◾️ご挨拶

こんにちは、ユリイカ百貨店です!
京都を拠点に、2001年から演劇作品を上演し続けている劇団です。作品を見た後は、見上げる星空をいつも以上に美しく感じて欲しい、そう願って活動を続けています。


(photo by Shuhei Sakai 2016'3月公演「MOON」より)
webサイトはこちら! www.yuriikahyakkaten.com


◾️プロジェクト内容

このたび、2013年より、小さなカフェやギャラリーで繰り返し上演してきた『どうぶつえんものがたり』を、「京都市動物園」で無料上演させていただくことになりました


(Photo by SENA 2017'5月上演「動物園オーケストラ!」より)

『どうぶつえんものがたり』とは

架空の動物園(あおきどうぶつえん)が舞台の、5話からなる少し不思議な物語です。どのお話も、魅力的な動物たちを通して、人と人のつながりを描いています。
①世界的な歌手と飼育員とチンパンジーをめぐる夫婦の物語「良き夫婦の日」
②動物園に住むことになった園長夫妻の愛しい人生「私の恋した青木さん」
③羊のふれあい広場を担当する飼育員と洋装店の主人の恋物語「はるこ」
④はるこの娘あきちゃんが体験する動物たちとの夜のセレモニー「星」
⑤ホワイトタイガーと鈴子さんと流星群の奇跡の物語「動物園オーケストラ」
この中から今回は「私の恋した青木さん」をお送りします!



◾️プロジェクトの背景

場所と物語がであうことで生み出される「素敵な不思議」
幼い頃、どんなものにも素敵な不思議が隠れていると思っていました。押し入れの奥にはトンネルがあって、見たことのない世界へ通じていたり、目に見えるものだけが、全てではありませんでした。
READINGや演劇は、目にみえないものを言葉にして、音楽にして、イメージの世界へと連れてってくれます。今回の舞台は京都市動物園。動物園と物語が出会うからこそ生まれる「素敵な不思議」をみなさんにお届けしたいと思っています。


(photo by Shuhei Sakai 2016年11月公演「LAND」より)

◾️スペシャルでお送りします。

京都市動物園でのスペシャルバージョンでお届けする今作。ウミネコ楽団さんの生演奏とともにお送りします。公演の中に挿入歌のパフォーマンスも!

【ウミネコ楽団】…アコーディオンとコントラバスのハイブリット・インストゥルメンタル・ユニット。懐かしく、せつなく、暖かなメロディです。動画にてご紹介いたします。

歌声で彩ります

【inori】…個性豊かなキャラクターと、濁りが無く透き通る歌声に老若男女問わず絶大な人気を集め、現在は舞台女優とJ-POPのシンガーの両輪で活動中。

 

観劇後には飼育員さんとのトークショーを

(Photo by SENA 2017'5月上演「動物園オーケストラ!」より)
「フィクション」と「ほんとう」の間をいったりきたりしながら、「ひと」と「どうぶつたち」のお話しをお伺いします。お芝居の後、動物園により親しみをもって、いろんな想像をしながら園内を歩いてくだされば嬉しいな、と思っています。

 

◾️資金の使い道

京都市動物園は公的な施設のため、チケットの販売等をすることができません。ご支援頂いた資金は、本公演の制作費として大切に使わせて頂きます。
・チラシ印刷費
・俳優の出演料
・音楽の演奏料
・技術スタッフへの謝金
・運搬費用
これらをご支援頂くことで、今作品に関わるプロフェッショナルな表現者/技術者を守ることができ、次の動物園での上演、また、百貨店や美術館など劇場と呼ばれていない場所での公演への足がけになります。ぜひ、ご支援いただけますようお願い致します!

 

◾️最後に
どうぶつえんのものがたり

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
ユリイカ百貨店をしています中杉と申します。脚本と演出、企画などをしています。この作品を、本当の動物園さんで上演することは、2013年の初演時からのひとつの夢でした。

私はいま、子育てをしながら演劇作品を作っています。演劇は、とってもとても素敵な文化なのですが、どうしてだか、「演劇?そこだけは行ったことないな」と言われます。お客様を劇場にお連れしなければ、「演劇の素敵」をお伝えできないと、もどかしく感じてきました。だったら、こちらから、飛び出そう、お客様のところへいこう!と考えました。それから、自分の子供達に誇れる仕事をしたい、と思いました。

一昨年に改装を終えてグランドオープンした京都市動物園。そこにいる象の美都さんは、1979年に動物園にやってきました。私が生まれた年にやってきた象です。2013年の『どうぶつえんものがたり』初演時は、改装前の園舎のなかで、一頭だけでしたが、いまは、たくさんの若い象に囲まれて暮らしています。父と母が幼い私の手をひいて、見せてくれた美都さんを、母になった私が、子どもたちの手を握り見上げています。動物園は、故郷のようです。 

そう思ったとたん、物語が出てきました。今で5話ぶんあります。様々な姿をもつ命が、集まり暮らす動物園は調べれば調べるほど興味深く、そのまま、奥深いドラマとして存在していました。 

作家として、物語の起源の場所で上演できることはとっても嬉しいことです。きっとお客様の心にキラキラと輝く、懐かしい気持ちをお渡しできるのではないかな、と思っています。

動物園で公演したい、という願いにご協力くださった京都市動物園さんに感謝しています。動物園のお客様が演劇と出会うこと。演劇を愛するお客様が(もしかしたら久しぶりに)動物園に来ること。演劇が、人と場所を結びつける、しあわせな瞬間を見たいと思っています。
 
子育ても創作も、家族や友人にくるまれながら、ともにある毎日を過ごしています。動物園や演劇・アートも、街にくるまれながら、ともにあれればいいなと思っています。

これからも、様々な場所で物語を上演していけたらと思っています。その第一歩にご支援頂けますと嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。 

 

◾️公演情報

日時/2017年7月9日(日) 11:00- / 13:00-
会場/京都市動物園・レクチャールーム
料金/無料※入園料は必要です!
URL/ユリイカ百貨店website 
  http://www.yuriikahyakkaten.com
  京都市動物園website 
  http://www5.city.kyoto.jp/zoo/

  

俳優は、友井田亮さん、中村こず恵さんでお送りします。ぜひご来園ください!

▼これまでの活動
2001'-2009' 年に数回の本公演を行う。毎公演動員300-700名
2009'-2013'育休
2013' 本作「どうぶつえんものがたり」で活動再開
2014' 大大阪舞台博覧会参加作品「BALLON」/ 月のテントの夏祭り
2015' 「どうぶつえんものがたり」を再演
2016' 10th Stage 「MOON」上演
2017'  八尾プリズムホール主催事業「めでたき日々のファッションショー」総合演出、
    ロームシアター京都一周年事業プレイ!パーク「BACK STAGE TRAVELING!」構成/演出
    ほか、ファミリーワークショップ「DRESS !」、フェスティバル企画など多数

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