▼4か国語通訳の実現にご支援を!

今、日本にはたった一種類の形の学校しかありません。その学校の中で、多くの子どもたちが、いじめや激しい受験競争の中で傷つき、少なくない子が不登校やひきこもりを経験しています。

でも、世界や他のアジア太平洋地域の国々では、子どもが一人の人間として尊重され、自分のやりたいことを存分に追求し、のびのびと育つことのできる新たな学びの実践が大きく盛り上がり、拡がっています。

そんな世界の、特につながりの深いアジア・太平洋地域での自由で豊かな学びを実践している人々と交流したい、学び合いたいと、今年の8月に「アジア・太平洋フリースクール大会(APDEC)」を開催します。
既に、韓国や台湾をはじめ、海外からの参加希望者は100名近くに上っています!

しかし、未だ運営資金が足りていません。特に多様な国々・地域の人々が深く交流しあうために必要不可欠な多言語通訳の費用を集めています。ご賛同いただけましたら、ご協力お願いします!

▼TOKYO APDECを開催したい理由・その意義

こんにちは。都内の大学で学生をしています。長畑洋といいます。

僕は今回、日本のフリースクールに関わる多くの仲間たちと共に、アジア太平洋地域のフリースクールの人々が集う国際大会を開催したいと思っています。

それには、とても切実な理由があります。

僕は中学でいじめをうけ、学校の厳しく狭い制度に自分を合わせることに消耗して、不登校を経験しました。それは自分が一人の人間として尊重されない、「自分であることができない」とてもつらい経験でした。その後も定時制高校を経て大学に進学したのですが、いじめや不登校で得た傷によって自分に自信がもてず、将来も決まらずつらい日々を過ごしていました。

そんな時に、僕は、僕のようにいじめや不登校を経験した子どもたちがいるフリースクールやデモクラティック大学のシューレ大学と出会いました。そこでは、子ども・若者たち自身が既存とは違う学びをつくろうとしていました。そのつながりからさらに僕は、海外のフリースクールの子ども、若者たちと出会いました。台湾で開催されたアジア・太平洋地域のフリースクールやホームエデュケーション関係の人々が集い、交流し学び合う国際大会(APDEC)に参加し、大会を運営していた台湾のフリースクール出身の若者たちと交流したのです。

彼らはすごくキラキラしていました。自分のやりたいことを自分で考えて見つけ、まっすぐに追求して、学んでいたし、多くの仲間たちや世界の人々とつながりながら、国際大会まで主催していたのです。 

そんなふうに彼らが存分に生きられていたのは、既存の学校制度に縛られず、学ぶ子ども・若者を一人の人間として尊重し、その人たちを中心にした学びが社会的にも認められ、その中でのびのびと育っていたからでした。まさに、自分と他者を尊重しながら、自分だけの生き方をつくっていたのです

日本の中では一般的に「教育=文科省認可の学校」とされ、そのルート以外では生きていけないかのような空気は、いまだに根強くあります。

既存の学校に行かなくなると、時に人間性を否定されるような態度を他者から受けることがあったり、自己肯定感を持ちづらく、学ぶ機会も得にくい、ということもあります。

そんな日本社会の中で、僕は今、フリースクールを通して出会ったシューレ大学に通っています。そこは既存の制度や枠組みにとらわれず、フリースクールのように自分にあった学びや生き方そのものを創っていこうとしている世界でも珍しい大学です。僕は、そこでいろんな表現活動や社会についての学びを通して、自分の傷から解放され、僕にあった僕だけの生き方を模索できています。

  

でも、そんなフリースクール的な学びのあり方はまだまだ十分には広がっていません。今でもたった一種類の学校の形に合わせることに苦しみ、クラスの中でいじめられて傷つき、つらい思いをしている子どもは全国にたくさんいます。僕はそんな思いをする子ども・若者が少しでも減ってほしい。一人の人間として尊重され、自分にあった学びを追求できる機会が広がってほしいと、今、強く思っています。 

そこで、僕はアジア太平洋地域のフリースクール国際大会を開いて、他の国々でなされている新しい学びをつくる試みを互いに共有し合い、子ども中心の学びの中でキラキラ輝いている人たちともっと交流し、学びあいたいと思いました。そして、その輪を国内外に拡げていきたいと強く思います。

そうした世界の仲間たちとのつながりを深め、協力し合える関係をつくって、日本でのフリースクールの活動をもっと豊かに、盛り上げていきたい。僕のようにいじめにあったり、学校に合わなかったりして苦しむ子が少しでも減るような、それぞれの人が尊重され、活き活きと自分の生き方を模索できる社会を創っていきたいのです。

また、今年のAPDEC日本大会は、世界でも類を見ないデモクラティック大学「シューレ大学」の学生・OBOG、スタッフを中心とした実行委員が企画を進めています。僕もその一員である実行委員の若者たちの多くは、不登校・ひきこもりを経験しています。そんな若者たちの熱い思いがこもった大会になると思っています。

折しも、2016年12月、不登校・学校外(フリースクール等)・夜間中学での多様な学びを応援する「教育機会確保法」が成立し、日本でも「教育の在り方」への注目は高まっています。

このAPDECで、「学び」についてのたくさんのヒントを得て、また日本のフリースクールの実践や社会状況を伝え、共に過ごし経験を共有することが、日本でより豊かな社会を形成するための地道な一歩だと考えます。

どうか、このAPDEC(アジア太平洋フリースクール大会)の開催を応援してください!そして関心がある方にはぜひご参加いただければうれしいです!

■運営資金を集めています!

特に通訳費用(日中韓英)を必要としています。
世界中で実践されているデモクラティック教育・フリースクールの自由で豊かな学びを日本のみなさんと深くシェアするには、多言語通訳の存在が必要不可欠です。
日本、そしてアジア太平洋地域すべての子ども・若者たちの新たな学びにとって大きな意味のあるこの大会開催のため、どうかご支援よろしくお願いいたします!

■支援は3,000円から

ご支援いただいた方には、大会の様子のフォトブックデータや、APDECオリジナルグッズ(手ぬぐい、バッジなど)をお送りいたします。(グッズ無しのコースもございます)

■コンビニ支払いできます

クレジットカード・コンビニ・Pay-easyなどでお支払い可能です。

 



●フリースクールがこの夏、東京に大集合
 世界に広がる民主教育の波を体感しよう‼️●

【APDEC(アジア太平洋フリースクール大会) in東京 2017.8.1-5】

世界で広がる「子ども中心の学び」のムーブメントに触れられる5日間です

   

■基調講演
日本・韓国・インド・オーストラリア・イスラエル・イギリス
デモクラティック教育を牽引する関係者が、日替わりで登壇!

ヘンリー・レッドヘッド(イギリス) 「デモクラティックスクールにおける自由」
アムクタ・マハバトラ(インド)「インドのデモクラティック・エデュケーション」
金敬玉(韓国)「韓国のデモクラティックエデュケーションとネットワーク」
ヤコブ・ヘクト(イスラエル)「これからのデモクラティックエデュケーション」

≪多言語同時通訳を予定しています≫

■ワークショップ
●ディスカッション、プレゼン、体験型、アクティビティなど、多彩な形式です
●各国のフリースクール・デモクラティックスクールの実践について、様々な角度から知ることが出来ます
●海外の参加者による持ち込み企画もお楽しみに!
●白熱した議論や交流から自然発生的に生まれるワークショップもあるのが、APDECの醍醐味です!

■展示ブース
各フリースクール・デモクラティックスクールを紹介!

【ご参加申込みも受付中!】

第2回APDEC・アジア・太平洋フリースクール大会
2017年8月1日(火)~8月5日(土) 
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)

主催NPO法人フリースクール全国ネットワーク

▼ホームページ 第2回APDEC・アジア・太平洋フリースクール大会
http://2017.apdec.org/jp/

  • 2017/08/17 15:27

    8月1日~5日に開催されたAPDEC(アジア・太平洋フリースクール大会)は、たくさんの方からの目標金額を上回るご支援により、日中韓英4か国語の通訳を実現することができました。 TOKYO APDECには、約15か国から、総勢約500人の参加者が、代々木のオリンピックセンターに集まりました...

  • 2017/08/17 15:19

    8月1日~5日に開催されたAPDEC(アジア・太平洋フリースクール大会)は、たくさんの方からの目標金額を上回るご支援により、日中韓英4か国語の通訳を実現することができました。 TOKYO APDECには、約15か国から、総勢約500人の参加者が、代々木のオリンピックセンターに集まりました...

  • 2017/07/16 11:59

      先日、ご支援いただいた方にリターンを発送いたしました!お送りしたオリジナルグッズは、この大会のために実行委員が企画・デザインしたものです。ご支援者様おひとりおひとりを想像したり思い浮かべながら、喜んでいただけることを願いながら、発送準備をさせていただきました。万が一不具合がございましたら...

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