<物流まわり>開始
2023年  1月  事業検証②<オンライン→オフライン>開始
2023年  2月  事業検証③<販路の有効性>開始
2023年  3月  事業検証④<UI/UX>開始
2023年  4月  正式ローンチ


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン


①万が一野菜が収穫できない場合には、他生産者からの発送、もしくは他農作物での出荷となります。
②進捗報告:メールにて、プロジェクト進捗を致します。頻度としては半年に一度を予定しております。


最後に

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
これは私の持論ですが、水の美味しい町は、お米もお酒も農作物も美味しいし、人も良いです。

津南町の人々は、起業においても移住においても、とってもあたたかく受け入れてくださいました。是非、そのご期待にしっかり応えていきたいです。

そして、将来子供に「パパ、どうしたらお金持ちになれるの?」と聞かれた際には、胸を張って「社会に貢献すればいい」と言えるように、
”社会性と経済性が完全にイコール”な世の中をつくりだす為のご賛同者をこのクラファンを通じて募らせていただけると嬉しいです。


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