はじめに
はじめまして!!和歌山大学 経済学部生の3人組「ライクアス🏁」です。
私たちは、聴者と難聴者とのコミュニケーションを円滑にする筆談具「ノートラブル」を開発しています!
耳の聞こえる人と聞こえない人とのコミュニケーションが円滑に行われていないという社会課題を解決するために、プロジェクトを実施しています。
この商品を開発するきっかけとなったのは、チームメンバー自身が耳の聞こえない方と円滑にコミュニケーションを行うことができず、後悔した経験があったからです。
この経験を基に調査を進める中で、私たちと同様に後悔した方や、自分の想いを伝えられなかった方が多くいることを知りました。
そこで私たちは、この社会課題を解決するため、ノートラブルという新しいコミュニケーションツールを開発しました。
このプロジェクトは、「ノートラブル」を和歌山から全国に広げていきたい!コミュニケーションにおける社会課題を解決したい!という想いで実施しています。
いただいた支援金は、ノートラブルを製造し、お届けするために使用します。
私たちとともに、ノートラブルの輪を全国に広げ、誰もが想いを届けられる社会を創りましょう!
筆談具開発のきっかけ
皆さんは、自分の想いを相手に伝えられず、後悔した経験はありますか?
筆談具「ノートラブル」はチームメンバーの実体験を基に生まれました。
カフェでのアルバイト中、耳の聞こえないお客様がご来店されました。しかし、私は耳の聞こえない方と話した経験がなく、メニューシートの指差しやジェスチャーなど、何気ない会話をどのように伝えれば良いのかわからず、戸惑ってしまいました。来店の感謝や、上手く意思疎通ができなかったことへのお詫び、伝えたい想いはたくさんありましたが、何も伝えられず後悔だけが残りました。
この出来事をチームメンバーに共有しました。すると、数年前に同じ経験をして今でも後悔しているというメンバーがいました。
聴覚障害は外見からは判断しづらい障害です。
私たちは、「耳の聞こえる方と聞こえない方とのコミュニケーションが円滑に行われていない」という社会課題を実感しました。
そして、この社会課題を解決するための商品として、「ノートラブル」が生まれました。
商品概要
私たちが企画した商品「ノートラブル」は、耳の聞こえない方とのコミュニケーションを円滑にする筆談具です。
①本体、②指差しシート、③予備シール、④ホワイトボード専用ペンの4点セットで、合計3ページの卓上カレンダー式になっています。
指差しシートには、お店でよく使う言葉を職場内で話し合って書き込みます。
耳の聞こえない方がご来店された際、あらかじめ記入した指差しシートを活用することで、円滑にコミュニケーションをとることができます。
また、2ページ目の最後の行(ピンク色)に、「ありがとうございます」等の感謝を伝える言葉を記入します。
記入後、本体に張り付けると、オリジナル指差しシートのノートラブルが完成します!
さらに、指差しシートで対応できない複雑なコミュニケーションは、3ページ目のホワイトボードで筆談を行います。
指差しシートの内容を職場の皆さんで話し合って決めてもらうことで、耳の聞こえない方を想うきっかけが生まれる、そんな独自の魅力がある商品です!
このプロジェクトで実現したいこと
私たちの目標は、「ノートラブルでコミュニケーションを円滑に!誰もが想いを届けられる社会にする」ことです。
私たちは、筆談具「ノートラブル」を通して社会全体のコミュニケーションをより良く、円滑にしていきたいと考えています。
耳の聞こえない方も、聞こえる方も、聞こえにくい方も、誰もが伝えたい想いを伝えられることが当たり前の社会を実現します!
これまでの活動
①計23人へインタビュー調査
耳の聞こえない方の日々の困りごとについて理解を深めたいと考え、計23人の方へインタビューを行いました。そこで、飲食店へ行った際、間違ったメニューが来たが、伝えることを諦めた実体験や、外出先で聞きたいことを諦めてしまったことが何度もあるとお聞きし、 “コミュニケーション全般”に困っていることがわかりました。
また、耳の聞こえない方の中には耳の聞こえないことを知られたくない方がいるとわかりました。
②181名へのアンケート調査
耳の聞こえない方とのコミュニケーションに困った経験がある方はいるのかを調査するため、耳の聞こえる方181名にアンケート調査を行いました。その結果、92%の方が耳の聞こえない方と上手くコミュニケーションを図ることができず後悔していることが分かりました。後悔した理由には、「事前準備をしていなかった」「マスクで表情が見えなかった」等がありました。また、職場に筆談具が常備されていると安心する方は、94%でした。
アンケート調査から、すぐに取り出せて簡単にコミュニケーションを図ることができる筆談具に需要があるとわかりました。
③ノートラブルの開発
聞こえる方が、聞こえない方への接客場面で使用することで、コミュニケーションにおける課題を解決できる筆談具として、ノートラブルを開発しました!
④試用していただいた方からの声
28か所での実証実験やノートラブルを使用したイベント“サイレントデー”にて、たくさんの方から良いご意見をいただきました!
実際に試用して頂いた指差しシートの記入例がこちら!
⑤販売促進
認知拡大に向けたプロモーション依頼を行い、新聞やテレビ、福祉関連サイトなど計10のメディアで発信が決定しました。また、販路先の交渉では、企業訪問やWEBミーティングを通して、飲食店向けのECサイトやオフィス用品を取り扱う文房具店、福祉関連用品を販売する企業へ交渉を行いました。結果、計5社で販売に向けての交渉が成立しました。
⑥クラウドファンディング
このような活動を経て完成した「ノートラブル」を、さらに多くの方と全国に広めていきたいと考えています!
誰もが想いを届けられる社会を共に創りましょう!
頂いたご意見
実際にノートラブルを使って頂いた方々からは、「指差しシートとホワイトボードがセットになっていて良い!」、「紙に書いて伝えると安心する」というような嬉しいお声を頂きました!
開発を進めるにつれて、私たちの取り組み自体に賛同して下さる方が増えたことで、社会課題を解決したいという想いが強くなっていきました!
資金の使い道
支援者の皆様からいただいた資金は、ノートラブルを製作・発送するための費用や手数料に使用します。
(製造費:約54万円 手数料:約6万円)
実施スケジュール
2022年8月2日:クラウドファンディング開始
9月8日:クラウドファンディング終了
10月2日:Sカレ総合優勝戦
10月下旬:リターン発送開始
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
私たちは、全国25大学が参加する商品企画大会
〈Student Innovation College2021〉でノートラブルを提案し、123組から1位に選ばれました。
現在は、2022年10月の大会で、総合優勝を獲得することを目標に活動しています。
このノートラブルという筆談具は、私たちの力だけでは作り上げることができませんでした。ご縁を通して繋がり、温かい人々に囲まれ支援していただいたことから生まれたこの筆談具は、【想いをカタチに】できた 私たちの自慢の商品です。
ノートラブルでコミュニケーションを円滑に!誰もが想いを届けられる社会の実現に向けて、ノートラブルの輪を全国に広げていきたいです!!
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