はじめに

パニック障害・強迫性障害の経験をもつアーティストEMMA(エマ)による100号キャンバスの特大絵画「私は私に食べられそうだ。」を含む個展を、2022年10月10日(月)〜2022年10月14日(金)までインクルード株式会社が運営する自立訓練(生活訓練)事業所「ニューロリワーク三軒茶屋センター」にて、個展を開催いたします。

来場者特典や、クラウドファンディングの支援者へのリターンとして、EMMAの絵をジェネラティブアートとしてNFTで配布いたします。


個展開催に向けた想い:EMMA(五十嵐恵真)

しんどい時、私は絵を描きます。特に病気が今よりも大変だった時、私はその辛さを絵で表現していました。
今思えば、「いつかこの絵で個展をするんだ!」という妄想で生きていたように思います。

でもそれは妄想であって、実際はこんなわけの分からない絵で個展ができるわけはないと思って、しまい込んでいた絵たち。
なので今回これらの絵で個展をしてみようとお話をいただいた時は、夢のような気持ちでした。

今回出す絵たちはパニック障害と強迫性障害になってからの記録のようなものです。
そして一番大きいキャンバスの絵は、現在の私を描きました。
今までで一番時間をかけてじっくり絵と自分に向き合った作品です。

普段私が描いているゆるい世界とは真逆の世界ですが、これもまた私のリアルです。
個展を通して、精神疾患とこんな風に向き合ってる人もいるんだなって少しでも多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。
応援よろしくお願いします!

(今回の個展に向けて制作した100号キャンバスの特大絵画「私は私に食べられそうだ。」)




解決したい社会課題

本プロジェクトでは、パニック障害や強迫性障害について当事者の体験とアートを通じて様々な人にメンタルヘルスに触れ、考えるきっかけを提供したいと考えています。そして精神疾患に対するスティグマ(偏見)の解消を目指します。

【精神疾患に対するスティグマ(偏見)の解消】

日本の精神疾患を有する総患者数は急激な増加が続いており、平成29年時点で約419.3 万人(入院患者約30.2万人、外来患者約389.1万人)となっています(出所:厚生労働省|平成 29 年患者調査)。

また、自殺者数についてもコロナ禍の2020年に11年ぶりに増加に転じて、前年より912人(約4.5%)多い21,081人でした。2021年の自殺者数は21,007人となり、前年より74人(約0.4%)減少したものの、女性については2年連続で自殺者数が増加しております。(出所:警視庁|自殺統計)『精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究:世界精神保健日本調査セカンド(川上憲人,2016)』によると、いずれかの精神疾患の生涯有病率はICD-10診断で「22.9%」、DSM-IV診断で「22.7%」であることがわかっており、精神疾患は5人に1人がかかる身近なものと言えます。

一方で、精神疾患や精神科医療へのスティグマ・偏見が、周囲の人に相談したり、カウンセリングを受けたり、医療機関を受診する大きな障壁となっています。その結果、早期に適切なメンタルヘルスケアができておらず重症化することや、精神疾患を経験した方が社会生活に困ることが少なくないのが現状です。

スティグマの解消には、「正しい知識の教育」と「当事者との接触体験」が有効だとCorrigan PW氏らの『Challenging the public stigma of mental illness: a meta-analysis of outcome studies.』にて報告されています。

私たちは精神疾患当事者のリカバリーストーリーをアートで表現することで、「当事者との接触体験」を増やし社会全体のスティグマを解消し、メンタルヘルスケアを誰もが身近に感じられる社会を目指していきます。


このプロジェクトで実現したいこと

【具体的な活動の内容】
・100号キャンバスへの特大絵画「私は私に食べられそうだ」の制作
・インタビュー動画の制作
・絵画「私は私に食べられそうだ」の特設サイトの制作
・2022年10月10日〜10月14日に三軒茶屋にて個展を開催
・絵画「私は私に食べられそうだ」のグッズの制作と販売
・絵画「私は私に食べられそうだ」のNFTの販売

【プロジェクトを通して実現したい変化】
・精神疾患当事者の方や似たような境遇の方を勇気づけるきっかけを提供する
・精神疾患についてあまり触れてこなかった方に精神疾患についての知識を学び考えるきっかけを提供する
・その結果、精神疾患に対する適切な理解やイメージを持った方を増やしスティグマ解消に貢献する

応援メッセージ

インクルード株式会社 代表取締役社長 尾崎浩一さん

精神疾患を有する方は近年とても増えてきていますが、その一方で症状の理解はまだまだ進んでいません。
私も身近な知人に精神疾患のある方がいますが家族に症状を理解してもらうのには多くの時間を費やしたそうです。

当社の運営する障害福祉サービス事業所の利用者様の中にも周囲になかなか理解が得られないことに悩まれている方がたくさんいらっしゃいます。今回のようなアート作品を通じて当事者との接触体験の機会を作ることは精神疾患の正しい理解につながり、周囲の正しい理解は当事者の方の活躍できる環境構築にもつながると思います。
また、現在同じ病気で悩んでいる方はリカバリーストーリーに触れることで一歩前に進む力を得られるのではないでしょうか。

近年盛り上がりを見せているNFT配布というのも非常に面白い試みですね。
今後もこのような活動が広がっていくことを期待しています!

株式会社シーオーメディカル 経営戦略本部 花形和生さん

パパゲーノさんの取組みを応援します。障害者雇用促進法ができたといえ、精神疾患を持っている方の雇用促進は進んでないと聞いてますので、このような取組みにより、活躍できるフィールドが広がればいいなぁと思ってます。

美容師 鈴木麻衣さん

絵を見ただけで今のエマちゃんが分かる!と言えるほど引き込まれる作品ばかりで、ほっこりした気分、色々な感情が溢れ出している時、きっと辛い時、楽しい時、、さまざまな顔があるので、見ている私もその時によって「この作品が好き〜」という絵に毎回出会えます。そしてその絵が家にいてくれるだけでホッとする。エマちゃんの絵は人生の支えです。

絵描き MIHOさん

EMMAとは美術学校で知り合いました。お互いに絵を見せ合ったり色々な話ができる仲間であり、親友だと思っています。
EMMAの絵は本人が考えている事、思っていることがダイレクトに表現されているように感じます。本人の考えにも触れる事で、経験していることは違うのに共感する部分もあったり、その考えから作品に繋がるEMMAならではの発想が面白くて出来上がる作品はエネルギッシュで、EMMAワールドに圧倒されること間違いなしです。個展会場で直接見るべき作品たちだと思います。作品から溢れ出る様々な感情と触れ合える日を、大変楽しみにしております。
個展開催、心よりおめでとうございます。



資金の使い道

・絵画展示用のアクリル板、布などの設備費:約2万円
・レンタカー代、交通費:約3万円
・人件費:約10万円
・画材費用:約2万円
・郵送費:約1万円
・物品制作費:約5万円
・手数料:約2万円

合計:25万円

実施スケジュール

・2022年6月:プロジェクト開始、EMMAさんのインタビュー実施
・2022年7月〜8月:100号キャンバスの特大絵画「私は私に食べられそうだ。」の制作
・2022年8月〜9月:NFT等の準備、クラウドファンディングの開始
・2022年10月上旬:資材購入、設営準備、搬入作業
・2022年10月10日(月)〜2022年10月14日(金):三軒茶屋にて個展開催、来場者にNFTの配布
・2022年10月16日:クラウドファンディング終了
・2022年10月以降:リターンの実行

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン

・500円:クラウドファンディング記念NFTを提供
・3000円:10/10(月)の在廊日に個展会場にてEMMAのサインを提供
・3000円:世界にひとつだけの絵柄のNFTを提供※来場特典と同じです。【来場特典とあわせて先着順】
・5000円:100号絵画「私は私に食べられそうだ」のクリアファイル
・1万円:Podcast「パパゲーノの秘密基地」へのゲスト出演
・3万円:特注のイラスト制作(似顔絵など)※著作権その他一切の知的財産権は著作者(EMMA)に帰属します。
・20万円:100号絵画「私は私に食べられそうだ。」の所有権とNFTの提供

個展会場の来場費用はかかりません。気軽にお越しください。
また、個展の来場特典として、当日NFTの配布を実施いたします。


運営チーム

【EMMA(五十嵐恵真)】

ものづくり全般が好き。
2018年の冬からパニック障害と強迫性障害になり、アートを通して病気と共存していくことを目指して日々奮闘中。好きなことはピアノとキャンプと自転車一人旅とスピッツの曲を聴くこと。夢は日本を自転車でぐるぐる回りながら絵を描くこと!

【インクルード株式会社】

インクルード株式会社は、就労移行支援事業所ニューロワークス、自立訓練事業所ニューロリワーク、ブレインフィットネス研究所を運営しています。

インクルード株式会社HP

【株式会社パパゲーノ】

株式会社パパゲーノは、「生きててよかった」と誰もが実感できる社会を目指して、リカバリーストーリーを題材とした絵本、音楽、アート制作をしている会社です。アートNFTプロジェクト『100 Papageno Story(ワンハンドレッド・パパゲーノ・ストーリー)』運営しています。

パパゲーノ公式Twitter

パパゲーノ公式サイト

・事業に関するお問い合わせ先:info@papageno.co.jp

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