私たちは岩手県の被災地域で不登校を経験した子ども達のためのサポート校を創る資金を募っています。


皆さん、どうか助けてください。

私たちはひとりの子どもも見捨てたくありません。


東日本大震災の被災地域では、
子ども達の3.11はまだ終わっていません。

あなたは知っていますか?

東北の被災地域では震災から11年たった今でも、

学校に通えないままの子どもたちがいることを。


震災後、東北の被災地域では津波によるPTSDなどで、不登校の子どもが急速に増えました。


私たちはこのことを『ひとり親家庭』支援の中で知りました。

放っておくわけにはいかないと動き始めたのは2015年9月のことでした。


あの震災から11年が経過しましたが、子どもたちの3.11はだ終わっていません。


新聞の発表では震災後、被災地域の不登校は他の地域と比べて9倍と発表されました。
※2014年3月15日河北新報朝刊 社説


お母さんたちの話によると震災前の5倍。


1クラスに5人も不登校の子どもがいたクラスもあったそうです。

震災から11年経過し不登校から成人を迎えた今でも、引きこもりのままの子どももいます。


私たちにはどうしてもこの子ども達を救いたいのです。


「まだ東北の支援をしているの?」と聞かれます。

はい。まだやっています。だってまだ解決してないからです。


子ども達の物語

これは全て私たちが実際に出会ったご家庭の子ども話です。


震災震災当時小1だった女の子 

PTSDの影響で11年たった今でも学校に通えないままでいます。

学校に行けないまま仮設住宅と災害公営住宅で11年が過ぎました。同じ年頃の子どもの中で成長する大切な時期を丸ごと11年間失っていると思うと本当に居たたまれない気持ちになります。本来ならこの春高校3年生です。母子家庭の子どもです。私が知り合った当時、まだ小学生のその子がお母さんから離れられない為に、シングルマザーのお母さんは働きに出られずに、生活に困窮していました。


本来高校を卒業して二十歳を超えた女の子 

震災後学校に行けなくなりリストカットと自殺未遂を繰り返していました。やはり母子家庭です。お母さんは仕事に行くときに、家の中の刃物を隠して出かけます。それでも、コンビニでカッターを買って手首を切ったことがありました。「寝占さん、どこにいるの?〇〇さんのお嬢さん手首切って救急車で運ばれたから、様子見に行ってやって!!お母さんきっと参っているから。」そんな電話が近所のお母さんからありました。今も家から出られない日が続いています。


 中学三年で被災した男の子 

無事高校に入学し夏休み明けの二学期、中学校の制服を着て学校に行こうとしました。彼の中では自分が中学一年生の自覚しかありません。中学一年の二学期から高校一年の夏休みまでの記憶が消えていたそうです。津波の記憶も消えていました。学校に行くと周りは知らないクラスメートばかり。パニックになりました。そして学校に行けなくなりました。この男の子はその後記憶を取り戻し、無事専門学校に進学しました。しかし、男の子が学校に行けるようになった頃、今度は妹が学校に行けなくなりました。お兄ちゃんの状況を見ていた妹はその間お母さんに甘えられることもなく、不安定な気持ちを抱えたまま、1人で頑張っていたんです。その後私たちの支援で、その女の子も外に出られるようになりました。


高校一年生の女の子 

自営のお父さんの職場が負債を残したまま流され、事業立て直しの為に更に負債を抱え、家にいる時間も減りました。収入も減り、家に帰っても苛立ち、いつも難しい顔をしています。そんなお父さんの態度にお母さんが情緒不安定になりました。そしてそれが伝染するように、高校一年の女の子が不登校になりました。マザーリンクの支援で今では学校に行けるようになりました。


高校一年で被災した男の子 

今はもう二十歳を過ぎています。今もまだ家から出られずに引きこもりのままです。


その他にも、震災の影響により心のケアが必要な子どもが大勢いました。



これまでの私たちの物語

私たちの物語を最後までお読みいただき、ご支援いただければ幸いです。


子どもの貧困対策としてひとり親家庭を訪問支援 

マザーリンクは東日本大震災の震災直後に、親子支援やシングルマザーへの支援をスタートし、2013年には被災地域の『子どもの貧困対策』として、自分たちの足で世帯調査をし、仮設住宅に入居する『ひとり親家庭』を個別訪問で支援してきました。私たちが支援をしてきたご家庭は215世帯です。
フードバンクさんと連携して食料支援や衣料支援、就労支援等を実施してきました。



不登校の子どもが増えたことを知り支援スタート
震災から5年目、2015年秋、その活動の中で『不登校の子どもが多いこと』を知りました。

「何とかしたい!」と思って手探りでスタートした支援でしたが、独自のメソッドを構築し、この6年間で120名以上の子どもを再登校に導いてきました。



しかし、どうしても救えない子ども達がいました。
それは高校生以上の子どもでした。小中学生の場合、私たちが支援をして、本人が「学校に行きたい!」と思った時にいつでも戻れます。義務教育だからです。

ところが高校生の場合、長期不登校が続くと出席日数が足りなくなり、元のクラスに戻ることが難しく、留年せざるを得ません。しかし、それを選ぶ子どもはほとんどいません。多くの子どもが通信制高等学校に編入します。しかし、一度不登校になった子どもが卒業まで自力でひとりぼっちで学習を進めることは難しく、岩手県の通信校長学校の卒業単位取得率はわずか45.7%です。まして、中学から不登校が続いていた子どもが中学の分の遅れた学習を独りで取り戻すことも難しく、更に厳しい道となります。

全国的の通信高校の卒業単位取得率は76.7%です。

この違いはサポート校があるかないかでした。


不登校を経験した子どもの為にサポート校を創りたい!!

サポート校とは通信制高等学校の子ども達の卒業単位取得をサポートする学校です。

単に学習支援だけでなく、そこには仲間がいて、同じ空間、同じ時間を共有できます。
都心にはサポート校はいくつもありますが、被災した宮城県南三陸町から岩手県の被災沿岸部にはサポート校は今でも岩手県宮古市に1つあるだけです。
陸前高田から宮古までは車で5時間かかります。
久慈や二戸といった宮古市よりももっと北の子ども達も、やはり宮古市までは通えません。

どこの自治体でも、義務教育である小中学生への支援はありますが、高校生以上になると支援がありません。自治体運営の学習支援は、例え中学校の学習内容であったとしても、高校生以上の子どもには支援ができないと断られてきました。

 

せっかく私たちの支援で外に出られるようになり、通信制高等学校に進学した子ども達が、居場所もなく、学習支援も受けられずに困っている現状が続いています。残念ながら再び引きこもりに戻らざるを得ない子どもがいたり、せっかく入学した通信の高校を辞めてしまったり・・・

 

私たちはそういった子ども達を救いたい!

せっかく、支援で外にでられるようになった子ども達を、再び引きこもらせるのではなく、社会の中で、人の輪の中で生きていけるように支援をする必要があります。

それがサポート校を創る決心をした理由です。



2016年、まずはサポート校の開設場所を見つけるところから始めました。
ところが、陸前高田は津波で街ごと流され、お借り出来るような建物はなかなか見つかりません。


そこで、寄付を募って学校を創ることにしたんです。


本校舎建築予定地

このプロジェクトでは、土地購入の為の資金の確保をしたいと思います。

写真は今回対象となる土地の写真です。

2017年、やっと見つけたのはこの土地でした。

海が見える美しい場所です。

バス停から徒歩7分です。

陸前高田市内からのバスも、大船渡からのバスも、気仙沼からのバスも停まるバス停です。

陸前高田の子どもたち、大船渡の子どもたち、気仙沼の子どもたちが親送迎なしで自力で通うことができる場所です。

 


宿舎付校舎に

今でも岩手県沿岸部にはサポート校は1つしかありません。陸前高田まで通えない子ども達も沢山います。そういった子どもが宿泊しながら学習出来るようにするために、宿泊スペースも必要です。

1階を教室に、2階を宿泊スペースにすることにしました。

土地の契約ができると、いよいよ着工できます。


日本中で発生する自然災害やコロナ禍の影響でなかなか進まず。
それでも、私たちは諦めません。


数回に渡り、クラウドファンディングに挑戦。
しかし、日本中で発生する自然災害やコロナ禍の影響などで、資金が集まらず苦しい年も。
更に東北の建築費の高騰で、なかなか建築業者を決められなかったり、
土地の売買の交渉が進まなかったりと次から次への課題が。

 

それでも、被災した子ども達の中には、まだまだ支援が必要な子どもがいます。
心の問題は長期戦です。

だから、私たちは諦めません。

子ども達に伝えたいのは生きることの素晴らしさ

人はひとりでは生きられません。
人の輪の中で生きて、

泣いて、笑って、恋をして、
友達とぶつかったり、励まされたり、

傷つけたり、傷つけられたり、
パートナーを見つけて、家庭を作って、子育てをして・・・・
助けられたり、助けたり
それが人生


不登校や引きこもりの子どもたちがいずれ人の輪の中で生きているように社会に送り出すこと。

それが私たち大人の大切な役割だと考えています。


外に出られたら、その子どもには素晴らしい人生があるに違いありません。人生はいろいろあります。悲しいことも嬉しいことも。そういったことも含めて、いろいろあっても、人生は素晴らしいと知って欲しい。生きるとは寝て起きて、ご飯を食べて、というだけではありません。社会に出て、迷惑を掛けたり掛けられたり、助けられたり助けたり、人の輪の中で生きることにあるはずです。


どうかこの先、一生引きこもりの生活が続くことがありませんように。

それが私のたちの願いです。


資金の使い道


※今回の最低目標額は土地契約料だけですが、最終的には建設費14000万円とそれ以外のスタートアップの費用と当面の運営費と合わせて3億を目標としております。目標額を達成いたしましても、引き続きご支援いただけますようお願いいたします。

実施スケジュール

2月 目標額達成
3月 土地の契約
4月 工事着工
2023年1年 リターン発送
※2022年にご寄付をいただいた場合でも、受領書の発行は2023年1月初旬となります。
※法人様からのご寄付はこの限りではありません。決算日に合わせて発行可能です。


プロジェクトリーダー

私たちが救いたいのは『子どもたちの未来』
サポート校ができることで、多くの子どもが救われることになります。
震災から11年経ち、我が子の引きこもりを諦めてしまった親御さんもいます。
成人を超えてしまった子ども達へも
「高校卒業の資格を取るところから始めない?」と声を掛けたい。
ずっとそんな想いで、サポート校の設立を進めています。
日本中で起こる自然災害やコロナウイルスの影響、建築費の高騰など壁はいろいろありますが、
諦めずに前進しています。

人に支援をする人たちを見ていると、
「誰にも助けられなかったから、自分は誰かを助けよう」というより人も、
「自分も人に助けられたから、自分も誰かを助けよう」という人のほうが多いように思います。
シングルマザーで子育てをした私も同様でした。
本当に多くの方々に助けられ、子育てに終止符を打てたことに感謝の念が絶えません。
だから少しでも多くの子ども達や子育て中のお母さんたちに手を差し伸べたい、自然にそう思いました。
『助けられた子どもが、助ける大人になる』それを信じて、支援を進めたいと思っています。


寝占 理絵( ねじめ りえ)
NPO法人マザーリンク・ジャパン 代表理事
不登校・引きこもり解消支援ネットワーク Maman 主催
3週間で不登校・引きこもりを解消させるリボンメソッド 開発者

2011年東日本大震災の直後から被災地に入り支援を始め、
マザーリンク・ジャパン設立2012年岩手県陸前高田市に住み、うち6年間は仮設住宅で住民と共に生活しながら支援活動を続け、『子どもの貧困対策』、『ひとり親支援』をスタート2016年『不登校・引きこもり解消支援』をスタート2017年東北で『不登校・引きこもり解消支援アドバイザー養成講座』をスタート。学校関係者を中心に、受講者は50名を超える。2019年夏生活の拠点を東京に戻し、月の半分以上を陸前高田で過ごす。
東京でも『不登校・引きこもり解消支援』と、『不登校・引きこもり解消支援アドバイザー養成講座』をスタート。


リターン

お礼状
寄付証明書
活動報告書

◆税制上のメリットについて

いただきました寄付は、認定特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパンへの寄付となり、当法人が寄付金の受付及び寄付証明書の発行を行います。
認定NPOへの寄付は、確定申告をすることにより税制優遇措置を受けることができます。
年末調整は控除対象外ですので、ご自身で確定申告を行って下さい。
※宛名はご寄付の際にに誤入力いただいたお名前になりますのでご注意ください。
 法律でそれ以外の宛名での寄付証明書の発行はできないことになっています。


◎個人による寄付

寄付金控除制度が適用され、所得控除か税額控除のいずれかの有利な方法を選択できます。ご申告の際には領収証をお持ちの上所轄の税務署へご提出下さい。
確定申告により、寄付金額の約半分にあたる税金が戻ります
寄付金控除制度が適用され、所得控除か税額控除のいずれかの有利な方法を選択できます。ご
寄付金控除を受けるには当法人が発行した領収書が必要です。
確定申告の際には領収証をお持ちの上所轄の税務署へご提出下さい。

寄付金から2,000円を引いた額の最大50%(所得40%+10%)が戻ります。

・住民税も寄付金控除の対象になります。
・控除割合は最大10%(都道府県民税4%/市町村住民税6%)です。ただし、各自治体によって異なります。
・控除額には一定の上限額があります。また、所得によっては従来の所得控除方式が有利となる場合があります。
 ・詳しくは税務署にお問い合わせください。


◎法人による寄付の場合

法人が認定NPO法人に対して支出した寄付金は、一般寄付金の損金算入限度額とは別に、特別損金算入限度額の範囲内が損金に算入されます。詳細につきましては、所轄の税務署にご確認下さい。


◎領収証の発行について

本プロジェクトへのご寄付は特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン への寄付となり、寄付金受領後、特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン より「寄付金受領書兼領収書」を発行いたします。

このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、(団体名)が発行した領収証をもって
確定申告をしていただく必要がございます。(領収書の発送時期に関するご説明)
※「寄付金受領書兼領収書」は、2023年1月頃に順次発送予定です。
※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要となります。


お問い合わせ先

donation_info@motherlink-japan.org

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