▼はじめに・ご挨拶

 徳島県那賀町木沢で「ゲストハウス杉の子」を営む、桑高と申します。(写真:右)
 新潟県で中山間地支援の仕事をしていましたが縁あって徳島県に移住して8年目。
 若旦那42才・若女将83才という異色コンビで1組限定の古民家宿を運営しています。


▼このプロジェクトで実現したいこと

 高齢化率63%の地域でもし新型コロナが拡大したら…地域の方々の命が危ない。
 ボクに出来ることはヨソとの接点である【宿の休業】しかありませんでした。
 3月からの自主休業で3か月連続収入ゼロ、それでも月々の固定費はかかります。

 そこで皆様から寄せられた支援金は

 ・休業期間中の固定費補填
 ・そうざい製造&屋内キャンプ体験施設整備

 に充てたいと考えています。


▼ゲストハウス杉の子について

 棚田を望む縁側。蛙の鳴き声。
 柚子酢で握るサンマ寿司。
 五右衛門風呂の焚き木の香り。

 築150年創業4年目の宿は、東京の建築学生・地元大工らと協力し再生しました。

 ゲストハウス杉の子 Airbnbサイト

 “杉の娘” エミちゃんの作る郷土料理は、年間約200人の外国人観光客、県内外から受け入れる大学生にも愛されてきました。

▼なぜゲストハウスを作ったのか

 高知県境の人口約500人が暮らす那賀町木沢。保育園と小学校閉校の年に「地域おこし協力隊」として移住、寂しい雰囲気が漂う中で出会ったのが愛育班解散式のおばあちゃん達でした。

 『自由にお喋りする場が欲しい・唄やお菓子作りを楽しみたい 』との声に、地元小学生の愛称・杉の子をもじった『杉の娘(こ)楽校』を一緒に立ち上げました。平均年齢73才・メダカの学校事務局として、転校生役の大学生インターンを受け入れるなど多世代交流にも取り組んできました。

 杉の娘たちの手作り文化祭『杉の娘祭』は、過疎の町に笑いと笑顔を届ける名物行事となりました。この杉の娘が、ゲストハウスで料理の腕を振るうエミちゃんとの出会いでした。

 また転校生役の学生応援団「杉の子」を企画し、若者の少ない木沢に毎年受け入れてきました。
 都会にない木沢の魅力を見つけるヨソモノ・ワカモノは、存続が危ぶまれる地域の祭りにも毎年新しい風を吹かせてくれています。普段体験できない屋台運営・神輿担ぎ・ステージ出演など今や学生「杉の子」は地域にとって欠かせない存在です。

 学生「杉の子」の食事やお風呂提供に積極的に協力してくれたのが、今の若女将エミちゃんです。優しい笑顔・気遣い・心のこもった手料理は、学生のみならず僕の胃袋も満たしてくれました。
 協力隊として住民と歩んだ日々・2つのすぎのこ・エミちゃんの優しさに触れてきた出会いと積み重ねの経験が【ただいまが言える場所 ~ ゲストハウス杉の子 ~】に繋がっていきました。

 古民家宿は、東京の学生団体「空き家改修プロジェクト」と連携して1年がかりで再生。夏冬の施工合宿では大工さんら指導の下、建築学生らと一緒に古民家改修に汗を流しました。毎日のエミちゃん弁当・昼の川遊び・夜間バレー交流…学生らは瞬く間に木沢ファンになっていきました。
 そして1年のリノベーションを経て、枝垂れ桜満開の日「ゲストハウス杉の子」はオープンしました。

 ゲストハウスは『杉の娘』と『杉の子』、ナカと旅行者が交わる交流拠点です。素朴な郷土料理・手作りのおもてなしを楽しみに来て下さるお客様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そっと荷物を置き、ただいまと言える、そんなくつろげる実家のような場所でありたいと思っています。

 この大切な場所を守るため、今回クラウドファンディングに初挑戦することにいたしました。


▼資金の使い道・実施スケジュール

 この3~5月の休業・予約キャンセルで前年比で▲50万円の損失が出ています。
 3ヶ月収入が無い状態ですが、毎月の固定費で約12万円の支出があります。(光熱費・通信費・家賃・保険・スタッフ給与など)

 そこで皆様から寄せられた支援金は、以下維持費に充てたいと考えています。

 ❒3~5月の休業3か月分の固定費充当
 ❒更に長期休業した場合の固定費充当

 また目標以上の支援金が集まった場合は、以下設備投資に充てる予定です。

 ❒「そうざい製造業」取得の改修費(構造壁やシンク等の増設)
 ❒「屋内キャンプ体験施設」開設の改修費(隣接空き家の改装)

 何卒ご支援お願い申し上げます。


▼返礼品について

 本プロジェクト返礼品には休業で売り上げの落ち込んだ観光施設・町内特産品を中心に、那賀町の魅力溢れる品々、ネット対応していない品もご用意しました。ご自宅での旅気分、またふるさとの味を堪能していただければ幸いです。そして近い将来、心から旅を楽しめる時が来ましたら是非とも来町していただきたく思います。


▼おわりに

 現在、杉の娘楽校・秋祭り・学生応援団の各種事務局などを務めており、宿を守りながら地域に恩返しをし続けることが今後の町や木沢地域の元気づくり、関係人口の継続に繋がっていくと信じています。高齢化率63%の地域での地域づくり活動存続のため、何卒ご支援宜しくお願い申し上げます。

 ※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/06/27 11:59

    30日の杉の子クラファン挑戦。一昨日無事に終えることが出来ました。結果報告と致しましては【CAMPFIREからのご支援】 ・支援額:2,113,090円❶ ・支援者:219名【住民からの現金支援】 ・CAMPFIRE入金済:150,000円 ・お預かり現金支援:166,414円❷ ・現金支援の...

  • 2020/06/25 12:31

     残り約12時間の杉の子クラファン挑戦。 多くの友人知人・学生・OBOGらの応援、魅力的な返礼品を提供下さった事業者さま、そしてご支援頂いた皆様方のおかげで30日間走り続けることが出来ました。 多数の応援コメント、温かく支えて下さる気持ちにどれほど励まされたか分かりません。予想を上回るご支援に...

  • 2020/06/25 11:43

     完売の『サンマ寿司Tシャツ』の追加です!! ナチュラル色の生地に、ブラックプリント デザインは空きプロ学生の鈴木貴緒子さん ゲストハウス改修を手伝ってくれた学生の後輩、 昨年初めて木沢に来てくれた大学2年生です 『今回返礼品として【サンマ寿司Tシャツ】をデザインさせて頂きました。昨夏はじめて...

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